第6話 こむぎ、いろはとケンカする

『ジャック・ラッセル・テリア』[ Jack Russell Terrier ]

  ――イギリス原産の小型犬。19世紀、牧師である『ジャック・ラッセル』に飼育されていた犬種が源流。地元の伝説によれば、熱心なキツネ猟師だった彼はエクセター大学(University of Exeter)にて現在のジャック・ラッセル・テリアに似た外観のわんこと出会ったとされる。白地に黒や茶系が入り交じる被毛。似た犬種に『パーソン・ラッセル・テリア』がある。


 体高は25から30cm、大きければ35cmに行くかもしれない。体重は5キロ程度と小柄だが、その中にはミッチリ筋肉が引き締まっており、強靭な身体と豊富なスタミナでいつまでもどこまでもゲンキに走り抜けられる。


 ネズミを追いかけたり巣穴につっこんで直接ヤるタイプの生粋な猟犬。故に血気盛んな個体が多く、いつでもどこでもしっぽフリフリ元気ハツラツで飼い主のリードを引っ張ってくれる。小柄なので家庭犬としても、まあ運動さえさせれば良い感じですし、ドッグスポーツをやらせてもすっげー楽しんでチャレンジしてくれるでしょう。


 意外と被毛のタイプがあり、毛が短かったり長かったりカールしてたりいろいろある。案外毛並の手入れが頻繁に必要だったりするかもしれない。


 この子の最大級の課題はしつけ。基本社交的で知的な部類になる(まあ、どの犬もそうです)けど運動不足だとストレスフルでこころがガルガルしちゃう。ちょっとした中型犬並の運動量、そしてストレス解消の遊びの時間が必須なので、たとえばボールやひっぱりっこ用のロープなど様々なバリエーションでエクササイズさせましょう。


 並み居る中型犬を差し置いてドッグスポーツで上位に食い込めるポテンシャルを秘めています。ガチの初心者におすすめできるかってと「うん、まあ……きちんと運動させてね」と念押ししたいところですが、このわんこの特性を熟知してドッグスポーツチャレンジさせたい! って方は、ぜひこの子といっしょに優勝の栄冠を目指してみましょう。


ジャパンケネルクラブ(JKC)

ttps://www.jkc.or.jp/archives/world_dogs/2653

国際畜犬連盟(FCI)(英語)

ttps://www.fci.be/en/nomenclature/JACK-RUSSELL-TERRIER-345.html




 ありがとうさぎぃ、じゃなくてキラキラうさぎのパワーを狩りてガルガルペン公をよしよししてやりました前回。さっそくニコガーデンにてペンギン帰還の儀式でございますね。


 キュアフレンディという名前のとおり、どうやらフレンディは仲間の力を借りていろんなキセキを起こせるタイプのようです。どうぶつだいすきいろはちゃんらしい力やね……対して、えーいろはだけずるい! と抗議の熱視線を送るちょっぴりココロがガルガルしちゃったパピヨンがいるみたいですよ。


 どうして使えなかったって、そりゃあおまえがフレンズだからだよ(ケモフレ民並の感想)


 今回のオープニングもイイですね! ちなみにって話だけど、アナタは『プリキュアのタイトルは歴代OP、EDに隠れてる』ってトリビアご存知ですか? 主に後期EDと言われてますが、今回の『わんだふるぷりきゅあ!』はガッツリ『魔法つかいプリキュア!』のOPに載ってます。くわしくは『Dokkin♢魔法つかいプリキュア! 犬』あたりでぐぐってみてね!


 犬ってほんと撫でられるのスキだよねぇ~。犬あるあるなんだけどね、こう、人が近づいてきたときに撫でられてほしい子は「なでて」って感じで身体をたおして足ひろげるの。あれもうほんっとかわいい。


 わんちゃんのキゲンをなおす方法? そりゃあもうオヤツ一択よ。んでママさんはお客さんの到着を待ってるらしいが――やってきた車がナンバープレート不掲載だった件。いや幼児アニメにそういうツッコミはいらねーか。


 で、やってきたのは『いぬい』さんでいいかな。んで愛犬はプードルの『チョコ』ちゃん。どうやら予防接種にやってきたようです。


 わんちゃんは法律により年1で狂犬病ワクチンを打たなければなりません。そのほかいろいろな病気を予防する『混合ワクチン』や犬にとってこわーい『フィラリア』用のおくすり、そのほか寄生虫などなど用のおくすりなど案外ケアが求められます。


