『いっそ誰もいない道へ』: Sonnet

いっそだれもいないまち

ひっそりと詩歌しかいていたい

質素しっそだけど偉大いだい

逼塞ひっそくさえも詩歌しかとしたい


一緒いっしょにいたい相手あいてはいない

一生いっしょうそんなふういていたい

一書いっしょにしたいはいない

一笑いっしょうこんなふういていたい


疾走しっそうする 四足獣しそくじゅうのように

失速しっそくむ あらゆる理知りち

一掃いっそうする みそ十余じゅうよぎょう

一足いっそくむ あらぶる詞致しち


質素しっそ違背いはい

いっそだれもいないみち

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