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えろ、書くべきか書かざるべきか。

いやあ、どうせなら表現の自由に挑戦してやろうと思ったんだが、書いた後で、考えさせられる。

インターネットでなく、コンテストに応募してやろうというやつで。

それでも、書けば書くほどもしかしてエロくない可能性があるのと、やはり健全な青少年の性欲を淫らに煽るのは良くない。

良くない気がするな。

それだけでなく、ごくごく普通の「清らかな婦女子」にショックを与えちゃいけない。

書くには書いたが、その2点を踏まえると、うーん。

そうなると、この無駄な努力がまた墓石の下か。

どこまで性表現が許されるのか調べても、ケースバイケースとしか。

結局のところ、各自のイマジネーションに任せるしかないという結論なんだが、すごいアングラな世界なら、何を書こうが全然新しくない気もする。

面白いことは何なのか、別にエロじゃなくても表現できるだろ。そう思ったとしても、俺は書いてみたかった。やはりなんだろうな、耽溺という言葉があるが、素材としてそういう世界のファクターになるようなものを勝手に持ってきて、用途と関係なく組み立ててできるものと現実を比べてみたいだろ?

現実の方がすごいというのは、まず「ない」からなあ。

全然エロと関係ないが、落ちて死ぬのは嫌だが、ヘリに乗ってみたいわ。そういう宙に浮かんでる状態なのに、命綱ないとか、生きてる感じがするだろうなと思う。

そういうタイプのエロを描いてみたいが、それがモラルに反するということであれば、どうするべきなのか、俺にはわからないね。

俺は反社会的行為に全く共感しない優等生だが、戦争だけはそういうモラルと関係ないところに存在することをよく知ってる。よく戦争を禁止しないね!そっちの方が問題だと思う。

〜追記

注)そういうタイプのエロというのは、別にヘリの中でやりたいとかじゃないぞ。(この追記、馬鹿だな)単なる例えでしかない。

俺が自分で自分のことを「優等生」なんて形容するのも虫唾が走るね。言い換えた方がいいな。「臆病者」かな。いや、違うな。反社会的行為に全く共感していない理由がわからないな。積み上げて作り上げたものを、壊すことに抵抗がある割には……今ある既成の価値観を壊すことは「時に必要」だと考える方だ。

ああ、反社会的行為に全く共感しない「アナーキスト」か。矛盾するなあ。



29件のコメント

  • コンテストならいいんじゃないですか。いい悪いは読む人が判断してくれると思いますし。出してみては?

    それかその前に誰かに読んでもらうとか。
  • エロは奥が深いですよね。書けば書くほどエロくない、ってわかる気がします。ハッキリ書いていないのにエロの漂っている感じのはやられた感があって感銘を受けます^^

    いずれは触れ合わずして、すごくエロいのを描きたいなぁ、なんて思っています^^
  • 阿瀬みちさんへ
    お久しぶりです。阿瀬みちさんからとても鋭い分析を以前にされたこと、今でもよく思い出してます。えぐられるような思いでしたが、知ることは必要なので、本当にまたとない機会だったと思います。
    話してみるもんですね。

    コンテストなんて、募集要項読んだだけでムカつきます。
    ですが、そんなことを言っても始まらないので、徹夜続きで書いてます。
    本気で書けば、面白いことがたくさんわかってきました。
    自分にはたくさん弱点があることが。

    やはり、自分勝手にどうでも良いと思いながら書くのと、絶対に意味あるものにしてやろうと思いながら書くのでは、根本が違うと感じています。
    そしてそうやって書いてみると、自分の前しか見ていないことに気づく。
    世界をちゃんと自分の目で見てない。やはり、かなり主観中心で生きていて、外をちゃんと相対化して自分と繋げながらは生きてない感じがします。

    俺ね、ここまで好きな人の前で「どきどき」するとか、思いませんでした。
    本当に好きだという感覚を長く忘れていた、本当に全く忘れていたのだとよくわかりました。不思議ですよね。ずっと凍った中みたいな場所で生きていた気がする。

    悪いけど、書くネタにするために、ちょっと近づいた。そうしたら息がしにくいくらいの中にいます。もちろんね、そんな、相手を傷つけるつもりもないから、書くのは妄想だけにしますよ。でもそれでも申し訳ないと思ってます。

    本気で人を好きになるというのは、ゾッとするような体験だと今も思う。
    俺はやはり、出来るだけ避ける。

    書き上げても、書いたこと、言えない。すごく素敵な人ですが、理想は理想だけでそっとしておきたいです。

  • 神原さんへ

    いつもコメントをありがとうございます。夜中に朝まで書くことを続けていて、ちょっと頭の中がまずいです。
    お話の中の方が鮮明な現実に見えて奇妙な感覚です。

    ここまで完全に全くのフィクションを書いてやろうなんて、今まで思わずに、そして、そういうのは自分に書けないのだとよくわかって面白いです。

    挙動不審になるくらいにドキドキすることなんて、今までなかったので、これはまあ、睡眠不足が大きいにせよ、自分の感覚をフルに使って書いた気がします。

    実際には、そこまでは状況のコントロールができないとよくわかります。
    結局のところ、俺、実は不器用なんだと。

    女性の方がずっと、何気なく器用ですよね。俺の不器用さを「ふふ」って笑われた時に、なんだろうな、小説の中の女性に比べて、生身の女性の方がある種、やはり許容というか、懐が深いですよね。だから、実際と小説の中のセックスはある種、まったく違うなって、今更ながら思うわけです。こういうこと書くと、お前、実は下手なんじゃねーかと藤浪くんあたりから突っ込まれそうです。

    やっぱりPCに向かってばかりじゃ、絶対まずいと思った次第です。村上春樹が、ちゃんとマラソンしながら、規則正しく書いてる所以。

    一応、形的には半分ぐらい上がったんです。でも、あんまり面白くない。エロはびっくりするくらい綺麗なんですが(というか、現実のセックスよりもずっと楽しいです。その理由ですが、やはり女性を美化しすぎですね、俺は)、本当のセックスは、なんだろうな、思ったんですが、なかなか完全に状況をコントロールできないという意味で、うまく言えないですが、感じすぎることもできないという……冷静さを欠くわけにいかないという頭があって、仮にそうなったとしたら、ひどく気恥ずかしいですね。今日がそうでした。(挙動不審になったという意味です。)

