第6話
えても叫んでも何も変わらないことが理解したので何もすることなくまずは夕食の支度をすることにした。幸いなことに元の世界に帰れば色々と持ってこれるのでそこは心配せずにいた。
とりあえずドラゴンみたい生物は翼がまだ怪我をしているので再び宝石の中に封印なのかはわからないがしまってから行動を起こし始めた。
本当に異世界の人と出会ってこの世界のことを聞かないとわからない事ばかりだから早く出会いたいけど向かうにはやはり湖の向かい側に向かうしか方法はないのかと諦めていた。そうなると本当に丸1日、休みの日ではないと向かうことは難しいだろう。
あの辺はとても凶暴そうな生物も生息していたことだし見た目通りには向かえないのは馬鹿な俺でも理解はできていた。でももしこのドラゴンみたい生物が懐いて上に乗ることができ、空を飛べたら話は変わってくる。
まあ、今は目の前の事を考えるとしよう、そろそろドラゴンみたい生物に名前を付けようとして考えて末に決めたのはこのよう名前になった。
アグニワイバーン、そしてこの子の名前はリオと言う名前にすることにしたのだった。それでアグニを出しても問題がない巨木はあるかなと探し始めた。
いくらドラゴンの仲間でも怪我をしているので心配してしまうので安全な場所に出してゆっくりとしてもらおうと探してそして何とか辺りが真っ暗になる前に見つけることができたのである。
そこは意外にも元の世界に繋がっている場所の間近で気がつけなかったと思いながら元の世界に帰り食材を集めてきた。
幸いなことに冷蔵庫にアジが3匹ほど残っておりこれと何かをリオに与えて俺はイワシの缶詰でも良いかなと考えていた。特に他になかったし次からは時間もあるから料理でも久しぶりにしてみようと考えた。
なんせ社畜にはそんな時間はなく毎日毎日、仕事ばかりでろくに三食も食べずに過ごした日もあるぐらいには忙しいのである。それである程度の給料があればまだ救いがあったかもしれないがとても見合っている給料とは言えずに過ごしている。
景気が良くなれば良いのだけどなんせ不景気なのに増税なども重なり余計に悪化をしている。その為にここ近年は更に犯罪率が上がり治安が悪化する一方で俺も異世界の扉があるので最悪、異世界に移民することも考えないといけないところまで来始めている。
本当に元の世界の日本はどうなってしまうのか、不安がいっぱいだな。下手にすれば誰か武力行使に走ってしまうのではないかと思っている。
はあ〜元の世界のことを考えていたら気分が悪くなるからそんな事は忘れて異世界を楽しみますかと気分を変えて行動を移した。
まあ、今回も料理とは呼べない内容だけど、そんな事を思いながらも俺と安全を確認したので再度にリオを出して一緒に食事を始めた。
俺はリオ、その魚は美味しいかと聞くとリオは頭をかしげながらリオってと言うばかりの顔をしていたのでお前の名前だよと伝えると嬉しそうにして頷いていた。
それにしてもリオって意外と頭が良いのかと思った、こんなに賢いのにはやはりこの辺の環境のせいかもなと考えた。
リオみたいなワイバーンが魚も食べるようになったのはおそらくほかの生物との生存競争に負けてしまって餌を求めて魚も食べるようになったと考えられるな。
そして魚も食べるようになったから頭が良くなったとか・・・有り得そうだから困るなと思った。そうなるとやはり生存競争の相手はあのドラゴンになるよなと考えた。
でもそんな食物連鎖の上に立ちそうな生物だと思っていたのにそれよりも更に上がいるのだからよく分からないなと感じた。
今日も眠くなるまで生物図鑑でも作成しようと再び作業を始めていた。今まで見た生態で考えて作り続けた、勿論のこと変更することはあるだろうけど今、現在で判明している事だけでも書いて記録をしていた。
そしていつの間にかリオは腹がいっぱいなのか不安な量だったのにも関わらず寝てしまっていた。明日、仕事の帰りにまたスーパーでも立ち寄って安い魚がないか探さないとなと考えていると俺自身もだいぶ眠くなってきたので目覚まし時計をセットしてから睡眠につくのだった。
翌朝になり朝日そして目覚まし時計の音と共に目を覚ました。さて、今日は元の世界に帰って仕事に向かわないといけないからと起き上がると既に元気そうにしているリオの姿があった。
