別所の掲載に大幅に書き足しつつも、到着点は似たような形に。卒業後の進路については、カクヨム版では改めて、高校進学させようか、あるいは主人と恋仲にしようか──とか、再度悩んだのですが、最終的にはやはりキララにとっては彼は「大切な主(あるじ)であると同時に、大好きな義父(おとうさま)でもある」という感じに落ち着きました。
※この辺、ちょっとキララの前身たる俊明の生い立ちもからんでいます。
ちなみに、現在のキララは半分生身なので、大体普通の人間の半分弱程度のスピードで成長/老化します。今(卒業時)の外見が、13、4歳なので、あと十数年経ったら二十歳前後の大人のレディになるかと。
秦広的には、義娘には(多少長寿でも)普通の生を全うしてほしいと願っているのです(割とこっちも子煩悩)が、肝心の娘の方は、長き時を生きる(あるいは不老不死の)父に寄り添うべく、捨虫の法の習得を目指すかもしれません。
また、本作はいったん完結はしたものの、著者としては、後日談的掌編や在学中のエピソードなども気が向けば載せていくことも考えてはいます。
※7/15 キララ20歳時のイメージ絵が↓こちらになります