第40話 魔法の理
第40話 魔法の理
シェルピー『ハンバーグとは、何でしょうか?』
席に着くと同時に、シェルピーさんが問いかける
パメラ『あわわ…えっと…』
私は、初めて困ってしまった。
ハンバーグ…それは、お母さんが初めて私に作ってくれた料理だ
私は、病室を出られなかったが食欲は確かにあった…
よく食べる子だとお父さんが、喜んでくれていたっけ…
あれは、前世でのいい思い出だ。
パメラ『その…お肉で作るお料理です』
シェルピー『なんか美味しそう…』
シェルピー『今度一緒に、作ってみましょう!』
思わず私は、嬉しくなった
作り方もまだ分からないだが、一緒に料理を作る楽しさは想像でも楽しそうと思ってしまう
パメラ『うん!』
アゼール『ふふっなんか楽しそうね!良い事だわ』
アゼール『そのハンバーグ?というお料理是非とも私にも、頂けるかしら?』
ランザリオ『お肉を使った料理…美味しく無い訳が無いのは常識』
ユリウス『確かに良い響きだハンバーグとやらは…』
ユリウス『それなら、料理魔法が活躍するな』
アゼール『そうですね…それなら料理心が無いランザリオさんでも出来そうです』
ランザリオ『まず応用術が苦手な私が、料理魔法を扱えないのは常識…』
この学園で、お友達ができたみたいだったとても優しい方達だった
アゼール『可愛い子達』
アゼール『せっかく会った機会ですので、これをお伝えします。』
アゼール『本当は、夜中にお伝えしたかったのですが…』
アゼール『実技試験で、教師の方達が魔力感知出来なくなるほどの魔力を持っているのは本当なのでしょうか?』
ユリウス『…』
ランザリオ『それは常識なのですか?』
アゼール『そして、回復術も治せる筈のない病や植物の生命(いのち)すらも蘇らせたとか…』
ユリウス『だが…特別入門者だ…それも全て事実だろう…』
シェルピー『はい本当です。』
ユリウス『!』
アゼール『!』
ランザリオ『!』
ユリウス『嘘はついていないこの子達の、目は真剣だ』
ランザリオ『確かに人の目を見て話すのも常識であり、人に嘘をつかないのは常識』
アゼール『間違いでは無いようね』
周りが騒ぎ出した
アゼール『分かりました。それだけ確認したかったのです。それでは、今回はこれで…』
3人は、同様しているようだった
無理も無い
あの時の私には、とても理解しきれていなかったが
この世界の理の一つを破った事と同じだったからだ
シェルピー『そうですねでは何から、致しましょうか?』
私は、取り敢えずレクサムに今出来るようになった全てを伝えたかった。
学園を後にして、レクサムに会いに行くのだった…
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