第13話 キュアニャミーを探せ!

『コーイケルホンディエ』[ Kooikerhondje ]

 ――オランダ原産の中型犬。16世紀以降、オランダでカモ(アヒル)を罠に誘い込むための"おとり"として活躍できるよう交配された。こういった猟を『トーリング(tolling)』と呼びます。このときに使った端に罠が着いた檻の名前『コーイエン(Kooien)』とおとり猟そのものの名前(コーヘン)、そして現地での『犬(Hond)』から犬種名がついた


 オランダではポピュラーな犬。ふわふわ被毛に大きく揺れるしっぽ、耳にはさらさらした飾り毛など見た目も優雅。毛色は白と明るい茶が混じり、たまに黒のトーンがある子もいる。しかし案外ブラッシングの頻度は少なく週いち程度でも事足りる。ただし垂れ耳は蒸れやすいので細やかな耳掃除が必須


 体高は35~40cm程度、体重は10kg程度と中型犬のなかでは小さめ。明るく活発、人懐っこく飼い主に従順、家族といっしょにいることが好きで賢く物事をたくさん覚えてくれると「なにこの天使?」と思えるくらい飼いやすいわんこ。穏やかな性格故に子どもたちと遊ばせることもできるでしょう。ただし犬は"犬"なので幼少期からのしつけはちゃんとしておこうね。


 ムダ吠えも少なく、フレンドリーで初めての人や犬にも陽キャムーブをかましてくれるのでぶっちゃけ「なんで日本で流行ってないの?」と思ったりする。一時はわんちゃん激減の原因『第二次世界大戦』で絶滅の危機に陥っていた(当時世界に25頭)が、1939年に『ファン・ハーデンブローク・ファン・アマーシュトル男爵夫人』によって救出され、現在の数まで回復した


 日本では『大谷翔平』選手と暮らす『デコピン』が紹介されたことで一気に有名になったが、2023年時点では日本全国で100頭数程度とかなーり数が少ない。デコピンという名はデコイ猟からとられたものなのでは? と勝手に妄想したが、まあそれは単なる推察でしかないのでどうぞご容赦を


ジャパンケネルクラブ(JKC)

ttps://www.jkc.or.jp/archives/world_dogs/2038

国際畜犬連盟(FCI)(英語)

ttps://www.fci.be/en/nomenclature/NEDERLANDSE-KOOIKERHONDJE-314.html




 犬が猫のマネしてるぅ~


 開幕からかわいいわんわんを見られて満足です。ただし猫ちゃんのほうはツンデレどころかツンツンでしたね。まあ「わたしのジャマをしないで」言うくらいだからってのは容易に想像ができます。それに気づいたさとるくんやっぱ賢いねぇ


 タイトルからして、本日はキュアニャミーの正体がわかるのでしょうかね。いったい何ユキなんだとみんな考えてるところですが、当のほんにん――ほんねこ? は飼い主さんに愛情の眼差しを注いでますね


 わんちゃんは基本『鼻』をメインウェポンにしてますが、決して他が劣っているというワケじゃありません


 犬の視覚は人間より悪いとされています。確かに犬は(犬種によりますが)30cmより近いものはすべてボンヤリしてしまったり、人間ほど遠くのものを見分ける力はありません。ただし動体視力に関しては人間のそれを遥かに上回っており、そうねぇ――わんちゃんといっしょに暮らしてる方は、試しに犬の前で指を差し出しヒュンヒュンと反復横跳びさせてください。犬は口をあんぐり開いて、その指をしっかり追尾してくるでしょう。しかも遅れたり早すぎたりすることなく


 なお急激な方向転換はニガテな模様。でもまあ、わんちゃんの動体視力は凄まじいってことでひとつ覚えてね


 なんか『りぼん』とか『なかよし』に出てくる主人公のようなデザインの女の子に犬しゃべりバレしつつ、いろはたちはどんどん遊び、いやキュアニャミーを探しにあっちこっち行きます――うん、子どもの「ぜったい言わない!」は基本"言う"からね、しかたないね。でもまあ、子どもの言うことをホンキにする親もそうそういないからね、しかたないね


 なんか『おジャ魔女どれみ』とか『夢のクレヨン王国』的な演出多くない?


 今回は子どもに『白いもの』を教えてまわる回だったようです。これはいい教育番組だなぁ。んでこんどはこむぎが犬のおまわりさんになって白ヤギを問い詰めてるよ。なんだ今回ギャグ路線になってないか? 前回シリアス展開にしたからバランスとってるのか?


 ごめん、おさんぽコースにいつもウマがいる光景ってどうなの? マジでアニマルタウンに行きたいっていうか引っ越したいんだけど?