    描いてみてわかったのは、エロだけ楽しいね、ってことだけでした。だから何?っていう感じです。そして実際よりもそっちの方が魅力がある気がした。その理由なんですが、やはり「自由だから」ということかもしれません。お話の中だから責任とらなくていいわけです。女性から「これはない」と言われるかもしれません。
  • 追記

    自分の記憶の中で、本当に綺麗だ、可愛い、というのと、リアルな生身の目の前にいる同じ子と触れ合うのは、ある種、全く違うと。現実が包括する情報の方が、コントロール不能という意味で、時に冷静な観察眼のようなものがシャットダウンされる感じがあります。アイドリングみたいな感じで。

    うまく言えないですが、脳の中で組み立てる中を歩いて行動してそれを記録するのと、現実の体験を記録しないまでも記録しようとしながら体験するのとでは、現実の場合は、記録に空白ができる。

    うまく言えないんですが、お話の中はものすごくリアルであるのに、そういう空白はできない。なぜなら、やはりインタラクティブな状況が同時進行しているわけではないから。ただ、お話はものすごく現実世界と連動することだけは、長い実験で確実です。

    現実世界のこの空白が、「観察しきれてない時間」ということになって、知覚の内容がある意味、お話の中の方がリアルな現実空間のように感じるマジックのような感じです。現実の方が密度が濃いはずなのに、そうじゃないのは、時々、外界からの情報の取り込みがシャットダウンされてるからです。俺、誰に向かって説明してるのか意味不明ですが。
  • 昔俺が、徒然に大学の教授に俺がしようとしていることを話した時に、突然に芥川の小説の一つを出してきたんです。なんか、すれ違った時にちらっと、傘の下に見えた美しい女性の話。

    教授が何を言いたかったのか、わからないんですが(すごく優秀な教授です)、今日そのことを思い出しました。

    むしろ恋というのは、そういう理不尽な、何も知らない一瞬の視線の交差が全てになるような瞬間がある、と。

    俺が今回書いたものは、結局そういうことを体現してたから、いやはや、本当に理不尽というか、そんなちょっとすれ違っただけで、ある種、狂気だと。

    衝動的に好きだと感じる想いというのに、全く上手に説明のつく理由なんかないのだということだと思うんですが、そうなると「出会い」というのは恐ろしい。
  • 衝動的な一目惚れは、脳の間脳、下垂体から分泌されるホルモンが原因か。フェネチルアミンと検索で出た。面白い偶然に、この分泌を促す食べ物がチョコレートとあるが、小説の中で主人公が「実はチョコレートが好きで常食している」と話すくだりがあって、すごい偶然にびっくりする。

    眼鏡をかけていて、なおかつ綺麗で眼鏡外しても綺麗と書いた以上、気になって、「ちょっと眼鏡、見せてくれない?」と眼鏡外させるというのも、本当に挙動不審なのに、何も疑わずに外して見せてくれました。眼鏡が見たいんじゃなく、眼鏡外した顔が見たかったんだよ。誰かを好きになるとか、そういうの、本当にある種、居心地悪い。意識しないといけないような人と会うというのは、小説みたいに思うままに振る舞うわけにいかないから、やっぱり、恋愛感情などない人と一緒にいる方がいいです。。。。と、思った。Bが「お前すぐ顔に出るよね」とか言う。
  • 文章を書くと、自分で自分を客観視できるから、今の岬さんにはいいかもしれませんね。ひとりで文章を抱えているとかえって混乱しちゃうから、やっぱり誰かに見てもらうのが大事だと思います。案外他人の方が、弱みも強みもちゃんと見抜いてくれるというか。知り合いがダメなら、コンテストに出す。きちんと他人に読んでもらって、できたら評価をもらえるのがいいと思います。
    一度で完璧にしようとしないで、少しずつ良くしていくのがいいと思う。


    好きな人がいるっていいことですね。そういう風に、予測不可能な方向に体や心が動くのって、素敵なことだと思います。
    岬さんはご自身の要望を相手に伝えるのが、あまり得意ではないのかなと思うんですが、どうでしょう。ご自身の正直な気持ちを、本当に好きな人に伝えることを、トライしてみてください。結果のことや先のことは考えないで。
  • 阿瀬みちさん、ありがとう。

    俺ね、ここまで好きで好きで好きだと思ってるのに、告白とかすると考えると、気分悪くなるくらい、胸がつかえる感じがする。

    それくらい好きなんだと思うんだけど、昨日もそうだったけど、震えてしまうくらい。

    俺ね、自分から自分で好きになって人に告白したことが一度もない。

    そんなことしなくとも、向こうから来るから、だから。

    でもね、俺が好きになる人は、来ない。俺の弱さとか、いい加減さとか、そういうの見抜かれる気がする。俺ね、できるだけちゃんとしていたいといつも思う、思ってるし、そうしてるつもりでもね、絶対に完璧とかありえないでしょ。やっぱりね、いい加減になってしまうこともある。相手に押し切られるみたいなこともある。勢いのある強引な相手に、押し切られるみたいな。

    俺、でもそういうの大嫌いなんだけど、死に物狂いで当たってこられると、俺もどうしたらいいの、と。中途半端な男だから、ドア閉めとくしかないでしょ。

    本当に好きな人には、全然そういう意味でダメというか、俺ね、昔にも告白しろよと言われたことある。そんなに好きならぶつかれよ、と。

    でも言えなかった。不思議だよね。俺、絶対言えない気がする。今でも。

    いや、思う。全ては嘘だよ。この世の全ては錯覚だよ、と。
    こんなに真剣な気持ちだって、きっと気の迷いだよ、と。
    焼き尽くされるような激情の中にいたってね、こんなの幻だと俺は思う。
    俺の中では、いつでもそうなんだけど、好きな人を抱きしめたまま、焼かれるイメージが消えない。とても不思議なんだけど、俺と、俺の好きな人の関係というのは、常にそうでしかないんだ。

