梅雨が来た。雨がしとしと降っている。
今年はずいぶんと梅雨らしく振る舞うじゃないか、と昨年のことなどすっかり忘れた阿呆はニンマリ笑う。
おや、明日は七月だって?ハテ。おかしい。ひと月飛び越えていやしないか?
ワタちゃんを書くうちに、胸のなかが重石でいっぱいになり、このままでは心がぺちゃんこになってしまうーーと、あわてて筆を止めて。
気がつけば、七月。
我が子たち(キャラクター)と押し問答しているうちに、なかなか描き進まないわたくしが、ついに一作品を書き上げた。
奇跡だ·······感涙。ふっふっふっ。笑いが止まらん。ふっふっふっ。
ついに始まる「ナツガタリ ときめく小説」
鈴原はノリと勢いで挑戦します。行け!我が子たち!
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タイトル:白蕾の揺り籠、赫日(せきじつ)の風
ストーリー:
たましいのみなもと、胎花《ウルグ》。それは女神ウマイ・モモに力を与えられし8人の巫女《ベルシ》のみが咲かせることのできる奇跡の花。
ある日、アイベクは巫女《ベルシ》トミリスの身代わりを命じられる。神官長《ハティーブ》いわく、トミリスは神殿を出奔し、行方知れず。
アイベクはしぶしぶ神官長の命令を引き受けるが····。