第22話 あれ?これって…まさか。

第22話 あれ?これって…まさか。


 異世界36日目 朝


 ふ~、疲れたけど充実だ。

 そして、気分爽快だ。奴らがこの島まで来れないとわかったので、ものすごく気が楽なのもある。

 しかし、早めに確認しないといけない事を思い出した。[掌握]!このスキルはどういうスキルだ?


 前に根性がクソメシのテーブル伯爵に、ナツの進めるままに、[掌握]をかけたが所詮やつの周りの空気だけ操れる程度だと思っていた。


 まさかあの伯爵そのものをロボット化までできたなんて、予想外だった。



18→22

名前 マスタ・オオベ (大縁 増田)

ジョブ マスターオオベー! NEW!

レベル 35→36 UP


生命力 300/300 →310/330  UP

魔力  3500/6000→20000/20000 UP

速さ  15/15    

運   マイナス323→マイナス350 down


スキル

ガルシアーナ言語理解 

能力 レベル25→30 UP

掌握 レベル55→110 UP

 パートナー 女神ナツ(コピーフィギュア)

 従者 マリーナ その他5人

 部下 テーブル街(政権のみ)

(不明)(不明)(不明)

ダッシュレベル1(稼働開始)

筋力増強レベル10→11 UP 

苦痛無効 熱無効

対毒耐性レベル4 

対電撃耐性レベル3 


火魔法 レベル15

マグマ魔法レベル65 

水魔法 レベル11→15 UP 

雷魔法 レベル12  

土魔法 レベル30



体験学習 レベル15→16 UP 

解体レベル5  

上級剣術レベル2 

聞き耳レベル5 

空間収納レベル20→21 UP

派生 空間部屋(大)レベル10→11 UP

   空間鎧 レベル5 

  空間変換レベル5 (現在使用不可)

魔力察知レベル5→6 UP

魔力探知レベル4 

暗殺格闘術レベル4→5 アップ 

鑑定 レベル6  


チャージスキル

  (鑑定)残り1(脱出用緊急転移)残り1


称号

 異世界人

 巻き込まれたはずの者

 トラブルに巻き込まれ過ぎな者 

 奇妙な運命になってしまった者 

 おかしな事になってしまっている者 

 苦労人 

 魔王討伐者1

 


(不明)

 インターネットワークを使ったゲームの、(以下文字無し)


(不明)

 これまでの不幸に耐えてきた為についたスキル。題名と命題が無いため(不明)としか表示出来ない。


(不明)

 これまでの不幸続きのせいで見にはついたが、分野が広すぎて命名は現在不能。

 

 やっぱり!

 魔力が爆上がりしてる!

 そして、[掌握]が無茶苦茶上がってる!

 ものすごく怖いけど、押して説明文を見てみた。


以前

 [掌握]

 物体の動きを[掌握]によって少し動かせる。


今回

 [掌握]  

 動きを掌握する。

 レベル100を超えて、リミッターが解除されました。

 [掌握]対象 物体、流体、個体、

 対象外 人心 魂 モンスター ただしスキル使用者に対する害ある行為を禁止することができる。


 範囲 エリア使用解禁 

 使用例 街 (街を指定して使用するとスキル使用者とそのパートナーと従者に危害を加える事ができなくなる。


 あ~。なるほど。そういうことだったのか!

 危害を加える事を禁止か!

 使えるな!スキルレベルを上げるだけ上げてしまえば、ものすごく使える!

 海で水魔法と併用して使うと、水魔法もレベルが上がっていた。


 人心なんて使えたら、この世界のクソだとわかった奴らがオレを狙ってくるが、違ったか。


 教会が、何かの手段で知ってオレを利用使用としているのでは?なんておもったが違った。

 捨てたくせになにのようだ?

 教会の奴らの武装とか見ていたら、あの召喚した時に王城にいた奴らだと思い出したので、ろくでもない事を考えているとしか思えない。

 

 [掌握]を使ってそのスキル範囲を広げてみると…。

 ん?なにこの感覚?

 ドクン!ドクン!ドクン!

 んん? ドクン!ドクン! まさか…?


 2人に、この島?の地下から心臓の音っぽい音がすると言うと、ナツが傍に生えていた鉱石らしい柱を見る。

 

 あー!って顔をして、下を指さした。

 まさか…。


 マリーナが、両手を地面?につけてなにかを探るが、顔をフルフルする。

 魔力探知でもわからないらしいな。

 

 海岸は、騎士団で埋め尽くされている。

 ん?魔力察知に異変が?魔力探知も発動させた。

 すると、島?内のサソリモンスターがここに集まりだした。そして、サバーと海に小島が出て来たのではなくて!あれはサソリの尾か?


 その時、やっとポンコツ鑑定がまともに発動した。



 レッサーサタニックスコーピオン ゲロオナ


 この異世界とは違う異世界から投棄された魔王サソリ種。

 異世界間災害指定モンスターです。討伐してください。

 

 え?討伐してください!!

 コレは、鑑定ってスキルのテンプレート文句なのか?ゲームとかでの表示と同じ基準なの?

 不適切だよね?それって勇者に言わないといけない文言だよ?


マリーナ

「一応、ベテラン勇者を倒した異常、勇者と名乗ってもいいのでは?」


 先に、ステータスを見せる。期待していたら先に謝っておくけど、オレは勇者ではない。

 ついでに言うと、クソバカ王国から使い物にならないからと、召喚なんて無理矢理されてその後すぐに捨てられた。


ナツ(聖女Ver.)

「ステータスを見せて見ては?」


 見たマリーナは、あ然とするしかなかった。

 あの勇者は、強さで拳での戦闘は勇者ランキング2位。剣ではランキング2位。魔法戦闘ランキング2位。総合戦闘では1位のレベル120の勇者らしい。


 は?????

 あの、ごほん!あの程度で?酔っ払いのビール瓶を振り回す、リーマンの方が素早く乱暴だけど狂気じみて、強いぞ!!



次話予定

 勇者達の復讐が来ます!






 

 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る