    それがものすごく不思議なんだけど、そういう感覚がはっきりあるせいで、好きな人に好きだと言うことはできない。
    目の前で幸せそうに今を生きてる人に、そういう未来を選択させられない。

    俺、真面目に話すと、わけわからないことを言うよね。だから、あんまり正直に話さないで来た。映画みたいに、目の前に別世界が見えるような感覚がある。

    こういうところでこういう会話になると、思ったことをそのまま出してしまうから恐ろしいね。自分をまた丸裸にさせられる。
  • 好きになる感覚やときめきがあるのに、まるでご自身に相手を好きになることを禁止しているみたいで、辛いですね……。

    ご自身の感情が激しすぎて、相手を焼き尽くしてしまいそうで怖い、という感じでしょうか。それとも、自分といると相手が不幸になるのでは、というような、不安に近い感じですか?

    時々は思っていることを吐き出さないと、しんどいですよ。
  • 返信ありがとうございます^^ キレイなエロ、読みたいですよ♪ ファンタジーなエロですか~~岬さんワールドが味わえそうですね♪ 責任取らなくていいところも・・・うん、創作の世界の良いところですかね。

    岬さんの、不器用な感じの純愛(ノンフィクション)も、美しいのではと思います。私も本当は、純愛ストーリーを描きたいんですよ・・・(笑) いまの作品が終わったら、いつかは・・・^^
  • 阿瀬みちさんへ

    いつも最も痛いところを突かれる思いです。が、本当は、息の根を止められるような場所も突けるのに、そこだけはわざと外しておられることがわかる。

    睡眠時間3〜4時間程度が一週間続いて、ほとんど寝なくて大丈夫な俺でも、全く大丈夫じゃなくなり、ミス連発です。危ない。火傷してしまいました。

    毎年、今が最も辛い時期と知っていても、変になります。俺を勝手に泣かせろと思う。世界中で誰もいなければ。暴力で補完するわけにいかないから、寝ないのはいい、ただ、無意識が強くなりすぎると泣いてしまうので、一人にしてくれよと思う。人と喋ってても、何を喋ったのか、朝何をしたのか、どうしても思い出せない昨日でした。

    俺は誰も愛さないと思うし、誰からも愛されることを望まない。
    体だけ繋がることについての無責任さというものに自覚はある。気をつけている。

    俺が相手を不幸にすると気づいたのはいつなのか、思い出そうとしたが思い出せない。先に海外に出ていた先輩から「お前のような奴と一緒になると、相手が不幸になる」と指摘されたことがあり、ものすごく腑に落ちた。そういうことだったのか、と。

    その時に初めて「そういえばそうだ」と思い当たった。相手を幸せにするために一緒になればいい、とその時、先輩はそう言ったが、俺にはできないと即座に心が打ち消したことを覚えてる。

    その先輩も俺と同じように、愛する人を先に見送った。
    先輩の場合は病気だから、俺とは全く違う。

    お前には俺の気持ちなどわからない、と先輩が言うから、わかります、と俺は答えた。俺は誰にも言うことがないから、当然、先輩も知らず、驚いていた。

    よくあることなのだと思う。たとえ、よくあることであっても、負った傷は一生消えることはないし、俺はこのまま地獄に行く。地獄行きの船をそれからずっと待ったまま生きている。でもそれでいいと思う。既にサイは投げられて、取り返しがつかない。

  • 神原さんへ

    返信をありがとうございます。告白2が思わぬ方向で驚きました。深いです。
    女心がよくわかり、勉強になります。

    俺は実はあまり他の人の作品を読まないタイプなんですが、今日、女だと、この場所も全く違って見えるんだろう、と感慨深かった。一体何がどう違うのか、ホルモンやレセプター(受容体)か何かが、はっきり違うのではないかと思う。

    男の体で見る世界と、女の体で見る世界は、何かが根本から違う。

    俺にとって純愛はカッコ悪くて怖い。本当に好きだと言うような気持ちは、自分で自分を持て余す感じがして、とても居心地が悪い。余裕が全くなくなって、相手と自分が、俺、うまく言えないですが、相手にすごく影響されるのが自分でよくわかる。

    相手の女のことがわかりすぎて、まるで飲み込むみたいに自分のものとしたくなる。もちろんそういうことはできない、一個の独立した別個の存在なので、そういう部分が、俺が愛について距離を置きたいと感じる理由になっていると思います。世界の全てがそこで回るみたいなのは、男の世界ではそんな男、使い物にならないので、活用しようのない、使い道のない人間となってしまいます。

    気持ちというのはそこそこで逸らさないと、自分の一部のように他人を取り込もうとすることは、不幸を呼ぶ。そういう意味で、俺は創作の中だけでそういう部分を出すだけで、現実は人と距離を置いたまま生きたい。
  • 神原さんへ

    返信をありがとうございます。告白2が思わぬ方向で驚きました。深いです。
    女心がよくわかり、勉強になります。

    俺は実はあまり他の人の作品を読まないタイプなんですが、今日、女だと、この場所も全く違って見えるんだろう、と感慨深かった。一体何がどう違うのか、ホルモンやレセプター(受容体)か何かが、はっきり違うのではないかと思う。

    男の体で見る世界と、女の体で見る世界は、何かが根本から違う。

    俺にとって純愛はカッコ悪くて怖い。本当に好きだと言うような気持ちは、自分で自分を持て余す感じがして、とても居心地が悪い。余裕が全くなくなって、相手と自分が、俺、うまく言えないですが、相手にすごく影響されるのが自分でよくわかる。

