続きを書き始めました。
11月以降、ある程度書き溜めてから公開していくつもりです。
第二章は、題名を少しだけ変え『選ばれたあとも、選ばなかったあとも。』としました。第一章と並べて見ていただけると分かるかと思いますが、「選んだ」が「選ばれた」に、「選ばれなかった」が「選ばなかった」に、言葉はほとんど同じまま、向きだけを入れ替えました。
第一章は、誰かを選ぶこと、そして選ばれないことの物語でした。では、選ばれたあとはどうなるのか。思いが通じたら、それで物語は終わるのか。第二章は、そこから始まります。
時間は、第一章の終わりから少しだけ進みます。朔が中学三年になった初夏から、高校一年の終わりまで。中学最後の一年と、高校最初の一年を書くつもりです。
第一章では、ひかり・朔・千夏の三人が物語の中心でした。第二章では、もう少し視野を広げつつ、それぞれの「そのあと」を並べて描いていきます。内容にはこれ以上触れませんが、第一章で何気なく置いた場面のいくつかが、第二章で別の意味を帯びることになるはずです。
第一章の後記で、前半の長さについての迷いを書きました。あの迷いは、今も解けたわけではありません。ただ、書き終えてみて分かったこともあります。何でもない日常を積み重ねたからこそ、最後の数話で、その日常が別の顔を見せてくれた気がします。第二章でも、その書き方を手放すつもりはありません。もっとも、同じ速度で書けば、また同じ迷いを抱えることになります。今回は物語の動き出しを、前作より少し早めにしたいと思っています。
第一章を書き始めたときより、今のほうが登場人物のことがよく分かる気がしています。設計の段階で、こちらの予定にない動き方をしたことが何度かありました。ある二人の行く末は、プロットを詰めている最中に、ほとんど勝手に決まってしまいました。創作でよく言われる「キャラが勝手に動く」感覚を味わえるとは思っていませんでした。
第一章を読んでくださった方にも、ここから読み始める方にも、楽しんでいただけるように書いていきます。第一章はこちらです。『選んだあとも、選ばれなかったあとも。』 (https://kakuyomu.jp/works/11054822663302359823)
選ばれたあとの彼らの物語に、もう少しお付き合いいただければ幸いです。
※イラストは、第二章の始まりの時点の女の子たちを、チャッピーくんにゆるく描いてもらいました。左から、高等部二年の澪とひかり、中等部三年の千夏と望、そしてまだ小学六年生の結です。ジャケットを羽織った高等部組と、ジャンパースカートだけの中等部組、そして初等部と、学年の差がそのまま並んでいます。表情は全員それなりに「らしい」顔をしている気がします。