星守さんの近況ノートを見た方はご存じかと思いますが、守さんがOBNRをかけないということでお願いされました。
ご存じない方はご覧ください↓
https://kakuyomu.jp/users/hoshimori_0-0/news/7667601420289907985仕方ないので急遽ですが書こうと思います。
OBNR第8話
約二年前のあの日事件は起きた。
僕たちは4人はいつも待ち合わせをしてからみんなで塾に行っていたが、あの日は違った。僕と宵華以外の二人が来なかった。
塾に遅れて怒られるのも嫌だったから宵華と二人で塾に向かった。
二人で人通りの少ない道を歩いていたら
前から4,50代のおっさんが
「ねえ君たち。お菓子買ってあげるから一緒に来ない?」とありがちな誘い文句で誘拐しようとしてきた。
今ならそんなものに引っかかるわけはないがそれでも少し怖かった。
そのおっさんは強引に連れて行こうとしてきたから走って逃げた。
狭い路地だったので体の小さい僕らの方が有利だった。
でも、行ったことのない道に入ってしまって無我夢中で走っていたら僕は転んでしまった。
おっさんが僕らに追い付いてきた。
「ちょこまかと逃げやがって!」
まずい。拉致られる!
そう思った瞬間、宵華が華麗な体裁きでおっさんの頭に塾かばんを
ドンッとたたきつけた
腰を抜かしたおっさんはよろよろと痛みに悶絶しながら無様に逃げていった。
そのまま宵華が「大丈夫?」と言って僕の顔を覗き込んできた。
「ありがとう。大丈夫」
その時初めて宵華の顔を正面から見た。
黙り込んでしまうほどにきれいな顔立ちをしていた。
そうこうしていると警察官を3人引き連れて虹斗が走ってきた。
「春渡!宵華!大丈夫か!?」
「虹斗!!」と僕は叫んだ。
「なんでここに」
「昼寝してて起きたら待ち合わせ時間過ぎてから、急いで走って行ったら変なおっさんが2人を追いかけてんのが見えたから、警察連れて走ってきたんだ!」
警察官A「大丈夫!?けがはない?」
宵華「春渡がこけて・・」
警察官A「大丈夫かい?」
僕「大丈夫です」
警察官A「まだ犯人が近くにいるはずだ。追跡を!」
部下B、部下C「はい!!」
それから宵華は警察官に少しだけ怒られていた。
そんな波乱の初恋(?)を思い出しながら春渡は顔を赤くしたまま帰路に就いた。
そのころ宵華は制服から謎のボタンを取り出して眺めながら助けてくれた人を思い出していた。
「やっぱりこれどう見ても防犯ブザーだよな・・・」
後は頼んだ狼さん!!
ちゃんと与えられた任務は完了した!!
('◇')ゞ
ドヤァ(; ・`д・´)
こんなに長い近況ノート書いたの初めて。