謎が謎を呼ぶ パズルのようなお話

情景描写、人物描写はお見事です。語彙も豊富です。五感全てを使って描かれています。特に臭覚、味覚、触覚など上手いなあと思います。世界設定も人物設定も練られています。人物設定については沢山の人物が出てくる割に誰だっけこの人とならない個性があります。物語も謎が謎を呼ぶ。気になってついつい進めていきます。
難を挙げるとすれば三人称視点なのか主人公視点なのかわからない場面がありました。例えば、アリサが一糸纏わぬ姿の時に、主人公は顔にタオルをかけているはずなのにアリサが赤面していることが描かれていたり。視点がどこなのかわからない場面がいくつかありました。
バトル場面もキッチリと描いてありました。敵の不気味さや強さが伝わってきます。
第二章まで読みましたがどういう結末になるのか続きが楽しみです。

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