【第2回めちゃコミック×LScomic×カクヨム漫画原作コンテスト】の【王道恋愛】部門で、
新作『筆が結ぶ契約婚~百貨店社長は名もない筆耕係を溺愛する~』を投稿いたしました。
▶ 新作『筆が結ぶ契約婚』: https://kakuyomu.jp/works/822139843947497573
大正時代、呉服屋から百貨店へと生まれ変わろうとする老舗を舞台に、
「名前を呼ばれない筆耕係」と「冷徹な若社長」の契約結婚から始まる恋物語です。
ガス灯が電灯に変わりゆく、時代の転換期。
「字」を通じて繋がる二人の関係を描きました。
拙作『男装の郵便小姓』に続き、お手紙にまつわるお仕事が題材になりますが、今回はコンテストの趣旨に合わせてお仕事要素よりも恋愛要素を強めにしてみました。
また、私のちょっとしたこだわりである香り描写も登場いたします。
全6話、約14,500字を一挙投稿済みです。
お読みいただけたら嬉しいです。
◇ ◆ ◇
ここから少しだけ、軽いネタバレありの制作裏話とあとがきです。
ファンタジー世界と違い、現実の時代を真正面から描くのは今回が初めてでした。
この数年後にはあれが、もう少しするとこれが……と、つい未来の影がちらついて調べ物はなかなか大変。けれど、調べれば調べるほど面白い時代ですね、大正って。
本作で意識したのは、1921年前後の空気感。
たとえば皇太子のヨーロッパ歴訪が話題となり、銀座にモダンな建物が増え、女性の政治参加をめぐる運動も力を増していく——そんな「古い時代」と「新しい時代」の狭間を、物語のテーマにしてみました。
調べてみると、この頃すでにプッチーニの「蝶々夫人」が日本でも上映されていた、という話もあり驚きです。
昔から皆様好きだったのですねえ、契約結婚。
さらに、1921年9月の東京の平均気温が21度だったことにもびっくりしました。今と大違いですね。
また、一人称で書くのも初めてだったかもしれません。
漫画原作コンテストということで、文学的な地の文より読みやすさを重視してみました。自分の中の引き出しを増やそうという試みでもあったりします。
カクヨムコン11もあと少しですね。
みなさまの作品がどんどん完結して、嬉しいような寂しいような……
完結済みの拙作、『男装の郵便小姓』、今まさにクライマックスの『電子楓橋』も、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
▶ 『男装の郵便小姓』: https://kakuyomu.jp/works/822139841556243950
▶ 『電子楓橋』: https://kakuyomu.jp/works/822139842129093084