    相手の女のことがわかりすぎて、まるで飲み込むみたいに自分のものとしたくなる。もちろんそういうことはできない、一個の独立した別個の存在なので、そういう部分が、俺が愛について距離を置きたいと感じる理由になっていると思います。世界の全てがそこで回るみたいなのは、男の世界ではそんな男、使い物にならないので、活用しようのない、使い道のない人間となってしまいます。

    気持ちというのはそこそこで逸らさないと、自分の一部のように他人を取り込もうとすることは、不幸を呼ぶ。そういう意味で、俺は創作の中だけでそういう部分を出すだけで、現実は人と距離を置いたまま生きたい。
  • 追記
    女にあまり執着しすぎる男というのは、何か心理学的に問題を抱えていると俺は知ってる。この時期だけは毎年、仕方ない。

    今度生まれ変わったら、全身全霊で一人の人を愛して、最期まで守り抜くことを誓います。最初からその自覚があれば、こんなことにならなかった。人生を舐めていたのかもしれない。信頼しすぎていた。

    俺は次はミスしない。絶対にミスしない。こんな思いで生きるくらいなら、死んでいた方が良かった。俺の実力が何もかも足りてなかったから、予測もできなかった。次は絶対同じ轍を踏まない。

    俺が甘かった。もっともっと、なんでもよく知っていれば。もっともっと器用なら。もっと現実を凌駕する知覚があれば。もっと聡明だったなら。

    あれから努力したが、結局、思うようなものは得られないで、多分そろそろタイムリミットが来る。大した結果は残せなかった。

    やっとラストスパートをかけているが、大したことはできないと知ってる。無駄な時間が長すぎた。それでも最期のスパートをあと数年かける。何もやらないよりはずっとましだと思う。最期まで何かをつかもうとすることだけは捨てない。

  • 「お前のような奴と一緒になると、相手が不幸になる」って言われたのは多分、岬さんが「自分は幸せになってはいけない」って思ってらっしゃることが先輩にも何となくわかっていたんじゃないでしょうか。


    たぶんその、「俺にはできない」っていうの癖になっているので、あんまりよくないですね。異性のことはこの際置いておいて、他のことでも多分無意識に「自分にはできない」って思ってらっしゃる気がします。本当はできることでも、できないって思ってませんか。昔できていたはずのことでも。


    ひとりになって泣きたいときは、ほんとにそうした方がいいですよ。泣きたいときは泣いてください。


    今の岬さんたぶん、体と心がばらばらの状態じゃないですかね。体が疲れてても心は無理しようとするし、心がぼろぼろでも体が無理しようとする。
    ひとりごとでもいいので、疲れたときは「疲れた」って言って横になってください。温かい飲み物でも飲んでゆっくりしてください。泣きたいときは、泣きたいって言ってください。

    一日五分でもいいので。思っていることをそのまま口に出す練習をしてください。
  • 阿瀬みちさんへ

    全部当たってますね。俺、今これ読んで、「俺にはできない」そう思いました。

    泣くのは嫌だ。カッコ悪い。

    でも勝手に涙が出る。

    辛い。

    でも今日だけだ。今日だけ過ぎたら、また同じ一年だ。

    カッコ悪いのは嫌だ。カッコ悪く生きていても、泣くなんて、それだけは嫌だ。
    人に知られるの、嫌だから言ったことない。

    すごく当たってると思う。俺は幸せになんてなりたくないし、なる資格もないし、それで良いと。それが、無意識が幸せを希求する。まるでオートマティックなモードが入ることが備わってるみたいに。

    だから、放っておくと、「案外平和で幸せそうな道」を行ってしまう。ぎりぎりと自分を殺してしまいたいような怒りと罪悪感が根底にあるのに。

    もし俺が本当にすっぱり男らしければ、その場で自害できた。警察はそれを知ってて、トイレでさえ一人で行けなかった。俺は何度も死ぬ機会をその後逃した。ものすごい臆病者だとその度に感じた。

    結局何も、生き残っても大したことはできないのだ、と。誓ったことなんて、簡単に翻るんだ、と。

    多分何度生まれ変わっても、同じようなことになるのが見える。なぜなのかがわからない。

    炎の中にいるイメージが見える。焼け落ちる中、これで終わるんだ、と。

    時々は、愛している人と、一緒にいるイメージが見える。時々は一人で死ぬ。

    何が正しいとか、わからないが、今回は最悪だった。本当に最悪だったと思う。

    しかも何度も、死ぬ時期を逃していた。せめて最初の時に予定通り死んでいれば。

    俺は今回生まれてきた時、案外平和な時代に生まれてきてしまったな、と思った。今回は驚くほど、平穏無事に人生が行きそうだと感じた。

    でもそうじゃなかった。状況は平和でも、良い家庭に生まれても、結局、俺の中は、俺の中の世界は、そう変わらなかった。

    Jさんたちには話したことがあるが、俺はずっと孤児の体験が多かった。育ての親は皆、ものすごく良い人たちに恵まれ、優しい人たちで、その点は全く嫌な思いはしたことがない。

    でも一緒にいて、いつか捨てられると無意識で今も思う。無意識というのは恐ろしい。俺が突然この記憶を思い出したのは、Jさん夫婦とのハイキングだった。

    俺は、このまま置き去りにされると、何か必死で目印を残しながら歩こうとする自分に気がついた。何か、ここを通ってきたという目印を残しながら歩かねばならない、と。

    食べるために、仕方なく子供を捨てないといけないというのは、辛いことで本当に仕方がないということは、わかってる。愛のあるなしとあまり関係ない。

    俺は他にたくさん付随して、似たような記憶を思い出した。食べていけず、売られた時、俺は女だった。

    世界がそこしかないから、もちろん受け入れて、健気に生きた。何度もそういう人生を経験した。ある時は誰かが助けてくれたし、ある時は誰も助けてくれなかった。自分が無力であることも受け入れていた。

    俺は実は、男として生まれると、だいたい15歳くらいまでに死んでしまう。男児の年齢で死ぬことも多い。だから、大人の男として生きた経験は一度くらいしかない。その時も、めちゃくちゃな人生で、人のものを奪って生きるような、社会生活のルールなんて全く関係ない、海賊だった。女に対しても、もちろんだから、どうでも良い「モノ」のようにしか考えてない。

