第10話 ガリンガのダンジョン13層~


 俺はダンジョンに詳しく無いので何とも言えないが、こんなに時間が掛る物だとは思っても見なかったと言うのが本音だった、ここ迄は2層で1日掛りこの13層は可成りの時間が掛りそうだった、丘の登り降りだけでも相当時間が必要だったし魔物の数が多く成って居たのも原因だった。丘の上から降りて来て平地を進み丘を2つ過ぎた辺りで魔物の反応が有った、丘の上に魔物が陣取り下を通る物を見付けては狩りをして居る様だったが狼だった、この狼は今迄に来た狼とは違う様で見るからに体が大きいのが分り鑑定するが離れすぎて居て鑑定が出来なかった、体だけで行くと1.5倍の大きさが有り群れも大きい様で100匹近くの狼が居る見たいだった、ボスだと思う狼の遠吠えが有ると丘から狼が逆落としの様に降りて来ていた、俺は急いで塔を作り8mの高さにして狼が集まるのを待った、およそ100匹が塔の周りを囲み狼が勢いを付けて飛び上がるが、精々6m位の高さまでしか飛べない様で俺は集まった群れに爆裂弾を連射して数を減らす作戦だ、衝撃波も数発撃ち狼の半数ほどを倒した時にピロンと鳴った、ボスも丘から降りて来て飛び上がったがあと少しの所で届かない、すべての狼が塔の周りに来てチャンス到来とばかりに風神雷神を発動した、風に巻き上げられて落ちる狼に雷に遣られて絶命する狼が殆どで、最後にボスだけが残り襲って来たが俺はここから降りない、ボスにウィンドカッタ-を撃つとボスも倒れて動く狼は居なく成った、魔石集めの魔法を発動すると魔石が106個とボスのが1個の107個有った。


 塔を解除して又進みだしたが魔物を見付けるより先に階段を見付けた、降りて行き

下で昼を取ってからさっきの狼の魔石を鑑定して見た、するとマダラ狼の魔石と出て居てレベル7と会ったボスも鑑定するとレベルが9と出たやはりボスは上位種に成る様だった。


 昼食も終わり休憩してから14層に来ると今度は草原と林が疎らに成って居た、探索をしながら進んで行くがこの様な地形は迷子になり易い様に思うので何かいい魔法が無いか考えながら進んで居た、そうだ確かダンジョンの様な所ではマップが活躍して居た筈だそれを作れないか考える。探索や探知に手を加えて自分の歩いた所は見る事が出来て、後は魔物の反応が分り魔物は赤で表示して人は緑で表示する事にして悪意があると赤表示に変わる様に設定した、そして探索と探知を纏めてサ-チと呼ぶ様にする事にした、マップとサ-チを発動しながら歩いて行くと前の林の中に隠れて居る

魔物が居た、赤い点が二つあるが動きは鈍そうだったので近づくと林から出て来たのがトレントと言う魔物で1m程も有る木の魔物が2体出て来た、鑑定して見るとレベルが高い40も有る様で俺より高いのが2体居るのでピンチだった、トレントは土魔法が使えて風魔法に耐性が有り、長い触手が特徴で土の中から触手を伸ばして絡めとり養分を吸い取り自分の栄養とする魔物の様だ、弱点がありとに角火には弱くて火魔法を使うと逃げるそうで、使うときは最後の討伐時に使うと決めて先ずサンダ-ボルトを使ったが、余り効果が無い様なので新たに考えた魔法を使う事にした複合魔法の(風+火)で乾燥魔法だったそれを使うとトレントが乾燥して終い動けなく成り触手も萎れて仕舞った、先ず1体のトレントの顔に剣を突き刺したピロンと鳴り2体目の顔に剣を刺すとピロンと鳴って魔石とアイテムが落ちて居た、トレントの木材が30㎝角X5mが5本だった。


 其処を過ぎると暫くは何も来なかったが階段らしき所を見付けたが、其処には蜘蛛が階段に巣を張り通れなく成って居て蜘蛛が10匹は居た、蜘蛛を鑑定すると灰色マダラ蜘蛛と言う名前で大きさが約2mとでかいしレベルが30とそこそこ有り、毒と糸を飛ばし絡める様だが蜘蛛は昆虫の一種だ、俺の知識が戻りつつある今は前世の知識があるのでここは複合魔法のブリザードを使うと蜘蛛が動けなく成り俺があっさりと勝利した、10匹の蜘蛛を倒すとピロンが1回来て蜘蛛の糸が10kg落ちて居た、それから階段の蜘蛛の糸を取り乍ら降りて来たら安全地帯が有った、先客が1組居たが今は休みたいしマップには全員緑に成って居た。


