文字のない、読めない物語。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
現在、中東情勢の悪化に伴い、インクが手に入らなくなる「インクショック」が各所で広がっています。
本作は、この由々しき事態をカクヨムの作品として表現できないかと考えた、ちょっとした挑戦です。
インク不足で業務が止まってしまう企業も出ている今、その影響は当然、私たちの愛する「本」や執筆活動にも直結してきます。
この危機感を形にしたいという突然のひらめきから、本作は生まれました。
そして何より驚いたのは、文字を持たないこの作品を、カクヨムが受け入れてくれたことです。
「まさか投稿できるとは!」
と、カクヨムが持つ表現への寛容さに、まったく新しい一面を見た思いがしました。
インクがないから読めないのか、それとも最初から何も書かれていないのか。その答えは、読んで(見て)くださった皆様にお任せします。
物書きにとって、インクがなくなることは本当に困ります。それだけでなく、これまで人類がインクによって文化や科学の歴史を後世に残してきたことを思えば、その手段が消えてしまうのは正直とても恐ろしいことです。
一日も早く戦争が終わり、世界に平和が訪れること。そして、誰もが自由に言葉を記せる日が来ることを、心より祈っています。