第14話 浅見光彦シリーズ

 日本テレビ系列の火曜サスペンス劇場が好きだった。

 Wikipediaを見ながらひろってみると、「監察医・室生亜季子」「女検事・霞夕子」「小京都ミステリー」「弁護士・朝日岳之助」「弁護士・高林鮎子」「わが町」、そして浜崎あゆみさんを知ったという意味で「名無しの探偵」の或る回が印象に残っている。

 それから、「浅見光彦ミステリー」が大好きだった。

 浅見光彦を水谷豊さん、お兄さんを高橋悦史さん、お母さんを乙羽信子さんが演じていた。「それは、お前の頭の体操に過ぎない」というような、お兄さんのセリフが印象に残っている。

 光彦たちの家、豪邸の感じもいい感じ。池があって、鯉が泳いでいて。

 原作通りにお兄さんには、娘と息子がいる設定だった。

 富士通のパソコンというかワープロ(?)が出てくるのも良かった。

 浅見光彦シリーズは、各局でテレビドラマ化されているが、このときを超えることはできていないと思う。いや、このときのは原作に忠実ではないという意見もあるだろうし、視聴者それぞれの好みがあって勿論良いとも思う。

 TBS系列の「内田康夫サスペンス 浅見光彦シリーズ」、沢村一樹さんの最初の方のときの配役も確かに良かった。お兄さんが村井国夫さんで、お母さんが加藤治子さんで。

 原作小説の浅見光彦シリーズは内田康夫さんによって一〇〇以上の作品が執筆されたらしいが、僕は、その内のかなりの数を読んだことがある。

 僕の《オススメ》は『華の下にて』(幻冬舎)である。

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