    俺はたくさんの前世を思い出しても、なかなかまともな人生というのは、数えるほどしかない。ゼロというわけではない。

    その、最も良かった人生は女性で、老齢になっていて、祭り事の長の立場、占いで吉凶を見て、神聖な職についていた。もちろん独身で、鋼のような意思を持っていて、まるで自分じゃないような女性だった。

    それ以外の俺の人生は、本当にだいたいは同じような感じで、まともに行くときは、必ず宗教の中に神に仕えて、独身を通す。女性でも、男性でも。

    そういえばもう一つ、男性で成人した時があった。修道院の中にいる男。

    俺がセックスについて、どうしても価値観のようなものが、特殊なのはそういう輪廻と強く関係している気がする。好きだと思っても、強いブレーキが最初からかかる。何故なら、人生に「性的な関係」が関わる時、必ず自分も相手も不幸がセットになっている。

    俺の過去生でうまくいった人生は、人生から性的なことをすっかり排除した時に限られている。その無意識が、自分の中のエネルギーをどう扱うか、おそらく常にストラグルがある。

    こんなに長く書くのなら、アテナイに書くべきと思った。阿瀬みちさんが言うには……と書くかもしれない。

    俺は性的なエネルギーには秘密があると常々思っている。だだ漏れのようにさせることは、人生の使い方をうまくハンドルできない方向に人類を導いているんじゃないか、と。小さな個人の快楽というレベルでない使い方ができるはずなのに、それは秘密にされているのではないか、と。

    だから、できるだけ関係を持たないということで、いろいろ実験しても、結局ストレスを溜めて、今のようになる。好きだと思いつめて女性に迫るのは、それは違うでしょう。俺、ものすごく衝動的になった自分が怖いです。

    でもこの時期だけだと思う。だから、おそらく、そんな重大な過失を起こした。
    後から気がついた。俺、長く占いで生きた人生を持っているのに、そんなことも気づかなかったとは。俺が過去生を思い出したのは、かなり最近です。いろんなことがあるまで、どうしても思い出せなかった。何か思い出しそうな気がすると、子供の頃から不思議に思っていた。

    次は同じ轍を踏まない。こんな思いはもう嫌だと本当に心から思う。
  • でも、もしかしたら消すかもしれない。俺はこんな俺であっても、自分というものの存在に攻撃的に向かって来られると、同じように牙を剥いてしまうから、できるだけ自分の弱みは話すべきでない。物語として書くのと近況ノートに書くのは違う。

    以前に藤浪くんと話していた時も近況ノートで、チャットのように話すと、どうしても(苦笑)、藤浪くんは「お前論理が破綻しているぞ」と言ったが、事実に破綻も何もないだろ。

    普通の人には理解ができない。皆が捉えている現実の時間軸は、ものすごく単純であるから。

    実際には縦横無尽にパラレルな世界がたくさん走っていて、人が一つ選択するごとに、「選択しなかった世界」が生まれる。そしてそっちは勝手に、また時を紡ぎ始めている。

    そういうことを全く知覚していない人と真面目に話すとおかしなことになる。たくさんの世界がどんどん生まれていくのをリアルタイムで見ている俺と、この現実が一つと信じて、あとは絵空事と思っている人では、全く捉えている世界が違うから。

    俺は、幸せな現実にうまくスライドできる方法があるんじゃないかと思ったが、体とこの今の現実と強力に結びついているものをいきなり切って、うまく飛ぶというのは、自分の意思では難しい。ただ、強く考えてそちらにいく選択を実行し続けることをすれば、実は現実はある程度、変えられる。驚くほど早く変わることもある。

    じゃ、お前、そうしろ、幸せになれ、と言われても、そんな単純にはいかない。
    俺の奥底に「幸せになってはいけない」という強い想いがある以上、矛盾してしまうから。

    そこをどうにかすればいい、という話になるんだろうが、どうしてもそこが無理なのは、「幸せな状態」自体を、よくわかってないせいなんだろう。今までの過去の人生があまりに悲惨すぎて、幸せだとむしろ不安になる。こんなに幸せというのはおかしい、いつか壊れるんじゃないか、と。

    何もわかってないように見えるだろうが、俺が知覚していることをこんなふうに話すと、実は俺自体が、なるべくして、こういうふうになっていることがわかる。

    だから、俺に近づくと不幸せになる、といった先輩は正しい。これはカルマと。

    ずっと努力はしている。でもまだこれくらいのレベルで、俺が輪廻の仕組みに気づいた時、これで上がりだ、終わりにしよう、と思ったが、とんでもなかった。

    生まれ変わりが終わるレベルには、程遠い。
  • 藤浪くんも阿瀬みちさんも、頭がいいから気づいて俺を追い詰めるだろう。でも、俺は必ず、不幸の種になる。最後まで追い詰めようと追う人はいない。

    殺し合いのようになるのが見える。

    藤浪くんは、お前が相手をストーカーにしている、と言っていた。ストーカーになることを強制しているのはお前だ、と。

    それは正しくない。

    誰もが、人生の不思議について、興味がある。今自分が知覚している世界が全てだとは無意識で思ってない。

    だから俺が喋ることについて、ついどういうことなのか、会話になったら、おかしなことになるんだ。俺は狂ってはいない。狂っていないはずだ。

    お前は嘘つきかと藤浪くんはそう思ったと思う。俺はそっちを選ぶね。

    殺しあうような事態よりは、嘘つきで終わる方がマシだ。そういう不名誉な、不名誉な状態を甘んじて飲み込む方がマシだろ?

