第18話 診断と探りと逃亡計画。

第18話 診断と探りと逃亡計画。


異世界29日目 朝


 今日は、ナツにオレのステータスを診断してもらっていた。

 いろいろ決めないといけない。

 1ヶ月。この間に逃げろって言われていたが、 あの兵士たちの言葉はなにを意味するのか?

 まぁ、既に国境緩衝地帯にいるから厳密な意味では、国境の外に出ている。


 その意味は?


15→18

名前 マスタ・オオベ (大縁 増田)

ジョブ マスターオオベー! NEW!

レベル 28→35 UP


生命力 11/270→300/300  UP

魔力  25/8500→20000/20000 UP

速さ  5/5→15/15     アップ

運   マイナス322→マイナス323 down


スキル

ガルシアーナ言語理解 

能力 レベル11→25 UP

掌握 レベル22→55 UP

 従者 コピーフィギュア→コピーフィギュア(女神ナツ)

 その他5人

(不明)(不明)(不明)

ダッシュレベル1(稼働開始)

筋力増強レベル3→10 UP 

苦痛無効 熱無効

対毒耐性レベル3→4 UP 

対電撃耐性レベル3 


火魔法 レベル11→15 UP 

マグマ魔法レベル30→65 UP

水魔法 レベル11 

雷魔法 レベル12  

土魔法 レベル30(稼働開始)



体験学習 レベル11→15 UP 

解体レベル5  

上級剣術レベル2 

聞き耳レベル5 

空間収納レベル11→20 UP

派生 空間部屋(大)レベル2→10 UP

   空間鎧 レベル5 

  空間変換レベル3→5 UP(現在使用不可)

魔力察知レベル4→5 UP

魔力探知レベル3→4 UP

暗殺格闘術レベル4 

鑑定 レベル5→6  UP


チャージスキル

  (鑑定)残り1(脱出用緊急転移)残り1


称号

 異世界人

 巻き込まれたはずの者

 トラブルに巻き込まれ過ぎな者 

 奇妙な運命になってしまった者 

 おかしな事になってしまっている者 

 苦労人 NEW


(不明)

 インターネットワークを使ったゲームの、(以下文字無し)


(不明)

 これまでの不幸に耐えてきた為についたスキル。題名と命題が無いため(不明)としか表示出来ない。


(不明)

 これまでの不幸続きのせいで見にはついたが、分野が広すぎて命名は現在不能。


 あれ?なぜ称号に、苦労人?

 そして、従者が増えている。

 マグマ魔法が、魔王級に強くなったあのイカを倒した事でレベル65かよ!


 そして、なぜか会得しているのに全く表示されなくて、使えなかった土魔法がやっと使えるようになっていた。


 ナツの診断だと、おそらくだが地球の大邪霊とか大妖怪の封印維持のせいで、勇者スキルの自動付与が、されていなかったのではないか?ということだった。

 今も身体に、魂に封印維持の影響が色濃く出ているという。


 異世界からの来訪者には、最低でも異世界言語理解スキルが付与されるという。

 それすらオレにはなかった。


 あと、ナツに従者ではなくて~とか言ったが、本人は拒否した。従者がいいと言うのだが、なんとかパートナーにしてもらった。

 いや予感しかしないよ~。


 (不明)スキルは、やはり魂とか回復しないと稼働出来ないらしい。

 大問題は、ジョブがマスターオオベー?

 従者に、なったトトという聖女見習いの女性にも、他の4人も聞いたことがないという。


 これは…天がわれに、マスターせよと…

 は?なにをマスターしろって?

 わからね~。


 方針は、日頃は女性5人は街で生活して、情報集めをすることにした。

 一応、オレは助言通り今から、隣国に移動する。


 異世界30日目 朝


 ここはブリントン王国の港町 タウリン


 宿でオレは凹んでいた。

 わかった事。隣の昨日までいたあの王国の正式な名前がわかった。

 Aohoe.BfcAtxKA と、書くが発音はアホバカ王国という。

 なんて名前だ。 

 意味は違うのだろうな~とかおもったら、そのままだったらしい。

 ろくでもない事をしすぎて、すべての国家からそう呼ばれて、聖大教会帝国っていう、女神信仰の総本山にも認定されてしまって、そう呼ばれる事になったという。


 国内の街の名前の単一化とかしていたのは、国の名前を変更するための作戦の一環らしい。


 この街も、かなり廃れていた。あの災害魔王級イカの仲間がいるという。

 冒険者ギルドに行くのは嫌なので、漁業組合に行くと[閉鎖しました]という立て札。

 街の人口5人。内冒険者ギルドに3人か?

 勝手に漁業をすることにした。


 冷凍イカを沢山作っていたら、目標の災害モンスターが出てくるだろう。


 釣りならぬ[掌握]での捕獲を、その頃。他の陽キャ組に異変が起きていることを知らずに、楽しんでいた。





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る