短歌『童心妄想歌』 お題:一杯

 けんけんぱ

 なけばうぐいす

 二条城

 うさぎいっぱい

 ふみならせ春


 今回はタイトル通り子供の妄想っぽくしました。ほぼほぼ安直な妄想で一首したためました。〔どうしんもうそうか〕と読んでください。


 ちなみに題名の元ネタは

 万葉歌人、山上憶良の

『貧窮問答歌』

 正しく読むと〔びんぐうもんどうのうた〕のようですが一般的には〔ひんきゅうもんどうか〕で問題ないと思います(正しく読むとむしろ伝わらない案件です)

 元ネタとは打って変わった方向性です(貧窮問答歌は721年当時の農民の貧困とかを訴えた作品なので暗いです。教科書に載ってた知識レベルですが……)


 今回は漢字をあまり使わず、ひらがなを多用しました。

 そうすると「二条城」と「春」に目を留めやすいからです。

 二条城は言わずもがな、ウグイス張りのことの暗示です。

 うさぎいっぱいで〔けんけんぱ〕すれば流石に鳴りそう、というシンプルな妄想です(たぶん、作者もこのどこかにいます。踊ってます 笑)


 あとひとつ、詩を作ってこの作品群も閉じるつもりです(思い付きをこのようにして載せる可能性は大いにあります)


 ひとまず、ここで締めます。

 ありがとうございました。

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