二河白道

　戦国の世に、幻術遣いとして名の残る果心居士を描く。 　不義の子として生まれ、幼くして奈良興福寺に出されたよたは、法春という法名をもらう。 　その興福寺で、法春は、実の父であると…

「才能がないと創作はできないのか？」「そもそも小説とは何か？」「何がテーマになるのか？」 など、創作に関わる疑問は尽きない。 尽きない疑問に正解を出そうなんてそんなおこがましいこ…

　手前（私）どもが子どものころには、「水戸黄門」「大岡越前」「銭形平次」「遠山の金さん」「必殺仕事人」「暴れん坊将軍」など、テレビで毎日時代劇が放送されていました。 　これらの時…

The words。英語のタイトルにしてしまいましたが、日本の言葉をテーマにしたショートショート集です。ただ、ショートショートと申しましても、星新一先生のようなSFではなく、また…

小泉八雲先生の名著『耳なし芳一』。 その後、両耳に経文を書き忘れた納所の仕打ちに、琵琶を弾かなくなった耳なし様でしたが、亡くなった住持の声に再び弾じ語り始めましたところ、いくつも…

登場人物 一人目・怪談会を斡旋した、書肆（本屋）富士岡屋源平。 　　　　己の源平という名前にまつわる、母方の村に伝わる人身御供の風習を語ってもらいました。 二人目・明治時代屈指の…

　どこからでも読める時代怪奇ショートショートの一部を短く紹介。 三　髪・男に浮気をさせない女の髪は…… 四　火事場・火消しを窮地に陥れる火事場にしゃがむ女の子は…… 六　女衒（ぜ…