第39話 厳しい現実と七大特有魔法
第39話 厳しい現実と七大特有魔法
朝からお腹が、空いた…
私は、シェルピーさんと共に一階の食事フロアに向かった
フロアの奥には、最有力入門者が食事をしていた
アゼール『それで…他の3年生はどちらでしょうか?』
ランザリオ『他の者達は、私達には着いて来れないこれは…常識』
アゼール『そうでした…皆さんこの前落門されていました。興味が無さすぎて忘れていましたわ』
ユリウス『それぐらいにしておけ…2人ともあの者達は、夢を閉ざされたんだ』
ランザリオ『確かに落門者への無礼は、常識ではありませんでした。』
アゼール『これは、失礼致しましたわ』
1年入門者A『あれが、この学園の最有力入門者か…』
1年入門者B『よせ…話が聞こえる』
1年入門者C『3年生は、現在あの方達しか居ないらしい何でも、全て蹴り落としたとか…』
1年入門者A『実力でか?』
1年入門者C『ああそうだ』
私は、オーダー形式とバイキング形式で迷っていたが選んでいる時に、厳しい現実の話を聞いてしまう
1年入門者C『毎年3つの学園全て合わせて、1500人を越える入門者が入って来るそれらは、10のクラスに分けられて各々が魔法を学び合同実技試験では5つに区分されて審査される』
1年入門者A『昨日のあの試験か』
1年入門者C『1年までは、今後の審査基準を設定するだけの試験だがそれも罠になる俺たちは…もう落門に足を浸けている』
1年入門者A『!』
1年入門者B『まさか、審査基準って』
1年入門者C『そうだ…審査の優先候補を決めているんだ。満たさない者は、見落とされる。もし、仮に上に上がりいい成績を残したとしてもそれ以上は、上がらない壁が出来る。限界があるんだ』
1年入門者C『2年まで上り詰められるのは、一つの学園でも500人居たとしたらその内の150人までしか上がれ無いんだ。』
1年入門者C『まだそんなの序の口だ…一級なら様々な試験で落門者が現れる』
1年入門者C『3年では、多くてたったの10人だ』
1年入門者B『お前、それ…オスマーズとセルスピアの基準だろ』
1年入門者A『えっ?』
1年入門者B『現在ソルティシアには、1年を除いて1人も居ないぞ全員落門となった2年に上がる事もなく…』
1年入門者A『はっ?嘘だろ…』
1年入門者D『それなら、私も聞きましたわ例え、貴族であろうと才がある者であろうと、あそこは問答無用で落門になる事を…』
1年入門者B『だがなそんな主導国の一級魔導学園でも、近頃出門者が3人居たな…』
1年入門者A『良かった1人も居ないのかと思った』
1年入門者B『まあ近頃と言っても4年前だけどな』
1年入門者B『1人は、全ての武器を扱える天才と…1人は、現在は此処の魔導将軍についている貴族出…そして最後の1人は、出門する際に特有魔法を登録したらしい』
1年入門者A『おい特有魔法って』
1年入門者B『ああ、本来出門する際に魔法師となった者は、どの階級であっても魔導協会が登録・管理している剣法・魔法を使用できるようになっている。自分に合った剣法・魔法を選びそれを覚えて冒険者や魔導将軍に就くんだ。自分が編み出した魔法は、公有魔法「編み出した者の許諾無く誰でも扱うことができる魔法」に必ず登録したり、保有魔法「編み出した者が許諾または伝授しないと使用出来ない保護された魔法」のどちらかに必ず登録するのが一般的だ』
1年入門者B『だが、凡人の俺たちには理解が出来ない力を持つ者が稀に居るらしいその者達が、編み出しその者達しか扱えない魔法を「特有魔法」と呼ぶこれは、許諾関係無しにその者の特性と呼ばれる力しか扱え無いのでどうしょうも無い』
1年入門者B『そして4年前変わることの無かった。登録の歴史を塗り替えた者が現れた』
1年入門者A『それってまさか…』
1年入門者C『ついに選ばれた者が…』
1年入門者B『特有魔法の中で最も強大であり唯一無二の魔法を、七大特有魔法として記録することになっている』
1年入門者B『それは、保持者が死亡しても記録され続けまた新たに認められた魔法をその記録に上書きして行く。そうやって魔法の歴史を繰り返してきた』
1年入門者B『その者の名は…』
シェルピー『パメラさん』
私は、カウンターの前で立ち往生してしまっており多くの入門者を待たせていた
そこには、2年の方の姿もある
パメラ『ごっごめんなさい』
2年入門者A『月の紋章…あの子が噂の特別入門者?』
2年入門者B『どうしたんだろ?考え事かな…』
2年入門者C『あの子謝れるしいい子じゃん』
私の好物であるハンバーグを、頼むと料理師が困っていた
そうだ此処は…
私は、慌ててメニューの中で美味しそうなものを注文すると席に着いた
シェルピー『ハンバーグ?』
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