第5話モップ村

「ずいぶん栄えてる村っすね。」


トモキが周りを見回して呟いた。


オーガが得意気に


「モップ村だ。」


と言った。


「モップ村?」


和人がオーガに聞き返した。


「そうさ、掃除好きの村だよ。」


「だから、俺等、囲まれてるのか?」


和人、オーガ、トモキはモップを持った村人に囲まれた。


地下牢屋に3人は放り込まれた。


「儀式がある。」


オーガが、腕を組んで言った。


「てか、何で捕まってる?」


トモキが、呟いた。


「この村最強の魔法使いをスカウトするためだ!」


オーガが、答えた。


「魔法使い?」


「伝説の魔法使いだ。」


それから、作戦をたてた。


「腹いってー!」


トモキが、腹を壊した。


トモキが牢屋から村人に連れ出された瞬間にオーガが村人を気絶させた。


「さあ!伝説の魔法使い探しに行くぞ!」


オーガは、ヤケにやる気になってる。


裏があるなと和人は思った。


「よう!モップ!久しぶり!」


絶世の美女にオーガが話しかけた。


神殿の玉座に座ってる女にオーガはデレデレである。


「やぁ、流浪剣士オーガ、100年ぶりか?」


女は、オーガを見下すように聞いてきた。


「そんな他人行儀な。」


何故か、和人は2人を見ていてイライラした。


ジェラシー?まさかね、心まで女になったかな?


「オーガ、なんの用事だ?」


モップは、気怠そうに聞いた。


「一緒に、旅にいや魔王を倒しに行こう!」


「冗談言うな!」


モップは、少し怒った様子である。


「昔に魔王は、倒した。」


え?


「その、孫が今、魔王になってるんだよ!」


そうなんだ。


「切りが無い!仕方ない!行くぞ!」


どっちなの?


モップは、玉座から降りてオーガにキスをした。











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