第36話 ガガルコのダンジョンに


 俺は王都ルコルで奴隷を3人購入した、3人は体のどこかに怪我をしていて体が思う様に成らない事に頭を痛めて居た、そんな3人にこれからを聞いた所其々の今後を語って呉れた、俺は馬車の中で3人と輪に成り先ずは「これから起こる事には冷静になり俺の言う事を聞く様に」と言って、ステ-レスの傍に行き左足に触れ魔力を流しリバースと唱えると、ステ-レスの足が昔の様に元に戻った事に3人が今目の前で起こった事が信じられ無いと言う様な顔をして居た、次がマミスカの右腕の所に触れて魔力を流しリバースを唱えると、右腕が元に戻りユウタが「動かして見て」と言ったので指をグ-パ-して見た、何も問題なく指が動きマミスカが呟いた神様と呟いたがユウタは無視してクロイカの右足に触れた、魔力を流して行きリバースと唱えると足が売られる前の様に成り立って屈伸をして見た、3人は自分の怪我が元の健康時に戻り呆気に取られて居たが、「ご主人様ありがとうございます。私はご主人様に一生を捧げます」とマミスカが言った、ステ-レスも「私もダイスケ様に一生付いて行きます」

クロイカも「私も付いて行きます」と言ったので3人を鑑定する事にした。


 ☆ステ-レス(人族)22才  女性  レベル18 Dランク冒険者


 HP 170

 MP 100


 スキル 家事 生活魔法 弓術


 家事  レベル3 ・料理が出来る


 生活魔法レベル3 ・飲み水 ・クリ-ン


 弓術  レベル3 ・正確に狙える


 

 ☆ マミスカ (人族)22才  女性  レベル18 Dランク冒険者


 HP 180

 MP 150


 スキル 剣術 風魔法 生活魔法


 剣術  レベル3 ・スラシュ ・払い打ち ・回し切り


 風魔法 レベル4 ・圧縮弾 ・ウィンドカッタ- ・ウィンドシールド


 生活魔法レベル3 ・飲み水 ・クリ-ン ・乾燥



 ☆クロイカ (人族) 12才  女の子  レベル2


 HP 16

 MP 16


 スキル 土魔法 水魔法


 土魔法  レベル1


 水魔法  レベル1


 3人の鑑定をしてみて二人は流石にDランク冒険者だけ有って色々と高いが、クロイカが「二属性持ちで鍛えれば将来優秀な魔法使いに成れるかも知れない」と俺が言うと、クロイカが「弟子にして下さい」と言い出したが、俺は取り敢えずここでの1泊の準備をして行く事にした、先ずは竈を拵えて料理をスキルの有るステ-レスにお願いした、彼女は自由に動けることが嬉しいのか泣きながら料理を仕出して、マミスカがそれを見て自分に置き換えたのかやはり泣き出した、クロイカが二人を見て居たが

若いだけ有り切り替えが早いのか嬉しそうに手伝って居た、俺はその間に馬車の中に毛布を敷き3人分の被る毛布を置いて俺はもちろんテントだ、次の日にはアンタレ迄来たが着くのが遅くて宿が確保できなかった、なので公園に行って又テントを出して寝る事に為った、俺はどのタイミングで彼女たちを俺の異空間に連れて行くか考えて居た。


 結局王都を出て4日目にガガルコに着いた、もう直ぐ16時に成る宿を確保して置きたい野宿でも良いのだがやはり彼女たちはベッドが良い筈だ、俺は宿を闇雲に探しても見つからないと思ってギルドに行こうと考えギルドを探して居ると宿が有った、

其処に飛び込んでみて聞いた「4人ですが泊まれますか?」と聞くと「大丈夫です。4人部屋に成りますが」と言った、俺は了承して値段を聞いたら受付の男性が「お一人様銀貨7枚に成ります。なので銀貨28枚ですそしてルクタイトの宿に様こそ私がここのオ-ナ-のルクタイトと申します。御贔屓にして下さい」と言った、俺はお金を払い「ふと馬車は置けますか」と聞くと「馬車は余裕で置けますが飼い葉等で大銀貨1枚に成りますが」と言うので追加で大銀貨1枚を渡し馬車も預かって貰う事に為ってカギを受け取った3016号室だった。部屋に入ると3人はご主人様と一緒の部屋に寝るなんて恐れ多いと言って居たが、俺に何時襲われるか心配という面が有りそれを隠して言ったのが分った、俺は「じゃぁ君たちはここで寝て居て、俺はちょっと行く所が有るから行って来るから」と言って部屋を出て宿の外の人気のない所に来ていた、其処で異空間に入り温泉に浸かり体を洗いながら如何した物かと考えて居た、彼女達も怪我を直した時は一生を捧げると言って居たが、日にちが経つと冷静に成って来たのか別の事を考える様に成ったのか確認する必要が出て来た、そんな気がするので3人共に考える機会を与える事にしたのだが俺は考えるの止め寝る事にした。


 朝早い目に置きだして宿の部屋の傍に転移して部屋に入った、3人も置きだした所でまだ眠そうだったので先ずは顔を洗いスッキリしてから朝食を食べてから部屋で確認する事にした、俺達4人は朝食後部屋に帰って来て俺が切り出した、「ここ迄来たが3人に再度確認する事が有る」と言って、先ずはステ-レスに聞く「当初君は俺に一生付いて行くと言って居たが、その気持ちが今でも変わりないか答えて欲しい。もし変わって居れば君を奴隷から解放して自由にする」と言った、するとステ-レスは少し考えさせてほしいと言い出したので了承した、次にマミスカに同じ問いをしたら同じ様に考えさせてほしいと帰って来た、最後に「クロイカはまだ12才だ暫くは俺と一緒に居た方が良いので聞かない」と言うと、クロイカも「私は、ダイスケ様と一生一緒に居る積りです」と言った、俺とクロイカは暫く外に居るので考えが纏まれば呼びに来てくれと言って、部屋の外に出て裏の馬車の傍に来てクロイカに魔力操作の訓練を始めた、1時間近くその訓練をして居た所に二人が近づいて来て言った、「私たちは二人はスイ共和国の生まれなので故郷に帰りたいと思います」と言った、俺はその二人の意見を尊重して二人を開放する事にした、多分俺は二人の隷属魔法による縛りを解除する事が出来る筈だ、これをするとひょっとしたら違法なのかも知れないが二人には口外しない事を約束させて隷属魔法をレジストした、二人の奴隷紋が消えて無くなり此れで二人は自由だと言って二人に金貨10枚づつを渡してやった、そして宿を出て冒険者ギルドの方に馬車を走らせていた、ギルドに着いてギルドに売ってある装備を揃えて遣り其処で二人と別れる事に為った。


 それから俺達二人はダンジョンに入る為の用意を始めた、先ずはクロイカの装備を揃えて行ったがまだ体力が無い為に軽い皮性の装備にして、次に剣は俺が作ったミスリルの剣を渡して置いて振る練習をする為に近くの広場に来た、その日は其処で1日練習をして居たが剣はスキルが無いので今の所はそう上手くは無い、俺は実戦をしながら鍛えた方が良いかもと考えて明日はダンジョンに入る事にして、宿に帰りダブルの部屋に変えて貰い其処に泊まった、そして次の日から二人のガガルコのダンジョンへのアタックが始まった。


 

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