ヨハルドダンジョン Ⅶ

「さぁ我が屋敷だ!何も畏まる事はないぞ!私がソナタを満足させるからな、アッハハ!」

「それは楽しみですわ、宜しくお願いしますね、ウフフ♪」

コワイ!コワイ!

「旦那様、後は私どもで処置致します、どうかごゆるりと」

「任せたぞ、私はこのお嬢さんと暫しの宴を楽しむ、誰も通すな!良いか!」

「ハッ!承知致しました」


魅了を掛けたのは子爵だけ、配下はまだだ、アニアは報告を待つ、この屋敷での仕組みとカラクリ、そして証拠も必要だから慌てない


「おいクズ!全て吐け!悪事の全てだ!」

「ハイ!全て話します!」


この町の闇を淡々と話すベルハルド子爵、悪事の全容と多くの被害者達、それは女性だけではなかった、言う事を聞かない商店主や衛兵、冒険者も殺されていた

女性は全部、子爵の餌食となり散々オモチャにした挙げ句売られてる


地下には専用の部屋まで用意され、そこには汚ならしい道具も散乱していた

女を性の道具として弄んだのだ、ベッドと言うにはおこがましい台は、数々の女性の怨念が染み付いてる

アリアにはそれが強く感じる、悪魔故の能力、怨念や強い恨み、これは悪魔との契約には欠かせない負の感情、檻の中でその怨念や恨みを子爵へ向けてるのも強く感じるアリアだ


『フフフ、この屋敷は必要無いわね、余りにも染み付いてるわ、放って置くとウジ虫が涌くわね、下位のレッサーにはご馳走だもの┅┅ククク┅』



「アモンでやす!中へ入れて下せぇ、獲物を持って来やした!へへへ」

「入れ!クズが!」

「へへへ、良いんですかい?俺は子爵様の使いなんですがねぇ?へへへ」

「チッ!黙れ!早く行け!」


ササッと地下へ向かうキタナイは勝手知ったるなんとか、直ぐに地下の扉から入る

そして檻を備え付けの鍵で開け、女性をハダカにして放つ


「おい!そこの!お前はこっちへ来い!俺を楽しませろ、グヘヘ~」

いつもこうしてる、引き摺り出し、口にキタナイのアレを咥えさせる、豊かな胸を強く握り締める女性は悲鳴を上げる


そこへ執事が静かに歩いて来る


「へへへ、執事様、新しい女を連れて来やした、姫の代わりでさぁ、まだ若い冒険者ですぜ、子爵様も気に入るかと?へへへ」


黙ってる執事、女性の頭を掴み前後に揺すり楽しんでる┅┅

そして執事が口を開く


「アモン!お前の処遇が決まった、お前はやり過ぎたのだ、それに知りすぎてる、大人しく首を跳ねられろ」

「ヘッ!何を言ってる!俺は子爵の命令を守っただけだ!それに姫を拐う事は俺にしか出来ねぇ!子爵様はそれで良いのか!アンタは引っ込んでろ!」

「フッ!愚かなクズよ!それに姫など必要無い!代わりの極上品が手に入った、今頃は旦那様が楽しんでおられる、姫には遠く及ばぬ極上品だぞ!お前も残念だったなぁ、あんな美女を一目でも見なかった事を悔やんで死ね!」