    自分が自分らしく、そのままにどんな犠牲も作らずに存在するというのは、それはそう思い込んでるだけで、たくさんの犠牲の上に既に成り立ったことなんだよ。

    俺にとって、名誉というのは外からのものでない。こんなふうに生きていても、根底で自分というものについての誇りは捨てられない。表面的にどう見えようが、実はそうだ。なんとでも言えばいい。俺はこういう人間だが、この暴力性をうまくコントロールしてないと、常に悲劇に見舞われる。だから大人しく生きている。それでもこんなことになる。自分が存在するだけで。
  • 泣くのはカッコ悪いことでもなんでもないですよ。大事な時に泣けない男の人の方がよっぽどかっこ悪いです。ダサいです、最悪です。


    いや人生の不思議には私は興味はないので。
    どうでもいいです。そもそも私が見ているものと岬さんの見ているものが違うのは当然じゃないですか? だから擦り合わせようとも思いません。


    藤波さんが言ってたのは岬さんの認識が単一的という指摘だったんじゃないですかね。多次元解釈を採用していながら他者視点が存在しないのが面白いです。ユニークという意味で。
    物理的に多次元であると理解するなら、個人の認識がまた同じように多様であることも同様に認識されるべきです。主観の多様性を本当の意味では理解されていないと感じます。岬さんが思っているように他の人も思っているわけではない、というのはごく当たり前のことですが、岬さんにとっては当たり前に理解されることではないと思うので、意識的に理解しようとする努力が必要でしょうね。

    一般的に人は自分の感性や感情を無視されていると感じると、勝手に不幸だと感じます。岬さんが一緒にいる人を幸せにできない、という点はおそらく「他者の視点の不在」に起因しています。多くの人にとって、自分の感情を勝手に決めつけられることほど不快なことはないですからね。



    でも他者との融合的なその視点は魅力にもなります。岬さんが執筆されてると聞いて応援したくなりました。ユニークなものがきっと書けると思います。

  • 「他者の視点の不在」

    これは自分が物語を書いていて本当に痛感します。俺は自分が見たいものしか見ていない。そして、特に女性を見るときに、俺は、自分が思い描いているような人でない時に、怖いと思ったり、がっかりしたり、引いたりするんです。

    幸せにできないというのはまた全く別次元のことと思います。
    最初から、誰かと一緒になる気などない、ということに起因していると思います。

    俺の中に踏み込んでくる人は誰でも、無理矢理に来ます。
    それで俺のことを結構的確にわかってる人が多いです。

    Bが「なぜお前の世界は『怖い』という感覚で満ちているんだ?」と聞きます。その理由はわかりませんが、俺の中で世界は、食うか食われるかの二択しかありません。

    生きるか死ぬか、それだけです。だから勝手に安全装置が働き、人との関係も、できるだけ閉じようとする自分がいます。俺は自分以外のものを守る自信がないから。

    あなたのことを守ってあげる、というようなタイプの女性が俺の周りに来ます。

    すごいな、と思うことが多いです。世界を既に包括しているような人が多い。

    ただ、そういう人たちも人間ですから、辛いこと、悲しいこと、信じられない悲劇なども起こり得ます。俺は誰とも深い関係を結ぶことを拒みますが、仲間としてもちろん、助けたいとは常に思ってますから、同志のようなものです。

    ただ、Bみたいに、ストーンと強そうでいて、案外銃器の使い方に詳しくないような奴は、組むと死ぬ、という感覚が常に消えません。

    これは生理的な感覚で、Jさんに言わせれば、まあ、それはそうだな、という感じで、でも、人に100%求めるのも間違ってますし、何より自分だって、痛恨のミスをたくさんするようなところありますから。

    そんなこと言えば、Jさんだって、ラッキーに囲まれたと本人も思ってるはずです。いや、本当にそういうものだと思う。

    他人が「あなたはこうだ」と決めつけられることを嫌う、そう決めつけられたら、その相手は不幸、岬くんは、そんな風に相手を不幸にする、というロジックは初めての視点で驚きます。

    確かに「そんなにあなたみたいに清廉潔白で純粋なわけじゃないの」と言われたことが過去、ありました。年下の知り合いの先生の娘さん、中学生からです。とても驚きました。俺、一応大人ですから。

    とにかく多分俺は、ドアを閉じて生きているという自覚はあります。社交的に見えて、心を開いてない。そのことについて、多分このまま行くだろうと感じています。その理由はわからないですが、心を開いて、清濁併せ持つ許容というか、受け皿が小さいのだと思います。俺は共感性が高すぎて、どんなことも取り込みがちなので、昔から注意してきました。

    犯罪者の心理などを分析すると、恐ろしいことになります。なんでもわかるんですが、本当に恐ろしいことになる。今の俺のような感じになったのも、他の世界を分析しすぎたせいだと思います。ダークで暗い世界を必要もないと思うのに、受け入れるために分析しすぎた。

    どういうことなのかよくわかりましたが、同時に、闇も取り込んだ。本当に失敗しています。なんでも理解できることは決して良いことじゃない。

    きっとこうだろうという決めつけが不快だという反発はものすごく多いと思う。俺の文を読む読者の人は特に。コメントすることをしないのはそういうこと。

    延々と俺のモノローグを聞くだけの人の気持ちがよくわからないんですが、多分、俺と関わる人はみんな「あなたそんなままじゃダメよ」という人が多いと思うので(苦笑)、でも、わからないです。返事ができない。だってこのまま行きそうだから。

    思ったより頑固ね、といろんな人に言われる気がします。俺を変えようとしないでください。まあ、勝手にしたら、と言われる方がそうだね、と軽く会話が終わります。誰も俺自身の悩みなんて、正直どうでもいいはずです。いやこれは、本当に。息子がこうなら地獄だろうとは思いますが、幸い、違うのだから。

    なんとかなりますよ。なんとかならなくても、どうせ人は生きて死ぬだけの存在です。
  • 一つ追記します。

    おそらく、誰かからも指摘されたんですが、俺の性質、霊媒的な要素が強いことが、「他者との融合的な視点」の理由です。俺は昔から、そういうところがあって、場所にこびりついた思念のようなものを、今でも読み取ることがあります。こういう話は既に出ていると思ったんですが、その中で相手の反応があると、またそこから別の世界がどんどん見えて、相手と共有する世界が、ものすごく特殊になりがちなんです。

