4月29日(月)
どんより雲って雨が降ったと思ったら、いつの間にか太陽が照っていた。気まぐれな天気である。
午後から時間が出来たので、船を作った。理由は家にたくさんおしぼり置きがあったから。おしぼりはないのにおしぼり置きが降って湧いてきた。生きているといろんなことがある。
材料は処分予定(ほぼ決定事項だ)のおしぼり置きと、竹串と画用紙。楽しい工作の時間だ。私の腕だともちろんショボい出来なので、誤魔化すためにミニチュアのタコを二匹添えた。伊勢海老のミニチュアもあったけれど、舟盛りっぽさが拭えないので、下船してもらった。
タコのサイズが船より大きければ、沈没させるタイプの怪物になってしまうところだったが、幸いにも乗組員としてぴったりのサイズだった。
タコの航海。なかなかに面白そうな題材である。八本の腕を駆使し、器用に船を操りながら大海原を行く。第一章『カモメの襲来』、みたいな。頑張れ、初っぱなから大ピンチだ。
せっかくだから名前もつけた。船の前方にいるのが「オク」で、後方が「パス」。二匹合わせてオクとパスだ。同様につけられたタコが世の中にはきっと大勢いるだろうが、一心同体、一蓮托生感のある名前だと勝手に思っている。
ちなみに船の名前は「スペクター号」にした。闇落ちしないことを祈る。
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