六

現代を舞台とした掌編の詰め合わせです。各エピソードに関連はありません。 お題提供サイト等から、またはリクエストされたお題の場合は最後に記載してあります。

一次創作小説を書いている螢田は、自分のファンだという一ノ瀬が少し苦手だ。彼女の感想を喜べない罪悪感と、忘れられない女性への思いを持て余しながら、まとわりついて懐いてくる一ノ瀬と会…

宇宙歴XX年、色々あって「地球名物といえば蜂蜜ピザだよね」ということになった。そんな宇宙で、ある異星人は「地球名物・寿司のヤマザキ」という店を訪れる。

朝日輝く中、彼女は死体を引きずる男性を目撃し、そして無視した。そして、そして……彼女は何を見たのか。なにが彼女を変えたのか。

あたしたちは手紙魔だ。引っ越してから数か月がたった今も、あたしとユキはお互いのことをなんだって知っている――はずだった。

おしゃれで見栄っ張りだった祖母は、死化粧に使う化粧品を指定していた。私は葬式の手配に追われる伯母に、その化粧品を探してくるよう頼まれる。