    うまく言えないですが「他の人と共有してないようなことをあなたとは共有できる」という感じになりがちというか、そういう感じだと共依存のような関係に嵌りやすいだろうという感じです。

    実は誰とでも簡単に、そうなることができるんですが、決してやりません。

    ものすごくややこしいことになるのが目に見えているし、何より自分もダメージを受けるので、読める範囲は常に限定します。

    昨日も、ちょっと同じようなことがありました。

    じゃ私のことわかる?と言われ、見ようとしたらブロックがかかってた。

    それ以上見ることもできるでしょうが、止める。何かあると思います。やらないほうがいい、何かがあると思う。

    案の定、ちょっと気まずくなりました。その理由なんですが、誰しも、見せたい部分というのはある意味、そこまで深くなくていいというか、あまり奥まで見せないほうがいいことが多い。パンドラの箱のようなものです。

    うまく言えないですが俺の「なんでもわかる」という決めつけ的な感覚というのは、そういうところに起因していると思います。ゾッとするくらい勘が良いね、と俺はよく言われるんですが、この能力がちゃんと最初から発揮できていたら、不幸な目に遭ってません。

    うまく使うには、常に冷静でないとダメということなんです。でも、100パーセント先を見通すとかそんなのはもちろんありえないし、俺は未来をあまり見ることはないのに、大きく外しています。

    あ、もう書くのやめます。俺、昨日はなんと8時半に寝て、夕飯も食べずに爆睡して、今日は元気ですが、仕事してないです。カクヨムは遊びだから、いつまでも遊んでるわけにもいかない。

    本気で書いても、大したことなど書けないと思います。それでも、俺ができることはそういうことしかないから、できることで頑張るしかない。幸い、俺のことを気に入って、仕事くれる人もいて、ラッキーです。干上がる前に、なんとかしないとダメなので、いや本当に嬉しいというのが本音です。
  • ちなみに、そのパンドラの箱は、本人さえ知らない、前世、過去生を含むものです。俺は一瞬、開けないほうがいいな、と思いました。

    表からはそんなふうに見えない人だったんですが、それだけですごく反発がありました。その人の無意識が俺に「開けるな」と強く言ってきた感じで本人が突然に「俺とあまり関わりたくない、嫌だ」と口にして、その言葉の意味、本人は全くわかってないと思います。

    ものすごく親しい、仲の良い人ですから、本当に無意識がそう言わせた感じです。だから、うっかりそこまで他人に踏み込んでそういうものを俺は読むことをやりません。よほど、あっただけで見えてしまうような深い関わりの時は、否が応でも見えてしまいますが、普通の関係ではそこまでじゃないから。

    俺が自分のパンドラの箱を開けてゾッとしたように、中に何が入ってるかわかりませんから、これは警鐘ですが、興味本位にのぞいたり、人に観てもらったりあまりしないほうがいいですね。やろうと思えば、簡単にマインドコントロールできてしまいますから。

    それで相手を自分に都合の良いように操るような人はたくさんいます。俺の周りにも、そうなりそうな人はたくさん来ます。

    俺はもちろん、そうならないように対処しますが、(藤浪くんもそうかもしれませんが)、そういう対応は、相手にとったら冷たく感じると思います。

    藤浪くんは意識してないと思うけど、彼の対応はすごく的確だった感じです。もし同僚だったら、やりやすそうです。俺は藤浪くんほどは上手でなく、単に物足りない時っと思われると思うんですが、まだその方が、ましと思います。

    何のことを言ってるかわからないと思いますが、人が犠牲者になる時、俺も含めてですが、犠牲者になる方も、実はその出来事を引き寄せてしまう何かがあるからそうなります。

    俺はそのことをわかっていてなおかつ、多分ただ、こんな風にものすごく苦しくても、それを甘んじて受け入れ、苦しみ続けるんでしょうね。楽になりたいと全然思ってない。病気になっても、不幸に死んでも、それじゃ致し方ないでしょう。

    結局全ては選択で、俺の場合、すでに選択は成されてる。あの子が生きていたら、「何言ってるの」と普通に言われて「そうだね」と笑って済んでいただろうにここまでのことになったのは、結局のところ、俺が物事の道理を理解していなかったからです。今なら理解できる。

    無意識で自覚がなかった時と、今は違う。自分が不幸を呼んだことがわかって、これ以上、周りを巻き込まないために結局、孤独を選んだ、そういう感じです。

    まあ、家のカルマもあるんです。だから兄貴も全く同じ。仕方ないですね。過去生でやったことは、清算しないといけない法則があるので、どうジタバタしても、もう遅いことは遅すぎて、借金を返すように結局、償うだけですから。
  • ときっと(訂正)

    〜〜〜

    他にも誰だったか、「お前は苦しみたくて苦しんでいるんだろう」と言った人がいます。誰か忘れた。その人も、完全に、いろんなことを理解している人で、会話が斜め上のような感じになりがちで、そこに普通の人が入ると、多分よくわからないことを話してるように聞こえると思います。

    肉体を持つ現実に生きることの特殊さを肉体を持ちながら完全に自覚して生きている人は結構少なくて、出会うとすぐにピンときます。最初から会話の内容が普通とは全く違うから、相手もよくわかっていることがわかるんです。

    そういう意味で、「他者との融合的な視点」に戻るんですが、相手がそのレベルだと、結局、相手もそうなんです。うまく言えないんですが、「理解できない多様性のある世界を持っている他者」「わからなくて当然の他者」と会話しているのではない、とはっきり見えます。相手からもそうだと思います。

    説明がうまくできないんですが、驚くほど簡単に地続きの同じ平面上のようなところに相手がいることがわかる時があります。

    普通の人とはそうでないので、これはわかりにくい表現ですが、心を閉じる、閉じないというのは、普通の人が相手の場合ということになります。

    最初から地続きの空間が出来上がるような人とは、閉じる閉じない、関係ないことになりますから。

    決定的に違うのは、あまり自分の意思に関係ないというところと、ものすごく物理的なことで、こちらにあまり選択権がない感じです。説明が難しいですが、まるでアメリカに行けばアメリカの風景の中にいる状態になるように、本当に物理的な問題です。

