第3話
A(木こり)「はーい、斧を落としましたよー」
B(女 神)「ほわんほわんほわん……ほわわわわぁぁぁーんっ!」
A(木こり)「効果音が、ちょっとバージョンアップしている……」
B(女 神)「あなたが落としたのは、金の斧ですか? 銀の斧ですか?」
A(木こり)「いいえー、どっちも違いまーす。私が落としたのは普通の……」
B(女 神)「じゃあ……こちらの、『
A(木こり)「え?」
B(女 神)「それともこっちの、『真の斧・改』ですか?」
A(木こり)「はい?」
B(女 神)「あるいはそっちの、『真の斧・改+50』ですか?」
A(木こり)「ちょっとちょっとーっ⁉ 魅力的な選択肢が、どんどん出てくるんだけどーっ⁉」
B(女 神)「はたまたあっちの、『真の斧・改
A(木こり)「く、くぅぅぅー……。ま、負けないからっ! どんな魅力的な誘惑にも、私は屈しない!」
B(女 神)「この、『闇竜を封じ込めし聖斧・ファヴニーリア』ですか?」
A(木こり)「わ、私が、落としたのは! 普通のぉっ! 鉄のぉーっ……!」
B(女 神)「『夏を先取り! 魅惑の新色、小悪魔風ナチュラルアックス(コラーゲン配合)』ですか?」
A(木こり)「わー、それくださーい! ……あ」
B「今回も、私の勝ちね」
A「はい……。今回は、負けでいいです……」
B「じゃあ、次がいよいよ最終回の裏。泣いても笑っても、これで勝負が決まるわよ⁉ 果たしてあなたは、逆転サヨナラ出来るかしらっ⁉」
A「あのー……。盛り上がってるとこ、本当に申し訳ないんだけど……お願いだから、ルールを教えて?」
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