うん?朝から元気で良いなと・・・うん!?羽が治っているですけど昨日はあれ程に大きく空いてあった傷穴が見事に消えてなくなっていた。この子の再生能力が凄いのか、それとも昨日に薬草代わりに使ったあの植物が凄いのか。
どちらかは分からないけどこれで完全に治ったわけだからうまく行けば空からの探索もできるようになるぞと喜んだけどそもそも乗馬・・・でなくて乗竜の技術なんて持ち合わせていないですけど大丈夫なのと疑問に思った。
でも最悪、昔に自転車の練習していたみたいに努力をするだけだ。そこまで高く飛ばなければ場所によるけど怪我もせずに済むかもしれないから。
ともかく異世界人との交流が夢物語ではなくなってきた事だけは事実だ。後は俺自身が努力をするだけだと覚悟を決めたけど今は残念ながら時間がないので諦めるしかないけど仕事が終わったら早速、訓練だと決めた。
ともかく今はリオを再び宝石に封印してから仕事の準備を始めた。でも異世界でやれば慌てることはないからそこは良いことだけど。
そうもしているうちに準備も終えたので異世界から元の世界に戻り、時間を余裕を持って会社に向かい始めた。こんなにゆっくりとして会社に向かうのは初めてかもしれない、入社から毎日毎日と忙しい日々しかなかったので余計にこのような余裕が持てて感動している。
そんな事も考えながら出社すると周りからこんなに早く出社して何が起きたのと言われたので俺はまあ、たまたまと言ってその場をやり過ごした。
全く、社畜過ぎるからいくらたっても従業員が増えないだよと思っていたらそんな俺の考えを真っ向から否定することが起きたのである。
なんとこの様なブラック企業に入社してくる猛者が現れたのだ。この様なブラック企業に入社するって人生を捨てるつもりなのかと俺は新入りに対してすぐに伝えようと待ち構えて新入りを待っていると入ってきた新人は普通の人とは少しばかり様子が変わっていた。
顔には包帯が巻かれており肌が見てないようになっていた。まるでミイラみたいだなと考えていると新人が言葉を出して自己紹介をしてくれた。
「ど、・・・どうも、初めまして。私は佐藤紫と言います。皆様にご迷惑を掛けないように頑張りますので宜しくお願いします」
俺は見た目はともかく内心は良さそうな人で良かったと思ったけど声からしてもしかして女性と驚いた顔を出さないように驚いていた。
なんで顔を隠しているのか、あんまり顔に自信がないからとそんな理由だろうと思っていた。まあ、俺にはあんまり関係はないだろうから仕事に戻ろう、仕事が残っていつもよりも残されたらたまったものではないから今日は頑張るぞといつもよりも頑張っていた。
その時に同僚がこちらは仕事で忙しいと言うのに話しかけてきた、本当なら無視をしたかったけど仲も良い仕事と仲間だったので聴いてあげることにした。
「竜輝!今日で入ってきた女性の新人の事だけど、肌は見えていなかったけどかなりの美声だったからきっと美人だと思うからさ、今夜、一緒にあの子を誘わないか」
「済まないが今夜はやりたい事があるから俺はパスするよ。それにあの新人の女性も人と深い付き合いしたいという雰囲気を出していないから無理矢理に誘うと嫌われるぞ」
そう伝えるとそんなと同僚は泣きそうな声で俺を見つめてきていたけど俺ではどうすることもできないから諦めろと伝えてから仕事をしないと帰れなくなるかもしれないから頑張るぞと言うと同僚はそうだなと諦めながら答えて仕事に戻った。
けれど同僚の言うことも一理ある、何かあるように思えて気になる。それに本当に美人ならこの辺で夜になると襲われてしまうから彼女が家に帰るまで護衛をしたほうが良いかもしれないなと感じるのだった。
全く、俺は急いで家に・・・異世界に向かいたいのに!でも何かあって後悔はしたくないから仕方がなく佐藤紫を守ることにするのだった。
本日の成果
宝石はドラゴンを封印できる石だった!
元の世界と異世界に繋がっている場所の付近に拠点に最適な場所を発見!
ブラック企業(会社)に女性新人が入社してきた!
後書き
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