

ポストコロナではなく、ウィズコロナ時代となるのではないか、とも言われている現在。コロナ登場前と後では世界が劇的に変化しています。移動を制限され、他者と物理的に距離を取ることを余儀なくされる一方で、オンラインで繋がるコミュニケーションも急速に拡大しています。人々の想像力のありようもまた、日々変化しているように思います。歴史の転換点では、これまでもさまざまな文学が生まれてきました。いまだからこそ読みたい本、読むべき本をKADOKAWAのサイトを通して、広く発信したく思います。作家・評論家の方々にご寄稿いただくのはもちろん、読者の方が自由に投稿できる場を用意しました。これからの世界を生きるために携えるべき、本のガイドを皆さんと一緒に作れればと思います。
「コロナの時代の読書〜私たちは何を読むべきか」連動企画
いつだって本は未来への道標。
読書で考える
新型コロナウイルスとの共存。
読書で考える
新型コロナウイルスとの共存。
2020年を境に世界が激変──!? 新しい時代の到来が、このような形で訪れることを誰が予想していたでしょうか。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の広がりによって、当たり前のように存在していた私たちの日常が、いま少しずつ変わろうとしています。
いままでの常識が非常識となり、思考や行動の根幹が形を変える──。
いつの時代も、私たちが新しい時代を生きるための標となってくれたのは「本」の存在です。
いまの時代に読むべき本を、教えていただけないでしょうか。
みなさんがおすすめする本、多数の投稿ありがとうございました。
今回の企画を経て改めて、本の持つ想像力、影響力の強さを実感しました。
いずれも甲乙つけがたい投稿作ではありましたが、選考の結果、3作を特選レビューとして選出させていただきました。
参加賞20作品とあわせて、ここに発表させていただきます。
今回の企画を経て改めて、本の持つ想像力、影響力の強さを実感しました。
いずれも甲乙つけがたい投稿作ではありましたが、選考の結果、3作を特選レビューとして選出させていただきました。
参加賞20作品とあわせて、ここに発表させていただきます。
特選レビュー(3作品)
-
杜崎 結
-
矢向 亜紀
-
キリン
参加賞(20作品)
- コロナの時代に読むべき作品
- 『白の闇』 コロナ時代のフラストレーションに向き合うヒント
- 神様の神様 ~『火星年代記』紹介文~
- 小説評論 『ペスト』
- 森絵都「カラフル」
- 永田カビ著『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』
- ナチス政権下のドイツで、その若者はジャズにハマった
- フランツ・カフカの変身を読んで
- 「繊細さん」のための「withコロナ」時代の生き方
- 『茄子』黒田硫黄
- 『寝ながら学べる構造主義』の紹介
- 『ハーモニー』伊藤計劃(カクヨム公式企画『読書で考える新型コロナウイルスとの共存』)
- 貴志祐介著『新世界より』を今、読む
- 『ホット・ゾーン』リチャード・プレストン著
- 中井紀夫 著『山の上の交響楽』~「コロナの時代の読書」において読むべき一冊として~
- 高田郁「みをつくし料理帖」
- 萩尾望都著「11人いる!」
- 15歳のテロリスト(メディアワークス文庫)/松村涼哉 紹介文
- 塩の町
- いつでも、先の希望を見つめているように。「無人島に生きる十六人」須川邦彦