第19話 誰ですかこの人?

「なぁ、やっぱり俺たちってやばくないか?」


俺たちは、自信満々に出てきたはいいものの、またもや降りる駅を間違えていた。今度は学校の最寄りだから行けるはずだったんだけどなぁ?

まあ、言っても一駅だし、早めに出てきたから、なんの問題もな、、、。


「「「「、、、」」」」


時刻表で次来る時間を見た俺たちは、結構絶望していた。


「次の電車が15時50分ってどういうこと?」

「「「そういうこと」」」


確かにいつもの学校行く電車と違うのに乗ったよ⁉︎だって通る道一緒でどっちでもつけるからいいと思ったんだもん!そしたらさ、乗ってきた電車しか止まらない駅で降りることになっちゃうしさ、待ち時間長いしさ?もう、最悪!


「えーと、、、」

「ねぇ、お兄ちゃん。とりあえず、連絡しよっか?」

「おう」


とりあえず俺は連絡しておくことにした。

どうやら、三人は俺が電話してる間にどうするか決めるらしい。話すために少し、俺から離れていった。


『あ、すみません。不知火さんですか?』

『はい、そうですけど、、、もしかしてもう着いちゃいました?』

『いえ、逆です。つけそうにないです』

『えーと、、、え?とりあえずそうなった経緯を教えていただいても?』

『はい、俺、結構早めに出たんですけどね、それで、ちょうどきた電車に乗ったんですよ。で、そこの駅まで行くのに俺の家から2本出てるんですけど、その次来るのがめっちゃ後になる電車の方に乗っちゃって、一駅過ぎちゃったんですよね』

『とりあえず、一つ言っても?』

『あ、はいなんでしょう?』

『なんで、学校の最寄駅をとおりすぎるんですか⁉︎何回も降りたことありますよね⁉︎』


うっ、ごもっともな指摘だこと。


『まあ、はいわかりました』


すごい渋々だけど理解してくれた。助かる。


『ですが、どうします?撮影、15時からなんですけど?』

『あー、それは、、、』


「お兄ちゃん!こっから走ったらお兄ちゃんならギリ14時くらいにつけるよ!」

「そっか、わかった」


『というわけで、走っていきますね』

『あー、まあはい。もうなんも言わないんで早めにきてください。頼んでる身ですけど』

『はい、わかりました。失礼します!』


ふぅ、さ、走りますか。


「なあ、俺走ると置いてっちゃうことになるけど大丈夫か?」

「「「全然大丈夫!」」」

「わかった!じゃあ、また後でな!」


そう言って俺は走り出した。




しばらくして。


「では、これから、撮影始めまーす!」

「よろしくお願いしますね?海斗さん」


ところで、誰ですか?この美人さんは?相手の人がいるなんて聞いてないんだけど?





〜???視点〜

やったー!ついに海斗さんと会えるー!

今日、私変じゃないよね?

もう、ほんと相手の人が急遽休みって聞いた時はどうなるかと思ったけど、海斗さんになってよかった!しかも、男性の方との撮影初めてだからね、ほんとにどうしようかと思ってたんだよねぇ。そんなに好きじゃなかったし、相手の人。

よーっし、せっかくだから仲良くなってやる!





第十九話です!

新たな人物が出てきました!

いま、週間が68位?とかで結構順調だと個人的には思ってます!

もうすぐで1万pvもいくので是非読んでいただけると嬉しいです!

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