はじめまして。 趣味で細々と小説を書いておりましたがこの度書籍化が決まりました。 少しでも楽しんでいただけるよう頑張りますのでよろしくお願いします! 【書籍化作品】 作品:【両親の借金を肩代わりする条件は日本一可愛い女子高生と一緒に暮らすことでした。】 レーベル:富士見ファンタジア文庫様 イラストレーター:kakao様 1~5巻好評発売中! 何卒宜しくお願いいたします!
春は素晴らしい。 鼻孔をくすぐる沈丁花の香りに弾む君の笑顔を、桜が讃える。 夏が待ち遠しい。 僕の名を呼ぶ君の声に、蝉時雨も蚊帳の外へと消える。 秋が待ちきれない。茜色の空を眺める君は灯火のように儚く、美しい。 冬は 「お前、何気持ち悪い文章書いてんの?」 はんじょう!? え、どうして?いつの間に? 「いや、ここ楽屋だろ。台本読んでんのかと思ったら気持ち悪りぃ。春だの夏だの、お前引きこもってるから分かんねえだろ。」 はんじょう、それは文学に対する冒涜だよ。 「好きな子でも出来たのかよ。」 そ、それは。 「まぁいいや。ほら、リハーサルの時間だから行くぞ。」 楽屋から去る背中に言葉は出ず、溜め息と共に紙は丸めて窓から投げ捨てた。 春風に乗り紙屑は青空を舞う。 2人の恋の行方は、捨てられた紙屑はどこへ向かうのか。 おにやの本当の気持ちを唯一知る紙屑にもその行方は分からない。 冬は忘れない。はんじょう、君が産まれた季節だ。
巨乳なヒロインが好き、爆乳も好きなものです。
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