タイトル:元・天才ピッチャー、転生後は俺だけ表示されるスキルとステータスで野球無双
著者:猫又ノ猫助
レビュー内容:
ほぼタイトル詐欺。
スキルやステータスといったアイデアは悪くないのだが、元天才ピッチャーとは名ばかりで、主人公はスクリューという歴史ある球種の名前すら聞いたことがない。その一方でジャイロカッター(ジャイロボールではなくわざわざカッターと限定)などというマイナーな球種が持ち球だったという。あまりにもチグハグである。
ナックルボールを投げる投手がいるのは構わないが、プロ(MLB含む)の正捕手でも捕るのが難しいそれを決め球にしているのは、補逸・振り逃げといったルールを把握していないとしか思えず、現実感に乏しい。
プロアマ規定も知らないのか現役選手が主人公を指導してしまっている。一応、平行世界のようなものなのでいくつかの規定は異なると説明文はあるが、あくまでもプレイするのに支障はないといった書き方であり、指導の規定を指しているとは思えない。私よりも前に他の方から指摘されているが無視している。
典型的な調査不足である……というよりは、本質的には野球に興味がないのだろう。「(自分は)楽しいから」という理由で書いているに過ぎず、そのためなら野球というスポーツをいくら虚仮にしても構わない、そういうスタンスではないのかと邪推してしまうレベルだ。
ちょっと厳しい指摘をしたら簡単にブロックされてしまった。いや、ブロックは構わないのだ。それは著者に与えられた権利なので、それを行使することを批判するつもりは一切ない。
ただ、題材にするもの(今回であれば野球)に対しては相応のリスペクトして、例えば他の野球小説を流し読みして最低限のことは把握しておこう、といった努力をすべきだった。それを怠ったのは自分自身で、そのせいで自身にとって不快なコメント(真っ当な指摘)が来ているのであり、はっきり言って自業自得だ、というのは表明しておきたい。
以上。