昨日、急きょ子供のバイトが休みになって
「クルマの中古パーツ見に行こうや!」
とゆー話になりました。
昼飯食って、さあ出発だ!
近頃一緒にどっか行くときは、自ら運転してくれるので大助かり。
これっち…昼間っからビール(ニセモノ)飲んでもいーっちゃないと?
そんなクズな気分になってきます。
中古パーツ屋に行くのなら、ついでに中古釣具屋にも行こうじゃないか!ってな話になって、立ち寄ったところ…。
一番ボロいリールを置いてあるラックの最上段。
ひときわ目立つ金色のリールがありました。
クローズドフェイスリール。
進化に取り残され、忘れ去られた悲しいリール。
取り残された詳しい(あんまし詳しくはない)理由は「巻き」の同リール名の回に書いてありますので、よろしければ。
自分はこのリールが大好きで。
中古で見つけるとついつい買ってしまうんです。
とゆーわけで。
手に取って見てみる。
名前は、ダイワミニキャストST-3。
聞いたことある名前。
たしか、小学校~中学くらいまで存在していたヤツじゃないかな?ちなみにアメリカでは進化版があるみたい。値段は3000円前後だったかと。
動作確認。
ハンドル、軽っ!
傷、少っ!
リールフットを見ると「JAPAN」の文字が!
MADE IN JAPANぢゃないですか!
しかも980円!
これはもぉ買うしかないのでは?
「これ、買お。」
言った瞬間、子供から、
「はぁ?おとーさんまた買うと?」
呆れられた。
しかし、クローズドフェイスリールフェチなボクは反対を押し切り買っちゃうのでした。
連れて帰り、幼馴染に写メ。
「それはいーね!」
のお言葉を頂きました。
そして今日。
これからバラすのでありますよ。
では、スタート!
まずは、フロントカバーを外し、ドラグノブを緩め、ローターを外す。
いきなし1/4ほどの作業が終わった!
ん~、シンプル。
次にギヤボックス。
2本のビスをマイナスドライバーで緩めると、ボディカバーが外れる。
ギヤ出現。分かってはいたけれど、グリスが黒化して変質している。
洗い落とさなきゃだ。
クラッチボタンは、外したボディカバーと共に外れまする。
Eリングで固定してあり、外すと他の部品壊しそうなのでやめときます。
クラッチのスプリングを抜くと、ローターを回すシャフトが抜ける。同時にピニオンも外れた。
ドライブギヤもピニオンギヤも大して摩耗していない!
これ、かなり当りの品じゃないの?
ハンドルを外すとドライブギヤが外れる。右巻き専用なのでハンドル側でしか軸が受けられていない、という構造。
スプールを外す。ボディに逆ネジで固定されてました。
逆転レバーとストッパーはスプリングが入っているので、外す途中ぶっ飛んでいくかも。だから、外しません。
若い頃はこんなところまでヘーキで分解していたのだけど、歳食うとビビる性質10割増し。
冒険はしないのです。
ここまでで分解は終了。
ここからは洗浄。
まずは、愛用している夜のティッシュで、各部品の古いグリスを大まか拭き取ります。
次に、パーツクリーナー吹きかけ、歯ブラシで擦ってしっかりと脱脂。
それが終わるといよいよ組立!
グリスアップしながら組んでゆきますよん♪
まずはギヤボックス。
外したプレート側に残ったクラッチボタンへグリス。
動かして馴染ませま~す。
ストッパーにグリスを注す。
馴染ませるために動かしま~す。
ドライブギヤにグリスを注し、ボディに組み込む。
このままだとドライブギヤは外れちまうので、ハンドルを取り付け固定。
メインシャフトをスプール側から差し込みグリス。
この時ワッシャーとピニオンを串刺しにするのを忘れずに!忘れるとローター回りませんよ!
クラッチのスプリングを挿入して、ボディカバーをビスで固定。
これでボディ側の組立完了!
ハンドル、クラッチ、ストッパーがちゃんと動作するか確認。
次はローター側。
樹脂でできたワッシャーをメインシャフトに組み込む。
その上からローター。
ローターバラしてドラグの洗浄しようと思ったけど、まさかの多板ドラグ!
もしかして高性能なのか?
ローターのシャフトからドラグワッシャーが外れなくて断念。
壊したら意味ないし。
そのまま組んで、ドラグノブを締めこんで、フロントカバーを装着するとできあがり!
元通りに♥
所要時間は一時間ほど。
それだけ部品数も少なく単純なのであります。
ハンドル回してみると…重っ!
バラす前より低性能に(泣)…ガッカシ。
というのも、使用したグリスが高粘度。だから重いのよ。
スプレーグリスにした方がよかったかな?とか少し後悔。
とにかく!
また一つクローズドコレクションが増えたのでした。
これから糸巻いて、使いに行きたいな。