蓼川藍

くに‐まぎ【国覓】 〘 名詞 〙 住むのに適するよい国土をさがして歩くこと。 神が鎮座すべきよい土地を探し求めること。 町の宿屋で女将の娘として働くカコは、ある日の夜中、宿の戸…

一生付き合っていかなければならない病気を持っていることが発覚したのをきっかけに、自分を落ちこぼれだと判断した真渕響は、深夜のコンビニで働くことだけで日々を消化していた。そんな中、…

ダンジョン踏破者には莫大な富と『力』が与えられる。 そんな常識が浸透したこの世界では、数々のダンジョンが一切の兆しなく現れ、攻略された先から霧散する。 王都の城内に突如として現れ…

「私」の大学時代からの先輩は、小手先のマジックだけを処世術としている。 ある日、公園で一人泣いている少年を見つけた先輩は自分のことを「魔法使い」だと言って──

家賃滞納の末に住む家を失った無職の青年・鴉修治は、最低限の衣食住を確保するため、成功させる気のない宝石強盗を決行する。警察に通報されることを目的とした犯行だったが、途中で乱入して…