人物、設定、オチがある程度固まってきたのでプロットへ着手。
今回、難航しているのは、オチよりも寧ろ、そこへ至るまでの序盤~中盤のプロットだったりします。
その為、結末から遡って考えている訳ですが……。
それでタイトルに書いた収集要素の話です。
例えば、ラスボスへの挑戦権を得る過程として「四つのオーブを集める」ようなものにしようかと、目下悩んでいます。
正直な所、今まで否定寄りに考えていた要素で、自作品でも敬遠しておりました。
ただ、あらゆる表現は頭ごなしに否定するべきではないと言うモットーに立ち返って、再考してみようとも考えました。
真っ先に思い付くメリットとしては「四つ集めたら必ず物語に明確な進展がある」約束が出来る事でしょうか。
これは物語の進行具合の可視化にもなり、むしろマンネリを防止するのに使えるとも言えます。
ゲームなどでこの手法が「お使いイベント」と嫌われやすいのは、集める過程に変化が乏しい場合かも知れません。
色違いのオーブを四つ集める、に留まっているとダレるのは勿論、一つ一つのエピソードが「村長からクエストを受けて、言われた通りにクリアして報酬ゲット」と言うものでは、やはり何もエピソードが無いのと同じです。
収集の過程一つ一つがオンリーワンの名シーンであること、そして、収集エピソード同士やその先のクライマックスに対し、関連性や連続性、必然性がちゃんとしている事でしょうか。
例えば、手持ちのオーブが増えるごとに所有者の健康が蝕まれて行くと……集めきった後への期待に深みも出るでしょう。
この方向性にするか否かも含め、もう少し迷うことにします。