第16話 詐欺師は、奥の手を使う。そしてあのモンスターはかなり大物だったらしい。
第16話 詐欺師は、奥の手を使う。そしてあのモンスターはかなり大物だったらしい。
異世界27日目 朝
おっさんとシスターと、騎士がまだ探していたらしい。
コピーフィギュア(女賢者Ver.)
「監視してましたが、ずっと探していました。
流石にモンスターフォレストには入らなかったですが、50メートルぐらいなら探知できているみたいです。
森から出てきたモンスターからすぐに逃げてましたから。」
は?
100人は騎士がいるよな?なぜ逃げる?倒せばいいじゃないか?
そして、騎士が街の子供を連れてきた!
出てこないと、子供を殺すとか言い出したのだ。
エー、まず冷静に考えよう!
オレは16歳!彼女すらいない。子供はいない。
なぜ、異世界で赤の他人をころすとか言われて出てくるのか?
クラッ!
あれ? 身体がフラフラする。
コピーフィギュア(賢者Ver.)
「賢者の知識から、疲労困憊だと思われます。
休んで下さい。」
うん。寝ることにした。バキ!バキ!と、身体の中から、ものすごい音がして気を失う。
痛みがあって起きるが、眠気ですぐ寝る。
異世界27日目 深夜
ハァハァハァ
やっと、痛みが引いてきた。だいたいの苦痛とかは耐えてきたのだが、これは痛い。
ん?あれ?コピーフィギュア?少し小さくなった?
コピーフィギュア(賢者バージョン)
「御主人様が、大きくなったのですよ。御主人様!あの子達を助けるチャンスです!
奴ら、騎士たちも疲労困憊で寝ました。」
あ?
パシッ!(コピーフィギュアに叩かれる)
コピーフィギュア(賢者Ver.)
「起きました? あの子達を助けましょう!」
あ?
パシッ!
ごめんなさい。わかったよ。すぐに、空間部屋の…あれ?空間部屋には射程距離とか、こちらから喚んで入れるって機能はなかったのに?
まぁいいや。できたな。
ん? なぁ?コピーフィギュアさんや?空間部屋にクローゼットとか、デカいベットとか風呂とキッチンがあるのだが、まだ夢かの~?
コピーフィギュア(賢者Ver.)
「それは、御主人様の身体がビルドアップして行くと同時に変化しました。
やっぱり!この娘達の寿命が、あと少ししかない!」
え?
ヒール?いや、飲み薬!
コピーフィギュア(賢者Ver.)
「そんなレベルではありません!後で説明します!」
ぁ、やばいな。騎士が動き出したな。
すぐに、移動する。その娘達を頼む。
コピーフィギュアにどうも子どもとは思えない雰囲気の子供を任せると、あるオレは、空間部屋からでて、仮面を被って外にでた。
すると、すぐにおっさんとシスターが出て来たので、空間鎧を用意すると騎士がファイヤーボールを撃ってきた!
「ほう?やはりオレを殺しに来たのか!」
おっさん
「違う!貴様らなぜ攻撃を!やめろ!熱い~!」
シスター
「お助け~!」
おっさんとシスターは逃げていった。そして騎士達が襲って来たが、森の中に逃げることにした。そのほうが、レベリングになるからな~。
騎士達はニヤリとして、撤退していった。
謎のおっさんとシスターは、奥の手(人質)を使ったが失敗した。
魔法探査をかけながら、森を進むオレはふと気になっていた。
妙に、コピーフィギュアの奴、姉さん女房化してないか?それに艶かしくなっている。
なんだ?腕がドリルのクマがいた。
まぁ、蹴ったら一撃だったな。
次は、木だ!突然動き出したが、蹴ったら大人しくなった。
魔石が幹から出て来たので、モンスターだったらしい。
そして、森の奥にお手頃な小屋があったので、中に空間部屋を出して入った。
2人の子供は、風呂に入ったあとらしい。
いきなり、コピーフィギュアが土下座した。
は?どういう事だ?
あの災害指定のドデカイイカの魔石を出してくれという。
あれ?光っている?
魔石から白い何かが出て来て、段々魔石が小さくなった。
白い何かは、コピーフィギュアに吸い込ままれていく。
コピーフィギュア
「ありがとうございます。やっと意志が戻ってきました。私の名…いえ、私に名前をつけて下さい。」
どういう事だ?というが、頑なに何も言わない。う~ん、何か重要な事の気がするから、言ってくれたら、今のオレにできる事をすると言うと話しだした。
は?コピーフィギュアは、この世界を支えていた5女神の1女神で、ものすごい魔神との戦闘で、犠牲になって力をあの魔王級のイカに封印されていた?!
ん?何かまだ重要な事をいつまでないだろ!と、言うとビクビクとしている。
なんだって!オレのご先祖にオレの不幸の元となった大邪神とかの封印に立ち会った女神達の1女神だと!
怒りが、フツフツと湧き上がる!目が飛び出るほど怒りが湧き上がる。
しかし、どうしたらいいかわからなかった。
異世界27日目 夜。
女神は、封印の結果の子孫が不幸になりすぎた事と、果蓮(かれん)家とかの裏切りを知っていたという。
そして、彼女達の上司たちがなにを考えているのかを洗いざらい白状した。
彼女達に襲いかかった魔神が来たのは百年少し前。
封印されるまえに、体を切り離して人形に化けて、コピーフィギュアをやっていたらしい。
そして、長い夜が始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます