秋月カナリア

それぞれが自分が死んだ日について語る連作短編「On the Day I Died」からの一編。

図書室に現れる白い手首。 瞬きをしたり、他に気を取られたりすればすぐにでも消えてしまうその手に、魅了された先輩。

小学生の理玖は、神社で青年・トオルと出会う。 交流するうちに、彼が吸血鬼であるとわかった理玖は、真夜中の神社でトオルと謎の人物との戦闘に巻き込まれる。 負傷した理玖にトオルは血を…

恋をしていたらしい友人が消えた。 彼女を探すうちに、廃校で行われているイベントへと参加するようになった私は、知らないうちに人間ではなくなっていた。 注意　「いつか忘れる空」の恭…

出来るだけ楽をして生きるはずだった私は、気づいたときには警察の特殊な部署に配属されていた。 その部署は人ならざる者に関係するもので……。 『いつか忘れる空』の桔梗パートを抜き…

夜、ウォーキングをしている途中で女性の幽霊を見た。 眺めていると、同じように幽霊を見ている男性に気づく。 彼が言うには、その幽霊は彼の妻らしいのだが…。

　強い感情をともなった記憶は、その場所や物にとどまることがある。 　そしてその記憶は、ときとして、他人の目に映ることがある。 　「私」は不思議な力を持つ青年に依頼し、死んでしまっ…

赤いきつねと緑のたぬきに不思議な香味油をかけてタイムトラベルをしようとした博士と助手だったが…。

夏祭りの夜。 十年前の行方不明事件以来、いなくなった子供を探すために毎年行われるかくれんぼ。 そのかくれんぼの最中、僕は見知らぬ少年と出会った。 少年は事件の推理を僕に話すけれど…

強い感情をともなった記憶は、その場所や物にとどまることがある。 そしてその記憶は、ときとして、他人の目に映ることがある。 「私」は、チカにもう一度会うために、チカの記憶を探すこと…

それぞれ独立したお話です。 これまでの短編をまとめて読みたい方用。