第27話
綾華を誘拐したことにしろ、できなければ殺す
そんな言葉、普段なら信じる訳が無い
でも、あの男の殺すという言葉には、リアリティがあったし、何より綾華の悲鳴が聞こえた。
流石に嘘の限度を超えているし、彼女の立場、大企業の社長令嬢ということを考えると
これは、実際に起きていることで間違いない。
綾華を助けなければいけないがしかし
気になるのは両親のことだった。
光が小学生になる少し前のタイミングで両親は忽然と姿を消した。
二人ともとても優しい人だったと、引き取ってくれた、母方の祖母が教えてくれた。
困っている人がいたら、ほっとけない人だったと
言っていた。
消えた原因はわからないと聞いていがクスリ関係なら突然いなくなったのも納得できる気がする。
あの男は両親について何か知っている可能性が高い、綾華誘拐の犯人をこなせば、何かわかるかもしれない
警察に伝えたら解決するかもしれないが、両親の事が知りたいとずっと思ってた
綾華を守れて、消えた親のことも、わかるなら
やってみせるそう思った。
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