第4話逆転生

「あれ?いてー!」


俺は、病院のベットの上で起きた。


点滴と腹の痛み?


「和人!」


母ちゃんが泣いている。


あれ?俺生きてる?


「母ちゃん、トモキは?」


「あぁ、まだ昏睡したまんまだよ。」


隣のベットでトモキは眠っていた。


異世界ー。


「あれ?兄貴?」


トモキは、オーガをおんぶしながら周りをキョロキョロしていた。


オーガは、トモキのオッパイを揉んで鼻血を流している。


トモキは、オーガをぶん投げて和人を探した。


唐突に気絶した。


現代ー。


「いってー!」


トモキは、あまりの激痛に目を覚ました。


「よ!トモキ!」


「兄貴!」


久しぶりに、お互いを見て笑い合った。


「腹いってー!」


「まさか、夢とはね。かなりリアルな夢でしたよね?兄貴?」


「そうだな。」


夜中の病院で、2人腹を押さえながら話した。


「まだ、俺達を刺した奴ら逃げてるみたいっすよ。」


「マジか、ケンカにナイフは男として違うよな?」


和人は、笑いながらトモキに聞いた。


その時、天井から声がした。


「女ども、どこ行ったんだ?」


オーガの声がした。


「トモキ、夢じゃなかったみたいだな?」


「そうすね、兄貴。」


2人が眠りに落ちると


異世界ー。


「オーガ!」 


「おお!お前らどこにいたんだよ?」


相変わらずオーガは血だらけだった。


「野暮用でよ。」


「それより、村が見えたぜ!」


朝の日差しに西洋風の村がキラキラして視界に現れた。

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