ノア・ウィザード
年齢 15歳(のちに判明)
身長 160cm
体重 54kg
趣味 家庭菜園 工作 トレーニング
好きなもの 花
本作の主人公。
イタリア領、地中海に浮かぶ人工島バースに暮らしていたが、その正体はこの世界とは違う世界で生まれた少年。寒い雨の日に島の中央にある森の中である夫婦に見つけられ、育て上げられた。
父は大工で、母は雑貨屋を営んでおり、父の大工業は国からの依頼を受けるほど成功しているが、母の雑貨屋は客のことを考えすぎた極端な営業によって常に赤字を叩き出している。
ノアはこの夫婦に育てられた記憶しかなく、この名前も父につけられたもの。しかしファンタジー感あふれるこの名前と、首筋に刻まれた3点の刺し傷の跡と右腕に広がる謎のミミズ腫れのような痣を持つことから島民たちから奇異の目を向けられ、孤独な生活を送っていた。
特に同級生からのいじめは激しく、耐え忍ぶ日々を続けていたが、母を侮辱されたことにより自身の拳が割れるほど相手を殴り、大怪我をさせたことで退学することとなった。
それ以来は無気力な日々を送っていたが、ノアの家の横に住む姉貴分であるエレナが島を出て働くと聞き、ノアは母をサポートしていつかまたエレナに店に来てもらえるよう頑張ろうと決意する。
その一年後にローベンと出会い、度々店を訪れる彼と友達になる。そして2000年の8月のある日、ノアはローベンが魔法使いであるということ、そして自身がこの世界ではない世界で生まれた存在で、その世界の王族であるということを知る。
なぜ自分はこの世界に来たのか。本当の自分は誰なのか。それを知るために彼は友と世界を飛び越えた──。
容姿
朱色がかった茶髪で童顔。小柄な体にコンプレックスを持つが日々のトレーニングと父の大工業の手伝いによってそこそこ鍛えられた体を持つ。
首元に鋭いもので刺されたような3点の傷と右腕に刻まれた赤っぽいミミズ腫れのような痣を持つことが特徴。