 狂犬病ワクチン以外は任意ですが、狂犬病は基本として、多くの飼い主さんが混合ワクチンの注射とフィラリア用のおくすりを服用させてるでしょう。犬といっしょに暮らしてるとね、フィラリア病の情報は必然的に入ってきて、その恐ろしさにこころがぞわぞわぁ~ってするのよ。そうめんみたいなヤツが心臓にうじゃうじゃいるとかマジ勘弁。


 わんちゃんにとって『病院 = なんかやべートコ』っていう認識である場合が多く、さらにあたりまえだけお『注射 = 痛いコワイ』っていう認識のわんこが多いので予防接種会場は阿鼻叫喚の地獄絵図となる場合が多いです。


 うん、まあ見てる側としてはかわいいんだけどね(目そらし


 なんか知らんけど動物に好かれるタイプの人いるよねーうらやま。そしてこむぎ安定の嫉妬。いろはが言うとおり、小型犬はまちがってふんじゃうかもしれないってのがあるので、わたしは将来的にも小型犬をおうちに迎えることはないんだろーなぁと思います。小型犬ってあっちこっちちょこちょこするからこわいねん。


 騒がしい子はケージの中でお留守番。そしてケージの隙間から悲しげな目で見つめるわんこの存在、プライスレス。




 一方、まゆはせっせとお裁縫をしております。この子集中すると周り見えなくなるタイプか。そしてまゆパパさんあらやだイケメン。タンザニアでライオン追いかける仕事ですと? 写真家なのか動物研究家なのか知らんけどイケメンやなぁ。


 イケメンやなぁ(ギラついた目線


 こむぎ氏、なんかいろはのお手伝いがしたいそうです。その意気やよし、しかしやってることはなんだこれ? にちじょう? すっかり絆されやがってこのパピ公め。


 ちなみに『犬といっしょに寝る』という行為は両論あります。お互い癒やされモードでぐっすりかもしれなければ、逆に両者の寝相やらいびきやらなにやらで眠りが浅くなる可能性も捨てきれません。


 愛犬が寝てる最中に異常があったときすぐ気付けるメリットがあれば、たとえばベッドで寝てるなら落下事故や互いの寝相かなにかで下敷きにしちゃったり、さらに言えば犬は毛むくじゃらでノミダニなどが潜んでる場合もあり、それが人のほうへ移住するかもしれない可能性も考えられます。


 そういったメリット・デメリットを考慮するのもひとつの選択でしょう。アナタはわんこといっしょに寝たい派ですか? それとも別々? フリーダムにさせるタイプ?


 次の日の朝、今日もゲンキにパピ公が「おさんぽ! はよ!」と意気込んでおります。若いうちなら階段降りも苦じゃないんですけどね、年をとるとそれが難しくなったり、あるいは着地の衝撃で骨折しちゃったりするのもあるので、えーおそらく10年後の犬飼家の階段はスロープ的な何かが取り付けられているでしょう。


 わんだふるぷりきゅあ版『オトナプリキュア』観たい? ――わたしは見る勇気が要ると思う。


 さんぽ用リードの存在を認知しとるね。しかもオキニだったと。犬ってわりとそういうのあるよね。「おかえり!」言うておもちゃ咥えてくる時はかならずあのボールだとか、さんぽ前にはしゃいで持ってくるボールはアレだとか、なんかそういうワンルールがあるのでしょう。


 こむぎの場合『あのリード』じゃないとダメだったそうです。そうだね、あのリードは思い出がギュッと詰まってるからね。


 あれじゃないとさんぽしないわん!

             VS

           じゃあきょうのおさんぽちゅうし!


 おさんぽ中止はわんこにとって一大事ですぞ。うちの黒ラブはよほどのどしゃ降りでない限り「さんぽいこ?」ってなるタイプなのでね、ずぶ濡れになっておうちに帰ってきた経験が何回かあります。


 ふて寝するパピ子かわいい。そんなひとりといっぴきにパパはおろおろ、そして肝っ玉かーちゃんは「ケンカくらいするでしょ」と。そうね、こういう時のパパママは後方支援に努めりゃおkってもんよ。


 よそ見してぶつかる、わりと犬あるある。っていうか犬って人間ほど目を気にしないんですよね。撫でようとして手をだそうものなら、その手めがけてジャンプしてきたわんわんの目に刺さりそうになった、なんて経験した方多いんじゃないでしょうか?