 んでやってきたのは『コモンドール』がいるおうち。別名『モップ犬』とも呼ばれる、まあ見た目からわかるようにすっげーモップみたいな犬です。ちな本来護畜犬だけど最近はショードッグ的な扱い


 名前は『もっちゃん』らしいかわいいネーミングに草。ハンガリーの国宝犬だということで、まあこのモフモフと出会いたい方はぜひ東ヨーロッパ旅行へどうぞどうぞ


 にんげんふたりがモップをかわいがってる間、どうやらこむぎ氏スキル:嫉妬:を発動したようです。うん、わんちゃんけっこー嫉妬するよね。レトリーバー界隈ではとくに『ゴールデン・レトリーバー』の嫉妬が有名です。気になった方はぜひ動画検索してみてください


 しかし、なんだあのモップの飼い主やけに個性付けられてたなぁ……まさか、この子がヴィラン的な立ち位置じゃないよね? ――いやまさかな




 なかなかキュアニャミーのしっぽを捕まえられないいろはとさとるとこむぎ。そこへやってきたのはオバタリアンあなたたちいつも一緒だねぇ


 さりげないサブキャラと思わせて、この方々がやってきた時はなんかしらカギになるものを置いていく。今回はまゆがデザインしたらしいコンパクトに反応。例によって人前でしゃべるムーブをかましてくれました


 あ、うん。いろはさん『犬に新しい芸を教えるムーブ』をしてますね。これわたしもやるわ。こう、わんこに「ほら"おて"だよ……"おて"、やってみて」言うて手を差し出して、犬に「え? きゅうになンすか? ――えーっと、こう?」的な感じでやりとりさせるヤツ


 こむぎちゃん、いろはの意図を察して冷や汗演出をみせつつ「にゃぁわん」としゃべりました。とてもわんだふるですね


 オバタリアンに情報をもらって行くも、そこでは『まゆのコンパクトがメチャ人気』という情報しか得られずじまい。いやまあすごいことなんだけどねその商才は。わたしもまゆのセンスを見習いたいものですわ。それとは別に『まゆママキュアニャミー疑惑』があったけどマッハでかいけつ。にゃんにゃんムーブをかますママさんは置いといて、続けて探索するもなかなか成果を上げられないようです


 いや気づけよこむぎ。さとるくんが「スタンド使い同士は惹かれ合う」的な名言を言いつつ、場面は怪しげにまゆ視点へ。どうやらガルガルが出たようです




 まぁーたまゆちゃんだけホラー演出か、こわいなぁ。


 今回はなんだ? ――ソニックいやハリネズミのガルガル? いやスピンアタックしてんじゃねーよ草生えたわ。これで青色してたらマジで大草原どころかX(旧ツイッター)で話題沸騰してたところだぞ


 さとるくんが合流していよいよ正体バレか? っと思いきや「それじゃ」言うてさっさと退散しちゃうキュアニャミー。ほんっとまゆ以外にはツンツンだなおまえ忠猫め


 キュアニャミーのムーブからして、彼女はほんとにまゆのことが好きなんだなぁと思いました。いやこれ『好き』っていうよりはなんでしょうね、ある意味で家族愛というか、そこに絆があるからこそ行動するというか、なんかそういう一途さをニャミーから感じました


 ソニックのスピンダッシュ相手にまっすぐ逃げるのは悪手じゃよプリキュアさん。いやわたしソニックシリーズだけしかやったことないから『スマブラ』におけるソニックを知らんけど、たぶんスピードは全キャラいちばんだと思います。なのでまっすぐ逃げるのは無謀っていうかムリだと思う。でしょ?


 トゲトゲタックルは痛いのでバリア張ってどうにかしようとしてるんだけど、跳ね返してもピンポンして帰ってくる始末。これはどげんかせんといかん言うて、プリキュアはまさかのバリアではさみ永遠スプリングという拷問をソニックに課しました


 これ実際『ソニック』シリーズにもある罠だわ。ジャンプしないと永遠にスプリングに跳ね返され続けるヤツ。詳しくはぜひアナタの手でプレイしてみてください


 が、こっちのソニックは気合と根性でスプリングをぶち破った上に地面を掘って逃げた模様。ハリネズミってそんなことできるんか


ナッ◯ルズ「オレの個性はどこいった?」


 ツンツンしたニャミーは置いといて、とりあえずトゲトゲをどうにかしましょう。ってことで今回はバリアを反射ではなくクッションとして活用し、最後はクマと大木の助けを借りて完全停止成功。じゃけんわんだふるしましょうねぇ~


 これにて一件落着。まゆはいつものように今回の件をユキに話しつつ、ユキの首元には意味深にキラリと光るモノがありましたとさ




 さぁ~て、いつになったらこのツンデレ猫はデレてくれるんでしょうね。と思ってたら次回予告でなんかユキがピンチな感じ?


 まあもともとノラ猫だったし、その間にあぶない病気とかもらってる可能性もあるからね。そういう心配もあるので野生の犬猫には近づかないようにしましょう。狂犬病とかシャレにならんから


 お、次回はまゆがの家にお泊りするらしいよ。うんうん、やっぱ女子中学生言うたらお泊りだよね!(そうなの?


 ぜひ親睦を深めていただければ幸い。ついでに本日のわんだふるコーナーでわたしの心も癒やされておきます。今回もかわいいわんわんにハムハムで大満足だわ


 いぬ、ねこ、はむ、そのほかどんな子でも、わたしたちにとって彼らはかけがえのない"家族"です。今この時を大切に、そして、きっと今後もわたしたちの絆は深く結びついていることでしょう


 人間とお付き合いしてくれているかけがえのない動物たちのために、今後とも彼らが楽しく生きていけるような工夫をしていきたいですね。では、今回プリキュアからもらったゲンキを胸に、また1週間おもしろおかしくやっていきましょう!


 アナタと、アナタの"家族"に幸あれ!!

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