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カーテンの隙間から射し込む青い光。
何処にでも在る家の一部屋。
私はーー
時の止まった部屋の中心で仰向けで寝ている。
目を開き、青い光が時を浸食し、停止と落下を繰り返しながら、魔力文字が青い雪の様に落ちてくるのを見ていた。

制服のスカートから伸びる私の両脚は武器。
敵を斬り裂くために存在している。
両脚を癒すために此処に居る。
血と憎しみ。
理不尽と叶わない夢を洗い流すためにーー

私は少し眠ろうと思った。
このままーー
目が覚めないことを願って。

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