あとがき
これにて「普通のメイドだったけど王女を失って暗殺者になりました」は完結となります。
私は今、この後書きを最終回を書き終えた後に書いています。たぶん当日か前日に書いているとは思うんですが、推敲作業でちゃんと予定日に投稿できるか分からないので前後しているかもしれません。
追記
予定とは上手く行かぬものですね。すごく遅れました。ごめんなさい。
さて、この作品は、読者の皆様の支えがあったからこそ無事完結させる事が出来ました。
最終的には完結までにブクマ数は300を超え、総合ポイントは1100を超えました。感想は脅威の41、レビューに至ってはなんと7つも頂いておりました。
なろうには現在80万以上の作品が掲載されていますが、その中で1000ポイント以上の作品で検索すると3万4千作品にまで減るのです。
私調べですが、百pt以上:10%
千pt以上:4%
一万pt以上:1%
こんなうちわけになっているのです。
さらに上記の3万4千作品を女性主人公だけで検索すると、6556作品にまで減ってしまうのです。
それほど女性主人公の作品数は少なく、ポイントも手に入りにくいのです。ちなみに、1000ポイント以上、女主人公、百合で検索すると出てくるのはたったの400作品でした。
まだまだ少ない! でもその中に入れて本当に嬉しいです!!
約一年と半年付き合って頂いた読者の方々にはなんとお礼を言っていいか分かりません。
初めて書いた作品というのもあって、最初の頃は手探り状態で執筆していました。今でこそ自分の書き方を見つけることが出来ましたが、それまでは「この文章変じゃね?」「なんかお話矛盾してる気がする」そう思った方々が少なからずいたのではないのでしょうか?
そして読者の中には更新するたびに、拙い作者のために誤字報告を送ってくれる神様のような方もいました。「成る程。そういう書き方があったか」といつも勉強させられ、本当に助かりました。その方には感謝してもしきれません。
元々この作品を書こうと思い立ったのは、一読者として別の方が書いている作品を読んでいる時、自分でも何か一つ素敵な物語を作りたいという創作意欲が沸いたからです。その時からメイドさんと暗殺者をテーマにして書きたいと思っていました。
ですが色んな人の百合作品を見て影響されるうちに、本作はけっこうな要素を含んだダークファンタジーに仕上がってしまいました。
それでもエト・カーノルドの物語を最後まで書ききることが出来て本当に良かったです。
時にはファンアートを描いてもらったり、プロのイラストレーターさんにお願いしてエト(踊り子ver)も描いて頂きました。
自作の小説に絵がつく事は本当に嬉しい事でしたし、その一つ一つが私の宝物です。本当にこの作品を書いて良かったと思いました。
だって、もし私がこの小説を書かなかったらこの小説に登場するキャラクターがイラストになる事はなかったんですから……(私と同じ思考を持っている人がいたら別ですけど)
ちなみに複数枚あるイラストの中で私が個人的に気に入っているイラストはアルマ先輩のイラストです。先輩、可愛い……尊い。
この物語の最後で、エトとアルマが結ばれましたが、ちょっとした裏話をすると最終話を書く1週間前まで誰とくっつけるべきか悩んでおりました。
なので作者して、読者としてもう一度作品を見直し、エトの気持ちが誰に向いているのか、アルマ、シズル、カノンの中で誰が一番エトの事を愛しているのかを考えた結果、先輩(アルマ)という結論に至りました。
これが正解かどうかは分かりませんが、作者は正解だと考えます。はい、つまり作者が正解といえば正解なんです。
シズルもカノン様も惜しかったのですが、シズルは幼馴染ポジがちょっと勝り、カノン様もシズルと同様、エトと離れた後、中々会えないでいたので最終的にはアルマに負けてしまいました。みんな惜しかったんですよ。
という裏話でした。
改めて本当に長い間ご愛読ありがとうございました!
この後の予定と致しましては、暫くやっていなかった登場人物紹介の改修を細々とやっていくと共に、番外編(もしあの時別の選択をしていたら……など)を何話かお届け出来たらいいなーとは思っております。
完結済みのボタンは押しますが、時々開いて見てやってください。皆様の知らないエピソードが知らぬ間に投稿されているかもしれません。
「生まれ変わった魔王」「引きこもり賢者」は好評連載中です。是非一度お立ち寄りください。もしかしたら普通メイドの読者の方は、既に読んで頂いているかもしれませんね。そうだったら嬉しいです。そうでなくても読んで頂いたら嬉しいです。
それではこれにて失礼させて頂きます。また別の作品でお会いしましょう。
水篠ナズナ