 ストレスフルになった女の子がすることってなんだと思う? ――ひたすらしゃべることなんだよさとるくん。


 だいじょーぶ、とりあえず聞き役に徹してリャそのうち満足するさ。それが女の子と付き合うってことだよさとしくん――っと、生まれてこの方なオッサンが申しております(潤んだ目


 本日のガルガル、ライオンでございます。おんなの子は都合よく「ケンカはいったん終わり」できちゃうんだよたぶんしらんけど。んでユキちゃんもそのヘンのわんわんたちもトリ公も異変に気づいた模様。


 ライオンってなに? ――えーライオンは洗剤で有名な(ry


 ライオンはネコ(食肉)目ネコ科ヒョウ属の動物でね、主にアフリカ大陸に生息し、世界的に『百獣の王』と言われる強いイメージがあるフレンズなんだ。彼らの群れはプライドと呼ばれ、メスと小ライオンがメインでオスは少数しかいない感じ。完全な肉食獣で食物連鎖の頂点的立ち位置なんだけど、食糧難に陥ったら彼らだって死肉を漁ることはありますよそりゃあ生死がかかってるもの。


 っていうトリビアは置いといてぷりきゅあがんばれー!


 あ、ワンダフルちゃん大怪獣相手にビクッとしております。うん、まあわんわんだからね、コワイもん。以前紹介したと思うけど、動物は恐怖とか緊張と直面したとき身体が硬直しちゃうの。ワンダフルのそれはしゃーない反応ですわよ。限界突破しちゃった子はおしっこシャーってしちゃったりするけどさすがに幼児アニメでそれはない(断固としてない


 こんな強敵にも話し合いで解決しようとするフレンディさんすばらしい心意気。ペンギンモードもかわいいですね。そんな彼女を助けたい、なんとかしたいとタクトを振るうも反応なし。これはピンチですぞ。


 ――おや? なんかガルガルにも一物ありそうな演出ですねぇ。ライオンが苦しんだ時のあのおめめ、もしかしたら、今後今作におけるヴィランが出てくるかもしれません。


 はいケンカ再燃。いろはを助けたいこむぎ、こむぎを守りたいがために言わざるを得ないいろは。これはねぇ、わんこといっしょに暮らしてるとこういう展開あるんだよ。いろはの言葉はムリもない。そりゃあ人間と犬はちがうもん。


 そしてまさかのこむぎが家を出る衝撃のラスト。いやアナタちょっとケンカしたくらいで出てくとかピュアすぎんだろっていうかフツーに脱出可能なのかよ戸締まりどうしたそれともこむぎもしかして脱走常習犯か?


 あ、実際問題犬の家出はちょっと問題です。それでは飼い主の責任になるからね。たまにニュースでやるでしょ? 子どもがやったことのケツを親が拭くように、犬がやったことは飼い主がフキフキするんです。しかしまあ、こむぎには道路に飛び出して車とこんにちはしない未来であることを祈るばかり。


 次回予告。次回はふたりの仲直り回かな? それともこむぎがもつパワーが発見される回なのかな? と楽しみにしてたらすべて最後の変顔にもってかれた。こむぎおめーなんて顔しやがるちょっとJOJOのマンガで未来予知するスタンドを思い出した。そんなデザイじゃない?


 今日のわんだふるもかわいい! あ、いちばん左がかわいいだけじゃなくて「おいしそう」に見えちゃったごめん! わたし鶏肉だいすきやねんゆるして!!


 ちなみに犬肉も食用であります。中国とか東南アジア圏とか、あとヨーロッパにもそういう文化もってる国あった気がする。まあ興味ある方はググってみてください。わたしは、まあ犬は癒やされるものということでいっしょに暮らしております、はい。


 いやー今回ハラハラドキドキの回でしたね。まさかのケンカ別れで終了という子どもギャン泣き展開でした。アナタはともだちとそんなケンカしたことがありましたか?


 その子とは仲直りしましたか? ――そういう時は、アナタのほうからごめんなさいした方がいいと思いますよ。これ勘違いしないでほしいんだけど、謝るということは自分がすべて悪いと認めるワケじゃないんです。ごめんなさいは『またいっしょに"絆"を深めていきたい』という意思表示。ケンカの原因や良し悪しは置いといて、この瞬間、今からアナタとまた仲良くなっていきたいというこころを示すには「ごめんなさい」がいちばん大事だったりするんです。


 ともだちを大切にしましょう。自分がもつ、人やどうぶつたちとの絆を大事にしましょう。そうすりゃきっと、アナタのこころからガルガルが消えていくはずですよ。


 アナタと、アナタの"家族"に幸あれ!

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