「クソッ!ふざけるな!誰がお前なんかに殺されるか!これでも冒険者だぞ!返り討ちにしてやるぜ!おりゃ!」


スパーン! ドサッ


呆気ない、実力の差!この執事!かなりの腕前、流石子爵の執事、護衛も兼ねてるのか┅


そこへ奴隷商人が着いた、この奴隷商人は裏の奴隷商、犯罪絡みのモノを売買する、それは盗品にヒトもだ、だから売られる品は表に出ない

被害者女性達の末路は死ぬだけだ、それが貴族子女だろうが売られたら殺される


「丁度良かった、このクズの後始末を頼む、今回は貴族の娘が3名いるからな、高く売れよ」

「へへ、旦那もヒトが悪い、コイツの様に俺を始末しないで下さいよ?」

「それはダヤン!お前次第だ、コイツの様に勝手をせねば旦那様の琴線に触れん、抜かり無く事を運べ、そうすれば金も手に入ると言うものだ」

「へへ、稼がせて貰ってますからね、こんな旨みの有る商売、手放しはしませんよ、貴族の娘は?」

「こっちだ┅┅まぁ旦那様が楽しんでこうなったが┅元に戻るだろう、そうしたら高く売れ!」

「相変わらずですね、子爵様はオークの絶倫でも持って無さるんですか?」

「オーク以上だ┅だから女が切れると暴れられる、困ったものだ、幼い時に母君からの虐待が原因なのだろう、あれが無ければ┅┅」


ヘルハルド子爵は幼少の頃、産みの親から虐待された、それも性的虐待だ、構って貰えぬ寂しさから、幼子のアレを自分の慰みにしたのだ

それは青年に成っても続き、母君は息子のモノで快楽を貪る

そのせいでヘルハルド子爵は絶倫になるしかなかった

これはもう呪いとしか言えない有り様┅┅

朝から晩まで相手をさせられる、それも幼い時から、次第に成長したモノは、母君には手放せないモノとなり、気が狂うまでムシャブリ尽くした


その母君をヘルハルドは殺した、絶頂の最中に首を絞めたのだ

母君は嬉しそうな顔で息を引き取る、彼はその死体に3日3晩、自分のモノを突き立て続けたらしい┅┅

狂ってる┅┅呪いなのだろう


貴族の娘達はダンジョンにレベリングをしに来た学院生、まだ15歳の乙女、王都の学院では休暇期間はこのレベリングを推奨してる

なぁ~に、付き添いの騎士が魔物を弱らせ止めを子女が行う、レベルアップが簡単に出来る


そこをアモンが罠で連れ去り、替えの死体にすり替える、後は子爵が貴族相手に誤魔化しダンジョンで死んだ事にする

証拠は残らない、ダンジョン様々だ


『ウフフ♪大体掴めたわ、後はこの屋敷のモノを操るだけね┅フフフ♪』


ヘルハルドはベッドでハダカになり悶えてる、婬夢の術に酔い知れてる最中、これは解かない限り続く、絶倫のヘルハルドには永遠に続く拷問でも有る


「これはお嬢さん、旦那様は?」

「ウフフ♪子爵様はベッドでお待ちです┅何度も求められ少しお休みを┅┅」

「そうであったか、旦那様はお強いでな?ソナタも大変だが尽くしてくれ、お気に召されたらソナタも側室となる、尽くせよ」


目が合う┅┅魅了が発動、かなり強い魅了で執事の目は青くなる


「ご主人様、ご命令を」

「そうね、これ迄働いた悪事の証拠を全部出して、税金や領主からの配布金の扱いもよ」

「ハイ、直ちに」


そして屋敷を歩き出会うモノ全てに魅了を掛ける

メイドに侍女、衛兵とか全て、完全制圧、後は地下のモノ達、専用の通路から降りて行くと奴隷商人のダヤンが女性達を馬車へ運んでいた


「誰だ!┅┅お前は?」

「私は新しい子爵様の女よ、この女達は馬鹿よね、大人しく言う事を聞けば良かったのに、まぁ、あのクズに捕まったのは不運としか言えないわね」

「全くだ、あのクズはメチャクチャだったからな、お前さん?こんな所にいて良いのか?子爵が怒るぞ」

「どうかしら?フフ♪ねぇ?私と逃げない?貴方もクズみたいになりたく無いでしょ?」

「そうだな┅┅いつかは殺される、だから証拠を用心で取ってるんだ、女達の名前と身分とかなぁ、売った先もチャンと控えてる、俺はヘマなんてしねえ」

「偉いわね、私も散々遊ばれて売られるのよね?ならば逃げる時に逃げなきゃ馬鹿よね?ウフフ♪どうかしら?このカ・ラ・ダ?好きにしても良いわよ♪」


ゴクリ┅┅眩しい┅┅


ハダカになったアリアの姿に生唾を呑む、そして目が放せず体が自然と吸い寄せられる

極上の体、その体と魅入られる瞳で誘うのだから意識が痺れる┅┅

ズボンを下げモノはビンビン、もう何も考えられなかった


そして┅┅餌食、女郎蜘蛛に狙われた獲物その物

直ぐに貧粗なモノは萎れ子象さんの鼻になりこじんまりと?


『フフ、なぁにそのちっちゃいの?シワクチャで汚いわね、早く証拠を持って来て』


馬車から1冊の書物にした手書きの証拠、丁寧に領収書まで有った

支払われた金額と受け取り書も?

馬鹿だねぇ余程奴隷商人のコイツを信用してる?


「これで良いわ、お前はこの女達を全員乗せてヨハルド領主の所へ行きなさい、洗いざらい話すのよ、わかった?」

「承知しました、ヨハルド領主様の所へ!」


それから執事に屋敷の従業員達全員を外へ出し解雇させる

勿論だがお金も渡す、従業員達も魅了が掛けられてる、それは町を出たら解除する事にしてる


執事に子爵の部屋に火を放つよう指示、それをずっと見ていろと┅

この執事も多くの殺しをしている同罪だ、ヘルハルドは快楽の夢の中、焼かれて死ぬ

生ぬるいがこれがベストだと判断したようだ



何喰わぬ顔で屋敷を後にするアリア、宿に着く頃は子爵の屋敷が燃えてると騒ぎになる

あの奥の院も┅┅助かったモノが要るかはどうでも良かった、子爵を始末してご主人様が安寧ならば全て良かったのだ


ジョウ達が戻る頃には町中が子爵の悪事を知る事になる

証拠がばら蒔かれた、アリアの仕業だが次期に領都でも騒ぎになる、何せ貴族令嬢が3人も被害者となってる

そしてその被害者を買う相手も貴族、王宮に激震が入る、被害者の一人に公爵の娘┅┅第4公女が紛れていた、悲惨にも散々オモチャにされて┅┅


脳天気な爺ぃは何も知らない、アリアが隣の部屋で待ってるなんて、そして騒動が起きる、アリアがご主人様の下僕であり従者だと┅┅┅



下僕、それは奴隷と同じ、アリアを見ればそれは性奴隷だと勘違いするに決まってる

さぁ!どうする?爺ぃ!

