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カリナーレ後書き

「侯爵令嬢カリナーレは庶民に戻りたい。王太子妃なんてまっぴらごめんです!」完結しました。連載中の応援ありがとうございました。

二つ名の連載が終了し、ちょっと草臥れたので楽しいお話が書きたくなって、軽い気持ちで書き始めたのですが、やはり物語は簡単ではありませんね。どうしてこうなった?

カリナーレ視点は一気に楽しく書けたのですが、どうしてもそれでは説明不足で私が納得出来なかったので、王太子視点と他二つを追加してしまいました。そこがちょっと難しかったです。苦労しましたが作者的には書いた甲斐はあったかなと思います。やはり複数視点で物語を立体化するのが私は好きです。

庶民が王族と結婚する、というパターンを色々考えていて、今回のパターンはちょっと無理矢理でした。カーリンとアンドリュースの交流をもっと書きたかったのですが、王太子殿下がすぐにカーリンを奪ってしまって少し不満足ですね。恋愛ものだから仕方が無いのですが。

登場人物が真面目で堅物ばかりで破天荒な人がいないと難しいですね。やはり私はヒロインがぐいぐい引っ張るような作品が書き易いようです。長編はそうしないとなかなか書き切りません。でも、そういう作品ばかり書いていても飽きるので、これからもこういう中編は書いて行こうと思います。

ご愛読ありがとうございました。次回作にご期待下さい。

どれと「私をそんな二つ名で呼ばないで下さい!」と「貧乏騎士に嫁入りしたはずが!」書籍版が好評発売中です。今作を気に入って頂けたら是非お買い上げくださいませ。よろしくお願い致します。

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