近況ノートのタイトルに書いてある通り、ここにはわたしの独り言。どうでもいい戯言を書いておくことにする。
ここに書かれている内容は期待するだけ無駄だと思ってほしい。わたしの独り言を最後まで読む人間が居るとは思えないが、チラシの裏なのだから問題はないのだろう。
さて、わたしの言葉を改めて残すと決めたのは、小説を執筆する中で『あとがき』というモノに触れてこなかったからだ。
本編に干渉せず、作者の言葉を残せる場所。魅力的ではあるが、わたしの場合は自身の言葉が自分の作品には不要であると考えてしまった。
ここでなら、心置きなく意味の無い言葉を吐くことが許されるのだろう。わたしはわたしの言葉で自分が生み出した作品を乱したくない。ただ、それだけの話だ。
つまらない言い訳をしたところで。こんな独り言をつぶやく暇があるなら少しでも執筆をするべきだと思っている。
なら、何故、ここまで文章を書いているのか。
きっと、この文章を書いているわたしは疲れているのだろう。普通に生きているつもりが、わたしの心は少しづつ削れ、多くの不安を抱きながら生活を送っている。
そんな中で小説を書くことはわたしにとって、癒しであり、わたしという人間を世界に繋ぎ止める為には必要なことだ。
自分を見失わずに済む方法。というは少しばかりおおげさな表現だろうな。わたしのやっていることは、現実逃避とも捉えることが出来るが、小説を書くことは素晴らしいことだ。
わたしの望んだ物語が作り出すことが出来る。一度は頭に思い描いた光景を文字として残せる。そしていつでも読み返すことが出来るのだから。
これは独り言とは少し違う気もするが、わたしの口にする戯言としてなら問題はないだろう。
わたしはあまり自分を語るのは得意ではない。
過去は今のわたしを形作っているが、忘れたい記憶の方が多い。だからか、わたしの言葉を残すことはあまり好きじゃない。
もしかしたら、この独り言も誰の目に触れることもなく消えるのかもしれない。ちょっとした気の迷いだと未来のわたしが呆れてしまう可能性もある。
ただ、自分の考え方を文字として残すのも大切なことだと思っている。でなければ、わたしの頭の中で折り重なった、いくつものわたしが、自分を見失わせてくる。
本当の自分なんて、初めから存在しない。
ただ、ここまでの文章はわたしが一度は考えた言葉であることは間違いない。わたしがわたしの言葉で残した文字だ。
さて、独り言に終わりがあるとは思わないが、これ以上は目的を見失ってまう。このノート。チラシの裏にはわたしの言葉、それと小説に対する考え方というものを書いておくことにした。
誰かの言葉を借りなければ、独り言も吐き出せない人間のちょっとした戯言はここで終わりとしよう。
次回が無いことを願いながら。