アリアはまだ肉体的には未経験の処女なんですよ~♪


男を喰ってるのは夢の中での事、まぁ精を搾り取るのがサキュパスの糧なので┅┅┅死ぬまでって?

枯れる迄搾る、生き延びてもカラカラだから男としては終わってるんだとか┅ 酷な話だ!


俺は爺ぃだが!枯れたりは絶対にイヤだ!まだ!枯れないぞ!



『何を言ってるお馬鹿さん 若いのに┅┅┅いい加減己を知れ!フン!アリアに搾り取られると良いわ!どうせアリアも主のモノになるのだから ナニがハーレムなんて!ですか!心の奥に燃えてる欲望は知ってます!早くハーレムでもなんでも犯りなさい!このエロ爺ぃ!』


ナニをそんなにお怒りか?



▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



「起きたのか?」


トイレへ行く者、顔を洗う者、寝惚けてボ~としてる者、全員ハダカのまま┅┅┅┅┅服着ろよ!


服を着る彼女達が付ける下着はやはりあのダサいガサガサするパンツ、胸は薄いシミーズの様な物か、薄い布を巻いてるだけ汗に弱い、直ぐに蒸れる

下着改善は急がねば!大事な娘達の乳が垂れる

お尻もだ、それにあのパンツの生地は硬く擦れる、大事な部分には宜しく無い、直ぐに作ってやらねば!


に?しても?だ!全然気にしてないのか?まるで俺が女の子だと言わんばかりの振る舞い!

ハダカでウロウロしてるし、目の前でズボンを着てるシャハナちゃん?何でズボンしてるのに上半身ハダカでそこに座る!おっぱい丸出しだよ!しれ~っと茶を飲むな!服を着れ!


「オメダお腹空いた┅何かない?」

「用意してるよ、でも服を着なさい!おっぱい!見えてるぞ」

「うん?別に良い、オメダは何も思わないでしょ?服着るの面倒なんだ、着せて」

「仕方ないなぁ、ホラ?腕をあげて、これか?薄いな?こうして┅これが武具か?革で出来てるんだな?」

「オーガの皮だよ、高いんだこれ、でも衝撃に強くて火とか通さない、あ~んそこはダメ!」

「無理言うなよ、おっぱいが邪魔してるんだ、こうして上にしないと┅」

「あっ┅そこは┅感じる┅上手だね┅そこ┅もっと掴んで┅ハァ~ン」

「変な声を出すんじゃありません!ホラ!立って、スソを下げ無いと!」

「う~ん、しんどい~」

「こら!体を預けるな、もう!しょうがないなぁ┅」


後ろから抱き上げるから胸が手に来る、それをシャハナちゃんが掴みおっぱいに宛がうから、後ろから揉んでるみたいだ

まぁ良い感触だけど?弾力も程よい┅って!ダメダメ!誤解される


「ホラ!これで良いだろ?マッタク!世話の焼ける」

「うん┅ありがと┅やっぱ背が高いね?それに手も大きい┅私のを掴んでた┅フフフ♪」


なんだかなぁ┅皆が席に着くとサッサと配膳して食べる!


「これは?初めて食べるね?」

「ハンバーガーだよ、スープも一緒に」

「ほう?これは肉を挟んでる、美味しい♪」

「暖かい、凄く美味しい、こんなダンジョンなんて信じられない!お風呂も┅┅」

「ホント、オメダがいると全然違うね?驚くわ!」

「俺には普通だけど、それとこれからは俺が前に行くから、アミリラから言われたよ」

「そうなの?大丈夫?」

「でもオメダの実力が見れるわよ」

「ウフフ♪どんなかな?見たいわね♪」

「食べたらこの階層を終わらせ帰るわよ、3日目だからね、それに異変も分かったし大分修まってるみたい、ギルドにも報告と情報を聞きたいからね」


「「「「ハイ!」」」」


そして俺が先頭でこの22階層を行く、鉱物階層だから蛍石が道を照らす

索敵と鑑定に沢山の鉱物が有るのが手に取る様に分かる

これは凄い!宝の宝庫!ミスリル、金、銀、アダマンタイトまで! ジュル~ヨダレ!

これは掘らねば!絶対にだ!


ガバッと壁に向かいタガネを当てハンマーで叩く!叩く!

ゴロンと落ちて転がる塊!それを手にして喜ぶ!


「なによそれ?」

「これはミスリルの塊だよ!こんなにデカイ!向こうにも有る!」


もう魔物なんてどうでも良い!掘るのが先だ!ってんではしゃぐ俺をジト目で見る4人、呆れて見てる┅┅┅





ならば教えてしん是よう!ここの素晴らしさを!聞くが良い!ワァハハ!






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