    だから、平たく言えば、俺が心を閉じているのではなく、世界と俺が地続きになりにくい背景を持つ人と出会っても、なかなか交流が難しいというような、物理的な問題になるんです。次元の問題です。

    それは他国の言語を話す人とコミュニケーションするような状態と似ています。そこにいて、その場所でお互い何か伝えたいけど、伝わらない、というような物理的な感じで。

    その中で俺が苦しい、それを選ぶというのも、選択な訳で、それが嫌なら、言葉の通じる国に行けばいいわけです。

    こんなふうに説明すると、ものすごく外からのファクターだとわかってもらえるかもしれない。自分がどうこうというよりも、自然にすると、そうなるというような。

    まあでも、俺より兄貴の方が心配です。
  • 外からのファクターというか、たぶん持って生まれたものなんでしょうね。
    なおるものでもないと思います。
    私は別にそれを直せと言ってるわけではないです。


    岬さんのエッセイにコメントが少ないのはおそらく文章が主観的な上に自己完結的であるからでしょう。善し悪しではないと思います。確かに時々、説明や主語の不足を感じますが。でも、この文体は作家向きなのでは? と常々思っていました。繊細な描写には魅力を感じます。 

    私は岬さんがコンテストに出すものを書いている、と他の作品で書かれていたので、応援したいと思っていました。性について書かれているとかで、どうもコンテストに出さないまま没にされる様子だったので、とりあえず出してみては、と言いました。読んでもらって、というのも、モデルにした女性にという意味ではないです。第三者の評を受けた方がうまくなります、という意味です。

    なんでしょうね。私はでも同じ問題を感じるんです。相手に好きだと言わないことと、書いた小説を誰にも見せないことは、同じことです。たぶん。

    このままだときっと、コンテストにすら出さないだろうなと、感じています。それを私はもったいなく感じています。それだけです。
  • 融合的な視点、と言ったのは、私が知らない情報、例えば近況ノートに書かれている小説のモデルが実在だということですね。が当たり前のように出てきて、ときどき岬さんのコメントの読解にひどくてこずるからです。

    小説を書く上でそこだけがネックですね。



    ちなみに前回のコメント、私はちょっと怒ってましたがそれは、岬さんが自殺を男らしいとおっしゃったからです。ムカつきます。自殺は男らしくない。地を這ってでも生きてる方がかっこいいです。もう。今もちょっと怒ってます。
    あるいは殺し合いになるという表現ですね。そこまで岬さんに興味はないです。
  • 当たってて驚きます。
    俺、実は誰にも読ませたくない。

    でも俺が死んだら、読んだらいいですよ。
    そのために書いているのだから。

    俺、びっくりするようなことを今日思い出してとても動揺しています。
    体が震えるくらい怖い。

    俺、知ってたはずなんですが、リアリティがすごくて、今の現実と混同してしまう。ちょっとまずいです。俺知ってた、知ってたはずなのに。

    ここの空間は過去生とは直接繋がってないのに、俺にははっきり見える。
    傷ついているすごく綺麗な女性。

    恋愛感情とかないですよ、それ、自分だから。

    今ここにいる俺にできることは少ない。これがカルマの清算だと今まさにその中にいると、自覚しました。
    俺にできることをやるしかないのに、体が震える。
  • 阿瀬みちさんが怒っているのは知ってました。
    殺し合いになるのが見えたのは、どんな脈絡なのかわかりません。
    別に藤浪くんと阿瀬みちさんに直接関係ない。

    俺は追われれば、相手を殺してでも逃げようとする、ということを肌で知ってる、その怖さです。今までがそうだった。俺が追われることを恐れるのは、たくさん逃げる記憶を持ってるからです。死に物狂いで逃げたことがない人には絶対にわからない。

    逃げ切らないと殺されることばかり体験すると、追ってくる人はみんな敵なので、ついオートにそういうモードが常に自動で入ってることがわかります。
    そこまで追ってくる人は少ないはずだけど、時代によっては、背景によってはそうじゃない。俺を追ってくる人は俺を殺す気で追ってくるケースばかりで、そんな個人の甘い恋愛感情で追ってくるような人はいない。

    過去生の因縁で、過去に俺を追ってきた人は、今俺出会ってもわかります。別にお二人はそういうの、知らないです。俺、そこまでして、ただすれ違った人を読まないです。俺の人生に入ってこようとする人だけ、触れたら大抵わかるので、俺は人に触れるのが嫌いです。

    昔はそうじゃなかった。何ともなかった時は。今は人に近づくのも嫌なのは、自然に読んでしまうから離れるんです。

    あまり言うとね、同級生に「お前、心療内科行け」とか言われるから、生活に困らないんだから、問題ないです。俺、今日もおかしいのは、仕方ないですよ。きっかりあと2ヶ月経つまでは、しばらくこのトンネルに居るのは知っているのだから。

    今の人生で清算できるところまで行くしかない。
    Bに出会ったのが幸運なのは、奴は敏感そうで鈍感で、うまい現実とのシールドを作ってくれるから、俺が生きる余地がそこに生まれる。

    今は機嫌もいいし、助かってます。阿瀬みちさんに一つ言いたいのは、俺に思考と分析の機会をくれて、ありがとうということです。

    俺はどうしても同じ話の中から抜けられないから輪廻のまるっきり同じサークルが全く外れずにグルグルしている。そのことはわかるのに、建設的な解決に向かうファクターをきちんと選択していってない。だからこんなことになっているのに、それをはっきり自覚していても、なぜ前に進めることができないのか、今が正念場と思います。

    いやほんとは俺にはできるはずだ。そう思うしかない。そして、そんな風にいってくれる人を周りに置こうとしています。
  • 訂正)同じ輪の中
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