そんな実体験を一つ
音楽学校時代の話。
先生と、喫茶店でコーヒーを飲む機会があった。
先生が自分語りでジャニーズ系の版権で失敗したエピソードを生徒たちに披露してた。
生徒達が自分も含めて沈黙していたのも無理ない。
余りの過激な裏話だった為、相槌すら許されなかったのである。
⸺空気は最悪
そこで、自分が前に出ていった一言はこうである。
「いやーぁ。そんな大変な現場逆に燃えて来ません……」
その後、先生が一言。
「ならやってみろってんだ!」
周囲が和むかと思っての一言が、かえって印象を損ねた。
自分含め生徒は終始無言である。
最後に。先生が言う。
「楽しかったからまた来ような!」
『二度と来るか!』と、心で言った。
しかし他の生徒は意外と寛容だった。その後の飲み屋でのコメントで。
「君結構勇気だけはあるよねぇ」
含み笑いで言われたのは少し反省した二十歳の夏頃。