第8話 幕間『ネバーエンディングナイトメア』
青年は魔法少女モノを読む。
そして考える。
もしも本当にいるのなら。
その魔法少女モノとは違うモノを考える。
もし魔法少女同士で敵対していたら。
似たような作品があるらしいが読んだことはない。
だからこそ想像が膨らむ。
何者かはとある青年が主人公の作品を考える。
その青年の人生は波乱万丈でだけどもつまらなく退屈な時もあり、そして物語を想像するのが好き。
青年は知らないその想像が現実となることを。
何者かも知らないその青年が実在していることなど。
だが無限の連鎖の中にとらわれている彼らにとってはそれは些細なことである。
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