第43話 カルドラさんの教え

第43話 カルドラさんの教え


カルドラ『2人ともおはよう…早速だが…君達に、私が冒険者として得てきた知識を伝えていく』


早朝…私達は、カルドラさんの言われた通り学園の裏側に広がる植物園に来ていた


カルドラ『まずは、魔力を持つ者が生まれ付き持つ力を魔力操作と言う』

カルドラ『本来生まれる前に、一人一人が個々の感覚を持ちその感覚によって、魔力操作が可能になる』

カルドラ『初めは、自身の魔力を抑えて留める事。慣れてくると、自身の魔力を隠して感知出来なくしたり、武器などに自身の魔力を流し込んで魔導具を発動させたりも出来る。』

カルドラ『だが…魔力操作は、自身の魔力を抑えるだけでも冒険として役に立つ』

カルドラ『私が、冒険者として活動していた時に最も重要な最低限があった』

カルドラ『それは、三つある。一つは、さっき言った魔力操作の魔力を抑える事だもう一つは、魔力感知だ。少しでも出来れば十分そして、もう一つ…それは、魔力耐性だ。』

カルドラ『今まで言ってなかったね。』

カルドラ『何たってこれは、ここ森緑大陸にはほとんど必要としない最低限の力なんだ。』

カルドラ『必要とするのは、自身の身に危険が及ぶ自然の影響と…他者の魔力属性から自身を守る事の2つが主な使い方だ。』

カルドラ『更に挙げれば、鋭利な武器から自身の防御を高めたり武術などの格闘戦を有利にしたりも可能になる』

カルドラ『魔力耐性は、自身が生まれ持っている属性しか耐性を得られない。属性が付与されていない剣技や魔技などは確かに存在はするがそのほとんどが、属性が備わっているだから…属性を持たないと言うことは、魔法師としては厳しい現状になる』

カルドラ『パメラさんの、私が感じたことの無い属性は回復術に特化している魔力耐性での物理に対する防御はその膨大な魔力で補えるとしても』

カルドラ『属性に対する耐性は、不可かもしれない』

カルドラ『魔力を持つ者は、生まれ付き魔力質量が決まっている。この呼び名の意味は、質と量だ。まず質が高ければ高いほど回復術を使った時に、分かりやすく出てくる。そう…実技試験や庭で実際にやった時に、行ったあの方法ならいち早く個人の質を測る事が出来る。パメラさんなら、いつか魔法の理…当たり前そのものを乗り越えられる質を持ち。シェルピーさんは、将軍クラスでもあまり類を見ない様々な魔法術へのセンスと質を持っている訳だ。』

カルドラ『まずは、この先ここ森緑大陸を出て他の7つあると言われている大陸を目指すのなら、この魔力耐性が必須となる』

カルドラ『自然の影響から身を守るとは、自身の生まれ持つ属性とその有利な属性から自身の身を守ることになる。炎なら暑さと寒さに強くなり、水なら暑さから身を守りまた、属性変化が扱えないと、寒さには弱くなる。風なら水中での呼吸と水圧から身を守れる』

カルドラ『雷と地更に光と闇は自然への耐性は、持たない変わりに、様々な属性への耐性が可能になる』


カルドラ『炎なら炎・(氷)・地の属性変化全般への耐性を持つ』

カルドラ『水なら水・炎の属性変化の温度によって耐性を得られない場合がある・地の属性変化を除いた場合の耐性を持つ』

カルドラ『風なら炎の属性変化を除く・(霧)・風の耐性を持つ』

カルドラ『雷なら炎の属性変化を除く・水の属性変化を除く・風の属性変化を除くへの耐性を持ち』

カルドラ『地なら炎・風・雷に耐性を持つだが水と地の属性変化には弱いイメージがある。』

カルドラ『光なら炎・風・雷・光に耐性を持つ万能属性だ。』

カルドラ『闇なら水・風・地・闇に耐性を持つ万能属性だ。』


カルドラ『だがこれらは、あくまで魔力耐性を極限まで極めた者が得る耐性だ。その時の、熟練具合によって大きく変化するのを忘れないでくれ』

カルドラ『魔力耐性を、得なくても他に厳しい自然環境から自身らを守る方法は、他にもあるそれは…』

カルドラ『応用術の一つである加護魔法だ。』

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