第15話 詐欺師から逃げる!

第15話 詐欺師から逃げる!


異世界26日目 早朝


 宿で食事をして、すぐに港に向った。

 あった!昨日取引した船だ!すぐに空間収納する。

 そして、岬の先に行く。

 その先には、大渦があった。この大渦が隣国との国境線と位置づけされているらしい。

 そして、岬から少し西側に行くと森があるのだが、それはモンスターフォレストと呼ばれており、凶悪なモンスターの巣だという。


 げ!やはり来たか!嫌な予感は当たる!

 なぜ1ヶ月以内に逃げろと言われたのか?

 それを考えていたのだが、聖女達の記憶での戦闘しない後衛職の勇者のその後とかの話をまとめると、戦死が多い。

 

 そして、異世界勇者召喚された者が帰ったという話も無い。特に賢者の記録がひどかった。

 戦わなかった勇者は、次の勇者召喚の為に貢献したとかの記述が、魔導学院の禁書にあったという。


 生贄にするつもりでの捕獲だろうな。

 きた!やはり来たか!ギラギラに光る鎧を着た騎士が、海岸にやって来た。


 コピーフィギュア(聖女Ver.)

「やはり、奴らは御主人様を探してました。そして、ついでに強き者がいたら勇者パーティーに無理矢理入れさせるつもりです。」


 すぐに、マグマ魔法を用意して、大渦の中に投入する!ドーーン!

 う!なんだ!身体が痛い!

 すぐに森に入って空間部屋にコピーフィギュアと逃げ込んだ!


 う!なんだこれは!

[災害破壊モンスター ビッグサタニックゲッソーが討伐されました。スキルが3つ授与されます。大量の経験値を獲得しました。レベルアップします。]


 この痛いのは、レベルアップが急だったからなのか?

 空間部屋にから、見える外では騎士達が騒いでいる。 

 [空間収納の射程距離内に、討伐したモンスターが入りました。]


 魔石だけ抜いておいた。代わりにあのイカたちの小さい魔石を100個ほど入れておく。

 あれ?

 そうか!あの大渦を見ながら、マグマを作ったから渦を埋めるほどのマグマを作ってしまったのか。

 魔力が空っぽの感覚でわかったので、すぐに寝ることにした。



異世界26日目 昼

 

 身体がまだまだ痛い。そして、外は騎士がウヨウヨいた。


大きな冠をつけた聖職者?のおっさん

「出てこい!我らの女神様が、お呼びだぞ!出てこい!」なんて、喚いている。


 いや、すっごく行きたくないよ。お前についていくか!


すっごく着飾ったシスター?

「選ばれし、召喚された勇者よ。出て来て下さい。そして、この世界に光を!」


 いや、ごめんなさい。あなたからはザギ師臭しかしないよ。

 オレは死にたくない。生贄にするつもりだろ?


 心で突っ込みながら、今の戦力を確認する。

 戦闘してでも、逃げないといけない事態が迫って来ているとしか思えないよ。



8→15

名前 マスタ・オオベ

ジョブ (空欄)

レベル 26→28 2UP


生命力 100/260→11/270  UP

魔力  800/1205→25/8500 UP

速さ  12/12→5/5     down

運   マイナス201→マイナス322 down


スキル

ガルシアーナ言語理解 

能力 レベル2→11 UP

掌握 レベル1→22 UP

 従者 コピーフィギュア

(不明)(不明)(不明)(ダッシュ)

筋力増強レベル2→3 UP 

苦痛耐性レベル15 →21 UP

対毒耐性レベル2→3 UP 

熱無効 NEW

対電撃耐性レベル3 


火魔法 レベル5→11 UP 

マグマ魔法レベル30 NEW

水魔法 レベル1→11 UP

土魔法レベル29 NEW

雷魔法 レベル1→12 UP

体験学習 レベル6→11 UP 

解体レベル5  

上級剣術レベル1→2  UP 

聞き耳レベル3→5 UP

空間収納レベル10→11 UP

派生 空間部屋(大)レベル1→2 UP

   空間鎧 レベル2→5 UP

   空間変換レベル2→3 UP

魔力察知レベル3→4 UP

魔力探知レベル2→3 UP

暗殺格闘術レベル4 

鑑定 レベル3→5  UP


チャージスキル

  (鑑定)残り1(脱出用緊急転移)残り1


称号

 異世界人

 巻き込まれたはずの者

 トラブルに巻き込まれ過ぎな者 

 奇妙な運命になってしまった者 

 おかしな事になってしまっている者 NEW


(不明)

 インターネットワークを使ったゲームの、(以下文字無し)


(不明)

 これまでの不幸に耐えてきた為についたスキル。題名と命題が無いため(不明)としか表示出来ない。


(不明)

 これまでの不幸続きのせいで見にはついたが、分野が広すぎて命名は現在不能。


 は?あれ?もっとレベルが上がったと思っていたけど、そんなに上がって無い!!

 掌握とか、上がったな~。

 マグマ魔法がレベル30か!マグマ相手にかなり頑張ったからな。

 軍と戦うなら、マグマ魔法と土魔法か。それにしても、称号が変だな。

 おかしな事になってしまっている者って、どういう事だ?


 何か予想が外れた時の言葉だよな~。

 どういう事だ?そうか!まさかと思うけど、史上初の捨てられて、逃げ切った者という事か?

 よし!希望が見えてきたぞ!籠城戦だ!

 港では、ずっとシスターとおっさんが怒鳴っていた。


 放置して寝よう!もういつの間にか夜だ。


 

 


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る