ジハード--信徒たちの戦い＝信仰の努力--短編全3話

古代、ハクサ族の住むハクサの地は海路を使った商取引で栄えた地域だった。
しかし、人口増加と時代の移り変わりとともに世界は軍制国家が台頭し、ハクサの地は大国に呑み込まれ莫大な税が課された。大国の属国になると同時に、いままで蓄えていた富は収奪され、ハクサ族は凋落の一途をたどる。
そんな中、ハクサ族固有の宗教を他の部族や民族にも広めようとする教徒たちが出始める。やがてその宗派はハクサ教と袂を分かちケール教として活動を始める。

大国の下で、集めた信徒たちとともに、信徒たち自身の生きがいと生き残りをかけて活動するハクサ教とケール教の仮想物語です。