閉じる
表示設定
目次
6.レベルが上がって強くなっちゃってました。
街を出た私は森の中で迷子になりました……。
「あれ……どこだっけ…？」
どっちから来たんだっけなぁ～。
そういえば無我夢中だったから道とか覚えてなかったよ……。
スプーンももう折れて、すくい上げる部分無くなってタダの細い鉄だし…。
とりあえず服だよね……匂いは取れたけど、
こんな服装じゃ奴隷丸出しだしね。
私は葉っぱで細工をしました。
《パッシブ効果:【集中】獲得しました。》
ここをこうして～
…よし！…………………出来た！
緑の自然を強調した大胆な服出来上がり！！
自然って感じでいいよね～！
人がいる所までは暫くこの格好でいよう。
後は武器だよね～。
流石にもうこのスプーンは使えないし……
でも魔物は出るしどうしようかな。
「あ、これなんか使えそうじゃない？」
【明美は木の棒を拾った】
よし！ボロボロのスプーンよりマシでしょ！
ギャオオオオオオ
早速現れたな……！
「くらえぇ！木の棒タコ殴りぃぃぃぃぃ！！」
《レベルが22に上がりました。》
相変わらずすぐ上がるなぁ、大丈夫かな？
《パッシブ効果:【威力上乗せ】を獲得しました》
おおー！なんかよく分からないけど凄そうなのきたよ！
私は暗くなるまで森を彷徨うことになりました……
《レベルが23に上がりました。》
ここ何回か魔物倒しるんだけど、2しか上がらなくなったなぁ。
やっぱり雑魚相手だと仕方ないよね。
ギャオオオオオオオォン
うわ！なにこの熊みたいなやつ！
めちゃくちゃ大きい熊だ！
どうしよう、こんな棒で勝てるのかな……
でもやってみるしかないよねっ！！
「たぁぁぁぁぁぁぁぁ」
…………一撃でした。
《レベルが24に上がりました》
《レベルが25に上がりました》
あれ？
《レベルが26に上がりました。》
《レベルが27に上がりました。》
んん！？
《レベルが28に上がりました。》
めちゃくちゃ上がるんだけど！！？
《レベルが29に上がりました。》
《レベルが30に上がりました。》
え、あの熊そんなに強かったの……？
一撃だったけど……。
《レベル30になったことによりクラスアップしました。》
クラスアップ……？なんだろう
《職業:奴隷から市民にクラスアップしました。》
私の服装が普通の服に変わった。
え、レベル上がるとまさかのそういう感じなの！？
職業奴隷ってなに！？それ職業じゃないから！！
それに奴隷スタートは基本システムなの！？
それは先に言っといてよ神様ぁぁぁぁぁ！！！
《高坂明美:レベル30【市民】》
・スキル【絶対防御】
・スキル【憤怒】
・パッシブ効果【水耐性】
・パッシブ効果【威力上乗せ】
・パッシブ効果【集中】
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます