何より恐いのは人の感情  そして、何より温かいのも人の感情

殻に閉じこもるなんて言葉もわからないうちから、周囲の環境が三人を暗い方へと導いていた。
与えられた闇を、同じように相手へと放つはがり。だって、その方法しか知らないのだから。
身につまされる思いで引き取った義理の母の愛。それがしっかりと伝わったのは、彼女がいなくなってからだった。それでも伝わった。三人は変わっていった。彼女の思いを受け継いで上を向いて歩いて行く。

番外編では、とても苦しい場面がありながらも、温かな気持ちにさせられます。
是非、ご一読願いたい物語です。