概要
拳という箱(ボックス)をぶつけ合う熱き戦い──。故にボクシング!
上野アスタはパンチドランカーである。
ガードなんて捨ててバチバチに殴り合うファイトスタイルでボクシングの世界チャンピオンにまで上り詰めたが、その時にはすでに、引退を余儀なくされるほど、脳みそを破損していた。
そして引退して間もなく、夜道を歩いていると、突然に意識がシャットダウンしてしまう。重篤なパンチドランカー症状だ。これまでにも何度も経験がある……。
……と、思ったが、目が覚めると、そこは異世界だった。どうやら、勇者として呼び出されたらしい。
だがアスタが手にした勇者スキルは【初級回復魔法使用回数無限】という、おせじにも勇者としての使い道がなさそうなものであった。
自身の致命的な症状も相まって、召喚された王国から追放されたユウジは、しかし試しに初級回復魔法を自身にかけてみると
ガードなんて捨ててバチバチに殴り合うファイトスタイルでボクシングの世界チャンピオンにまで上り詰めたが、その時にはすでに、引退を余儀なくされるほど、脳みそを破損していた。
そして引退して間もなく、夜道を歩いていると、突然に意識がシャットダウンしてしまう。重篤なパンチドランカー症状だ。これまでにも何度も経験がある……。
……と、思ったが、目が覚めると、そこは異世界だった。どうやら、勇者として呼び出されたらしい。
だがアスタが手にした勇者スキルは【初級回復魔法使用回数無限】という、おせじにも勇者としての使い道がなさそうなものであった。
自身の致命的な症状も相まって、召喚された王国から追放されたユウジは、しかし試しに初級回復魔法を自身にかけてみると
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