 次の日に目が開くと先客は出た様で居なかった、一応結界を張って居たので俺の何かを取ろうとしても結界は超えられない、超えるには俺の許可が必要なので安全地帯と言っても俺はソロだ、寝て仕舞えば無防備に成るので結界は必要だった、先客が悪い連中じゃ無くて良かったが挨拶もする間も無く俺は寝てしまっていた。そんな事も有りながら目の前には20層のボス部屋が有った。ここまでに15層を過ぎて5回のピロンが有ったしここでステ-タスを確認すると、



     ダイスケ (人族 18才) レベル44


 HP 3200

 MP 3200


 スキル  ・全魔法適正 ・各種耐性 ・剣術 ・投的 ・読書理解

      ・探索 ・錬金術


 特殊スキル ・言語理解 ・鑑定 ・魔法バッグ特 ・創造魔法


 加護  ・創造神の加護


 

 剣術  レベル10 ・スラシュ ・受け流し ・横薙ぎ ・十文字切

          ・ダブルスラシュ ・瞬歩 ・剣技飛ばし ・剣神


 投的  レベル8 ・コントロ-ル修正 ・正確な投的 ・石を連投出来る

          ・変化球を出せる ・複数の投石が出来る


 水魔法 レベル8 ・ウォーターボール ・ウィンドシールド・ウォーターランス

          ・ウォータージェット・水流刃・ヒ-ル ・ハイヒ-ル


 風魔法 レベル8 ・圧縮 ・ウィンドカッタ-・ウィンドシールド ・衝撃波

          ・フライ


 火魔法 レベル8 ・ファイア-ボール ・ファイア-ランス 

          ・ファイア-ウオール ・爆裂弾 ・火砕流


 光魔法 レベル6 ・ヒ-ル ・ハイヒ-ル ・キュア ・エリアヒ-ル

          ・リフレッシュ ・ホ-リ- ・ホ-リ-ランス


 闇魔法 レベル6 ・ダーク ・ポイズン ・サイレント・ドレイン

          ・ロック ・アンロック ・コントラクト


 土魔法 レベル8 ・アーススピア ・ア-スバインド ・壁作成 ・落とし穴

          ・トンネル作成 ・家作成 ・クエイク


 無魔法 レベル8 ・魔力操作 ・視力強化 ・脚力強化 ・腕力強化

          ・レジスト ・ディスペル ・記憶力強化       


 氷魔法 レベル6 ・氷が出来る ・アイスランス ・アイスシ-ルド

          ・氷柱 ・氷山


 雷魔法 レベル6 ・サンダ- ・サンダ-レイン ・サンダ-ボルト

          ・雷神 


 時空魔法レベル7 ・ストップ(1秒)・グラビデ・ワ-プ・転移 

          ・メテオ 


 影魔法 レベル5 ・幻影 ・影縛り ・影潜り ・影転移


 複合魔法レベル6 ・吹雪(水+風+氷)・ハリケ-ン(風+水+雷)

          ・風神雷神(風+雷+水+氷)・乾燥(風+火)

          


 生活魔法レベル3 ・クリ-ン ・種火 ・飲み水

 

 探索  レベル8 ・半径2kmの魔物が分る ・探知も出来る

 

 鑑定  レベル8 ・ほぼ鑑定が出来るが自分よりレベルが高いと弾かれる事が

           有る


 錬金術 レベル3 ・金属抽出 ・インゴット作成


 創造魔法レベル2 ・結界 ・ステルス


 サーチ レベル8 ・魔物が分る(2km以内の魔物は判別できる) 


 マップ レベル2 ・マップが作れる 


 俺は遂にレベルが40を超えていた、まだ世間の強者がどの様なレベルか判らないがその辺は追々分かるとして、自分が強く成れば良いだけなのでとに角上を目出して行く事にする。そして20層のボス部屋に入るとボスがオ-ガジェネラルとオーガファイタ-が居た、オーガジェネラルはこん棒を持ちファイタ-がメリケンサックの様な物を手けて居た、影縛りを使うとファイタ-が固まったがジェネラルが弾いた様で平気そうにして居たが、俺は先ずファイタ-を片づける積りで瞬歩で剣を一閃するとキン

と弾かれた、見るとジェネラルがファイタ-を助けた様でジェネラルのこん棒がファイタ-の所に有った、これは不味いと思い衝撃波を撃つと2匹ともに部屋の壁にぶつかりヨロついて居た、ここがチャンスとばかりに一気に勝負に出て又瞬歩でファイタ-に一閃するとファイタ-は消えた、後はジェネラルだけだった十文字切りを飛ばした後に一気に接近して剣を一閃するとジェネラルの腕が落ちてこん棒が離れた、もう一度剣に魔力を流して強化しながら一閃した、ジェネラルが霧に成って消えて行ってピロンが1回鳴った、ジェネラルが消えた後には宝箱が有った中身はハイポーションが5本入って居た、俺はここで一旦外に出る事にして裏の石碑にタグをタッチして外に出て来た。


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